アダルトチルドレンについてよく分かる小冊子(PDF)
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「自信が持てないんです」
「失敗したらどうしようといつも怖くなってしまう」
「どうすれば自己肯定感を高くすることができますか?」
こんなご相談をよくいただきます。
「自信を持つ」とか「自分軸をしっかり持つ」「自己肯定感を高める」「失敗を恐れず立ち向かう」という言葉は、成功法則本や自己啓発本によく出てくる言葉ですが、でもこれらの本を読んでみても、自分の今までの生き方を変えることができないことが多いもの。
実は、自己啓発本や成功法則本には書いていない
「アダルトチルドレン克服」という心理的なアプローチから、心のあり方を変えていくことで心を強くしていくことは可能なのです。
今回は【アダルトチルドレンを克服して心を強くする方法】について考えてみたいと思います。
なぜ自信が持てなくなってしまったのか
アダルトチルドレン(AC)克服カウンセリングに来られる方の多くが、
来られたときにはすでに自信喪失されている状態と言えます。
どこかで自信を失ってきた状態で
「自信が持てないんです」
「失敗したらどうしようといつも怖くなってしまう」
「どうすれば自己肯定感を高くすることができますか?」
というご相談をされます。
詳しくお話を聞いてみると
「昔から言われたことはできたが、自分で考えて行動することが苦手だった」
「勉強はまぁまぁできる方だけど、リーダーシップを取るのが苦手」
「昇進の話が出ているけれど、役に立てる自信が持てない」
「子供の頃は自信満々なタイプだったが、いつの間にかネガティブな性格になった」
「普通に生きてきたけれど、ふと気がつくと自分では何も決められないことに気付いた」
などと言われます。
この自信。いったいどこに置き忘れてきてしまったのでしょう?
アダルトチルドレン克服のための「自信のつけ方」
成功法則本や自己啓発本には「自信のつけ方」についてこんな風に書かれているものが少なくありません。
- 自分を認めよう
- 自分を褒めよう
- アファメーションが効果的(「自分にはできる」などの特定の言葉を唱え続ける)
- 自分の中にある「できない」気持ちを追い出そう
- 成功体験を積もう
たしかにこれができたらすごそうです。でも多くの方が
「そもそも自分をどうやって認めたらいいかわからない」
「こんな自分のどこを褒めたらいいのかわからないし褒め方がわからない」
「できないと思いこんでいることをいくら言っても無駄な気がする…」
「だからどうやったらできない気持ちを追い出せるのか知りたくて本を読んでるのに…」
「成功体験が積めないと自信が持てないのか…じゃぁ自分には難しい…」
こんな風に考えてしまいがち。
自分に自信を失いかけてしまった方にとっては、自己啓発本や成功法則本に書かれている【法則】ですら「自分にはできない」と確信を深めるための「痛いアドバイス」にしか受け取れないのです。
これらの思い込みを書き換えていきながら、失ってしまった自信を少しずつ取り戻すための方法がアダルトチルドレン克服カウンセリングにはある、と考えています。
自信を失った人が選びがちな生き方とは
アダルトチルドレンを説明するのに「自信」という言葉を使うとこうなります。
「子供の頃に『自信』を剥奪されてしまった人」
つまり、子供時代に何らかのできごとがあった、または日常的なやりとりの中で、
親や姉弟、または学校の先生や友達などから自信を奪われるような経験をしてきた方が、大人になってから不安感を感じてしまうようになってしまったのだと考えています。
自信を過去に剥奪された経験があったり、日常的に「あんたには無理」「危ないからやめなさい」「失敗したらどうするの」「ほら。親(先生・兄・姉)の言うことを聞かないからよ」などと言われ続けてしまうと、
「自分で考えるのはやめよう。どうせ親が言った通りにしかやらせてもらえないんだし」
という生き方を選ぶ(選ばされる)ことになりがち。
そうなってしまうと
- 自分で考えることをやめる(誰かの言うとおりにやろうとする)
- 自分でやることをやめる(誰かがやってくれる)
- 自分で決めることをやめる(誰かが決めてくれる)
という生き方になってしまうのです。
子供のころはこれでも良かったのかも知れません。でも段々大人になってくるにつれて
「自分で判断して」
「自分の人生は自分で責任を持て」
「行動がすべてだ」
