【機能不全家族の悩み】言いたいことが言えずに…

AC克服カウンセリング大阪の吉野です。

「機能不全家族(きのうふぜんかぞく)」という言葉を聞くと、少し顔をゆがめながら「重いね…」と言う方は少なくありません。

ただ、心理学者の説で

機能不全家族は全体の85%に及ぶ

と言われるくらい、実は【機能不全家族】というのはほとんどの家庭に存在する身近な問題、とも言えるのです。

 

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機能不全家族の特徴をカンタンにまとめると

「機能不全家族とは?」「どういう状況を機能不全家族と言うの?」については、「機能不全家族とアダルトチルドレンの関係とは」のページで詳しくまとめていますが、その中で機能不全家族の特徴についてまとめたものを引用すると

① 家族の誰かが常に緊張状態にある
② 家族の誰かが『別の自分にならなければいけない』状態にある
③ 家族の誰かが『被害者』『加害者』『傍観者』『脅迫者』の役割についている

という状況です。

 

今回は、アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けられた方の声を紹介しながら、上記の3つの条件は意外と身近なところにある問題なんだ、ということをお伝えできれば。。。と考えています。

 

機能不全家族の例「言いたいことが言えずに…」

『機能不全家族』と言うと、なんだかひどい虐待や育児放棄のある家庭を想像される方も少なくないと思います。
でも実際はそうではなくて、「親に対して言いたいことが言えない状況」があるだけでも機能不全状態だと言える、とAC克服カウンセリングでは定義しています。

ある方の例では

父はいつもイライラして、自分の価値観を押し付ける人でした。
それに対し、母は父の前では黙っているのに、父がいなくなると私に父の愚痴をずっと言っていました。

買って欲しいものがあっても母はいつも「お父さんが怒るから」「お父さんの稼ぎが悪いから」と言い、父はいつも不機嫌で…。

母を困らせるくらいなら何も言わない方がましだと思って生きてきました。

(Yさん:大阪市)

他の方も同様に

母は異常なくらい教育熱心で、僕が99点を取ったら「足りなかった1点」がどれだけ重要で、どんなに僕がバカなことをしているか、どんなに甘えているか、親の期待を裏切ってしまっているかを延々説教してきました。
その後100点を取り続けても、決して褒めてはもらえず、何ヶ月経っても過去の99点のことを引き合いに出しては、できてないことばかりを指摘される毎日でした。

(Kさん:神戸市)

その他にも

恋愛相談なんて親には絶対できなかった

スマホで勉強してたら「遊んでる」など、自分の価値観に合わないものは否定された

姉弟が事故に合ってから「今どこにいる?」「門限まであと2分」とLINEや電話がものすごく増えて…

兄弟と成績を比べられ、いつも「アホ」「デキソコナイ」と言われ続けた

「お姉ちゃんでしょ」と自分ばかり家事を手伝わされ、失敗したら全部自分のせいにされた

こんなご相談がAC克服カウンセリング大阪には日々寄せられています。

親からしてみたら何気ない日々の1シーンのようなできごとであっても、その価値観に従わされる立場にとっては「コントロールされている」「自分の言いたいことも言える状態じゃない」と感じられることは少なくないのです。

親御さんにしてみても、自分も過去そういう目にあって「こんな子育てはイヤだ」と思いながらも、いざ自分が親になってみたら親と同じようになっていた、という話もよく聞きます。

機能不全家族が85%、と言われるのは【機能不全家族は次の世代へとバトンタッチしやすい】から、というのが私の実感です。

ここで、機能不全家族にありがちな価値観(考え方)について触れます。

 

機能不全家族が生まれやすい『考え方』

  • 親はいつも正しい
  • 親が謝るなど言語道断
  • (子や夫・妻は)甘やかすとつけあがる
  • 少々キツく叱ったくらいじゃわからない
  • 子供は何もわかってない

多くの方がこのような誤った考え方を持ち、半ば信じ込もうとしがち。

そして、とてもよくあることなのですが、例えばお子さんが不登校になったときに

「外で何かあったのか?と聞いても何も言ってくれない。「厳しく言わなきゃダメだ」と他のママ友に言われて厳しく接してみたりしてもダメ。もっと厳しくした方がいいんでしょうか?」と異口同音に言われる親御さんが多いのが現状です。

そして、上記の考え方とは逆、つまり

  • 親が間違うこともある。子が正しいこともある
  • 親が謝らなければならない状況だってある
  • じっくり話を聞き、対話することで立ち上がれることもある
  • 一方的に叱ったり、不安や価値観を押し付けないでいい
  • 子供は全部見ている。すべて子供なりに理解している

ということをゆっくりと受け入れていくことができた方から、機能不全家族状態を克服する道を見つけていかれます。

 

アダルトチルドレンが育児をし、機能不全家族を作っている

「親が間違うことがある?親も謝るべき?子供は全部理解している?」

頭では理解できても、心情的に納得できない親御さんも少なくありません。なぜなら。
その親御さんご自身も機能不全家族に育ち、親の価値観を押し付けられて育ったアダルトチルドレンである場合がとても多いからです。

  • 自分が良いと思ったものは子も喜ぶはず
  • この部活(塾・勉強法)をさせておけば、今は嫌がっても将来感謝するはず
  • 言うことを聞かないときは怒ったり罰を与えるのはしょうがない

このような想いを持ってしまうのは、ご自身も親からそのような教育を施されてきたから、なのかも知れません。

今、お隣の国の教育事情(学力がすべて・一流大学に入ることがすべて・試験会場にパトカーで送る異常ぶり)が報道され、それを冷ややかに見ている方も少なくないと思います。
でもそれと似たようなことを自分の子にも無意識に課している親御さんも多いはず。