という言葉に振り回され始めることになります。
そして今まで自分で決めることが少なかった人はさらに自信をつけることができない状況に陥ってしまうのです。
アダルトチルドレンを克服して、自分に自信を取り戻す方法
「自信が持てない」「失敗が怖い」「自己重要感が持てない」人で、自己啓発本やセミナーなどでは効果を感じられなかった人は
自分の過去を書き換える
という作業を体感してみることをお勧めします。
「でも、自己啓発本には「過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」って書いてあったし…」
と考えてしまう方もいるかも知れませんね。(実は私自身がその言葉に何年も迷い、答えが出ないままぐるぐる廻りをした経験があるのです…)
でも。自分自身が過去を書き換えていく経験をした結果、自分に自信を持つことが許可できるようになっていったのです。
これから説明する方法が『アダルトチルドレンを克服して自分に自信を持つ方法』です。
- 自分が自信を持てなくなった「きっかけ」となったできごとを思い出す
- 自分が決めてしまった「思い込み」を思い出す
- 思い込みがいかに間違っているかに気づく
- 過去に介入して間違いを修正していく
- 日々の生活で楽しみながら実践していく
この流れを効果的に行うことで、『失った自信を取り戻す』ことが可能になります。
以下に詳しく説明していきます。
①自信を持てなくなった「きっかけ」を思い出す
自信が持てなくなったきっかけは人それぞれですが、多くの場合『子供の頃に親や周囲の人から自信を奪われた』経験があるもの。
例えば
- 日常的に「とにかく言うことを聞いていればいい」と言われた
- 何をやっても叱られた
- 「あんたのせいでややこしいことになった」と言われた
- 「お願いだから言うことを聞いてちょうだい」「困らせないで」と言われ続けた
- 「あんたのやることなんて大したことない」「間違えてばかり」と否定され続けた
などなど。
こういう経験を繰り返していくうちに、いつの間にか自分に自信が持てない人の『核(コア)』が形成されていきます。
例えば、ACカウンセリングにご相談に来られたある方(モデルさんか、と思ってしまうような美しい方でした)は、子供の頃から親から美しさを否定するようなことを言われ続けたそうです。
それが原因となってすっかり自信を失い、すれ違う男性が何人も振り返って見られる度に「変なものでも付いるのかも」とか「スカート履くのを忘れて来たんじゃないか」といつも怖くなってしまうんです…。と言われていました。
きっと親にしてみたら「キレイだけれどそれで調子に乗って高飛車な美人になったら困る」「ただの冗談のつもりだった」と考えていたのでしょう。
でも言われた本人にしたらそれがすべての自信を剥奪することに繋がったのです。
これらの『自信を奪われる経験』が日常的に繰り返されたり「これは絶対に認めてもらえる(褒めてもらえる)」と期待したときに、(思いとは裏腹に)否定された経験があると、心の中に小さなヒビが入っていくことが多いのです。
②自分が決めてしまった「思い込み」を思い出す
①自信を持てなくなったきっかけがあると、ひとはそこで『不都合な意味付け』を始めてしまいます。
不都合な意味付けとは
- どーせ自分は間違える
- 言うことを聞かないと誰かを悲しませてしまう
- どーせ私がやることなんて大したことない
- よかれと思ったことはやらない方がいい
- 自分は判断する価値などない
- 私は誰かを傷つける
など。
「自分なんて何やってもうまくいかない」という方向でものごとを考えてしまうのです。
自分に対してこのような『不都合な意味付け』を持ってしまうと「自分で決めろ」「自信を持って」などと言われても素直に実行できる訳がありません。
カウンセリングでは、この不都合な意味付けに気づき、本人にも「その考えはちょっと不自然だよね」と気づいてもらうように対話を進めていきます。
③思い込みがいかに間違っているかに気づく
3つ目のステップは、②で気付いた『不都合な意味付け』に向き合っていきます。
一言で言うと「その思い込み。本当に本当?」と自分自身に確認し続けていただくのです。
カウンセリングの現場ではこれを(相談者も気付かずにいた)ありとあらゆる角度から確認していくことで、自分が決めていた思い込み(不都合な意味付け)なんて何の意味もなかったことに気づいていただきます。