それは、ご自分も親からそういう教育を受けてきたからであり、自分の子へと無意識にバトンタッチしようとしている事実があるから。

 

アダルトチルドレンが育児をし、機能不全家族を作っている。
そしてそれは代々続いている。

という現状を理解し、常に家庭内に必要のない緊張感が生まれていないかをチェックしてみて欲しい。
そんな風に考えています。

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機能不全家族に育ち『自信が持てない』人が増えている

今、大学生や社会人、主婦の中で『自信が持てない人たち』が急増しているように感じます。

自分自身の『強み』や『魅力』『オンリーワン』が見つからないために、立派な経歴を持ちながらも面接試験や社会の現場で自分を表現することができずに苦しんでいる方。

「自分ってなんだろう?」「居てもいいんだろうか?」「消えたいと考えたら止まらなくなってしまう」という『負の思考ループ』にはまり込んでしまう方。

 

言葉を選ばずに言うと、機能不全家族の中で、自分で考えることを奪われ、他人の価値観に振り回されながら生きてきた状態でいきなり社会に放り出される。
そこでいきなり「自分の意見を言いなさい」「自己主張をちゃんとしなさい」と言われてしまう側は本当に大変だと思います。

よくバラエティ番組などで「むちゃぶり」と言う言葉がありますが、機能不全家族の中で育ったアダルトチルドレンにとっては、家庭で経験できなかった「自己表現」を急に社会で発信しましょう、などと言われてもどうしていいかわからないのです。

まさにむちゃぶりな状態が、毎日起こっている。
そんな状態から脱却するためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

脱『機能不全家族』!今日からできる3つの考え方

機能不全家族に育ち、自分の意見が言えなくなってしまった方にお伝えしたい3つのことがあります。それは

  • 一瞬で別人になろうとしなくても構わない
  • 1日1個の自己表現を自分で認め、小さなお祝いをする
  • 言えない自分は永遠ではない

です。

一瞬で別人になろうとしなくても構わない【あり方】

今まで自転車に乗れなかった人が「甘い・弱い・情けない」などと叱られて、心を入れ替えて一瞬で乗れるようになる、などということはありません。

適切なトレーニングを受けて、ゆっくりと乗れるように練習を繰り返し、そこでコツをつかんでできるようになっていくはず。

心だって同じ。そして習慣だって同じです。

まずは自分自身に「一瞬で別人のように◯◯できるようにならなくってもいいんだ」と言い聞かせて欲しいのです。

今まで経験が無かった(または少なかった)分、これからできるようになるまでのトレーニングを楽しむと決めて取り組んで欲しい。
そう考えています。

1日1個の自己表現を自分で認め、小さなお祝いをする【やり方】

言いたいことが言えない人は【自分で自分を認める】経験が極端に少ないと感じています。
そこで、これも意識的に少しずつ経験を増やしていきます。

自分が欲しいと思ったらそれを買ってみる。
自分が欲しいと思ったらそれを表現してみる。

それができたら小さなお祝いをする。そういう状況を続けていくプログラムを作っていきます。

例えば、人によっては『コンビニで食べたいアイスを買う』等からはじめる場合もあります。
『聞こえなくてもいいから「おはよう」と言ってみる』からはじめる場合だってあるのです。

それを「そんなこと」「くだらない」と言わずに始めてみる。そしてできたら小さなお祝いをする。

そんな小さな繰り返し(ベイビーステップ)が将来大きな一歩につながるのです。

言えない自分は永遠ではない【あり方】

そして。ここが一番大事なのかも知れません。

「今言いたいことが言えないとしても、それは永遠ではない」ということを常に自分に語りかけ、少しずつの変化を認めていくことが大切です。

いきなりは変われないけれど。小さなことから始めて周囲は笑うかも知れないけれど。でも。今の自分は永遠ではない。だから続ける。
この気持ちを失わずにいる限り、あなたはきっと変われます。

そして。

その他多くのAC克服のためのカウンセリングの手法を駆使して。
変われる自分を実感していくプログラムがある、ということを。
機能不全家族から抜け出られる道がある、ということを。
少しずつ実感していくことで、人生が変わっていくのです。

 

機能不全家族に悩むあなたへ

もし今、ここまでお読みくださったあなたが

「まさにウチの家がこんな感じ(機能不全家族)だった」
「親として、機能不全状態にしてしまっているんじゃ…」

と感じられたとしても、今まですべてが間違っていた、という訳ではありません。
そして「これで自分の人生は失敗確定」という訳でもありません。

気付いたところからやり直せばいいし、何度でもやり直しはできるのです。

機能不全家族の状態が長期化したり、あまりにも厳しい状態だった場合、

  • 引きこもり(不登校)
  • うつや統合失調症などのストレス障害
  • 何らかの依存症(ギャンブル・アルコール・セックス・買い物・他者への必要以上の介入等)
  • アダルトチルドレンにありがちな思い込み(攻撃される・批判される・否定される・自分なんて価値がない等)に苦しむ
  • イジメや一方的な言い分を受け入れてしまう
  • 自分の気持ちが表現できない

などの状況に苦しむ場合が少なくありません。

もしそうなってしまったからと言って、それは解決不可能な問題ではありません。

適切なカウンセリングと、アダルトチルドレン克服のためのワークをこなしていくことで、機能不全家族の問題を克服し、自分自身の価値を認め直すことは可能です。

「普通になりたい」。

こう言って涙を浮かべられる方は少なくありません。
アダルトチルドレン克服カウンセラーとしては痛いほどよくわかる言葉です。

機能不全家族から卒業し、普通に笑えて自分自身に生きる許可を与えられる道はある。
それを忘れないで欲しいのです。

 

関連記事:機能不全家族とアダルトチルドレンの関係とは

 

 

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