(あ、もちろんご相談者を否定したり、上から「あなたは間違っている!こう思いなさい!」などと押さえつけるようなことは一切しませんのでご安心くださいね)
そのように思い込まなければならなかった複雑な過去を十分に受け止めながら
「そのときはそう思うしかなかったんだよね」
「つらいのによく我慢して耐えてきたんだね」
と本気で寄り添っていきます。
このステップで「もう変な思い込みは手放す」と決意してもらうことが大切だと考えています。
④過去に介入して間違いを修正していく
ここで①~③が「事実だ」と思い込んでいる気持ちを書き換えていきます。
『過去のできごと』は変えようのない事実であっても『できごとに対する解釈』は変えられるかも知れません。
「私がいけなかったんだ」という解釈が「私は悪くなんてなかった」に変わったり
「私はできなかった」という解釈が「私は精一杯取り組んでいた。最後まで逃げなかった」ことに気付けたり
「私なんていなければよかった」という解釈が「私はいなければならない存在だったんだ」と変わっていくことができます。
誤った事実(不都合な意味付け)の記憶には、その当時の小さな自分自身(インナーチャイルド)がずっとそこに止まったままで、同じ過去を何度も繰り返しています(あなたが感情的になったりイライラしたり悲しくなったりするときは、この過去が無意識の領域で繰り返されています)。
過去に介入して、この過去に囚われてしまっているインナーチャイルドを救い出すことで、悩みは解決の方向に向います。
AC克服カウンセリングの現場では主に『エンプティチェア(チェアワーク)』と言われる技法や『イメージワーク』、必要性に応じて『過去退行(ヒプノ)セラピー』や『アタッチメント(執着解除)ワーク』等々を駆使して、過去の誤った思い込みを解除していきます。
⑤日々の生活で楽しみながら実践していく
①~④までのステップを経て、自分自身が自分に課していた『誤った思い込み』を解除できて始めて実践のステップになります。
自己啓発書に書かれている内容を実践し始めていいのは、やっとここからなのですね。
「私は悪くなんてなかった」
「私は存在してもいいんだ」
ということが『腑に落ちた状態』になってから、やっと実践が効果を発揮するのです。
ここから、実際に『今までは(怖くて)できなかったことを実践していく』流れを、ご相談者と共に考えていきます。
だからと言って、今まで人前で話せなかった人が急に1,000人の前で話せるようになれなくてもいいし、意見を求められても答えられなかった人が急に重要な会議で素晴らしいプレゼンを行えるようになれなくてもいい、と考えています。
(変な例かも、ですが、今まで自転車に乗れなかったのに、急に「まずは両手放しから!」などと思わなくてもいい、ということです)
大切なのは『小さなベイビーステップを楽しみながら取り組んでいく』こと。
ご相談者にあったベイビーステップを共に考え、出来る範囲の目標を決めて取り組んでいきます。
失った自信を取り戻そう!
今もしここまで読んでくださったあなたが、自信を持つことができなかったり、失敗が怖くて動けなかったり、いつも自分責めしてしまうような状態だったとしても。
その今を未来まで続ける必要なんてありません。
【不都合なシステム】を見つけ出し
【不都合な過去】を終わらせて
【新しい自分を今から始める】ことは可能なのです。
アダルトチルドレンを自覚しても、なかなか解除する方法が見つからずに何年も何十年も過ごしてしまう方も残念ながら少なからずいらっしゃいます。
もし「もう嫌だ!こんな自分!」と思ってしまうようなことがあったら。
まずは自分自身に『変な思い込みをしている過去』がないか探してみてください。
その過去の解釈を書き換えていくことで。あなたはきっと前に進み出せるから。
AC克服専門のカウンセラーと共に、問題に向き合い乗り越えていきましょう
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● アダルトチルドレンの特徴(考え方のパターン)とは
● 「消えたい」と感じる方はアダルトチルドレン克服カウンセリングを
①虐待(虐待の種類と特徴)
お母さん、お父さん、それ虐待かも…
②依存症(共依存)
共依存チェックリスト
③不登校・引きこもり
④条件付きの愛
セックス依存症(見捨てられ不安)との向き合い方
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