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アダルトチルドレン克服カウンセリングの中で、少なからずご相談を受けるのが
「子供が不登校になってしまった」
「子供がもう数年部屋に引きこもって出てこない」
という問題です。
一度不登校や引きこもりの問題が起こってしまうと、混乱と不安感、恐怖感が混じった状態になってしまって、そこから動けなくなり、さらに問題が長期化しがち。
きっとこのページをご覧の方の何割かが
「子供が引きこもってしまった。なんとかしたい」
と思われている方(親御さん)が多いのではないかと考えています。
ご心配なお気持ち。お察しします。
そして、このページでできる限りの問題解決に向けての流れをお伝えできれば、と考えています。
引きこもりの問題については、実は引きこもってしまったお子さん本人よりも、親御さん(ご両親)のお話をお伺いしていくことで、解決していく確率が高まります。
「子供にカウンセリングを受けさせようと思ってカウンセラーを探していた」
というお気持ちは痛いほど理解できるつもりです。
ですが今は一瞬だけそのお気持ちを横において、最後までお読みいただければ嬉しいです。
このページではアダルトチルドレンのカウンセリング現場で起こっているやりとりの実際と、引きこもり・不登校問題解決への流れについてお伝えします。
アダルトチルドレンが引き起こしやすい問題③引きこもり・不登校
まず、引きこもりや不登校の傾向が見えたご家族に向かって、アドバイスや説得をして、無理に行かせようという試みだけはしないで欲しい、とアダルトチルドレン克服カウンセラーは考えています。
今必要なのは、アドバイスや説得などではなく
【動けなくてつらい思いをしている大切な家族への共感】
なのです。
引きこもり・不登校のつらさ
不登校や引きこもりを経験した方は、このつらさがどれだけのものか、ご理解いただけると思います。
自分が自分に出す命令がきけないのです。
「起きろ」「服を着ろ」「足を前に出せ」「学校(会社)に行け」
という『誰でもできて当然のはず』の行為がどうしてもできない。
頭では行かなければならないのがわかっているのに身体が言うことをきかない。
これは、はっきり言って地獄のような苦しみです。
そして残念なことに、この苦しみに拍車を掛けるように追い込んでいくのが【親やご家族の存在】なのです。
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当たり前のことがどうしてできないの?と答えられない質問を浴びせかけられて
みんなが行っているのに自分は行けない―。
みんな楽しんでるのに自分は楽しめない―。
このことで一番悩んでいるのは当の本人です。
ですが、一番の理解者であるはずの家族が
「学校に行くのは当たり前だ」 とわかりきっていることを威圧的に言われたり
「お願いだから行ってちょうだい」 とただひたすら懇願されたり
「何で行けないの?理由があるの?」 と答えようのないことを聞かれたり
「明日は行く?いつなら行く?」 と約束を迫られるような聞き方をされたり
「もうアイツはダメだ。放っておけ」 と、まるで「壊れた機械」のように言われたり…。
こういうことが続いてますます孤立感を強化していく…という姿が不登校や引きこもりの現場で起こっていることなのです。
引きこもりはなぜ起こるのか
引きこもりの問題は、周囲の方からすると、ある日突然起こったように感じられるかも知れませんが、引きこもってしまった当の本人からすると、
ずっと長い間ガマンにガマンを重ねた結果、もうどうしようもなくなってしまった状態
であり、
どうしてこんなに我慢し続けた僕(私)に「ちゃんと行きなさい」と一般論ばかり突きつけるのか理解できない状態
なのです。
別の言い方をすると、引きこもっている人は、家族や社会に対して【不信感を抱き】【怒っている】とも言えます。
なのに家族は不信感を抱かれている、とも怒っている、とも感じずにただ「困ったことになった」「どう言えば普通に戻ってくれるのか」ばかりに意識を向けがちです。
引きこもり状態になってしまうきっかけはさまざまです。
- 親がカンペキさを子供に求めすぎて、応えきれずに折れてしまった
- 学校や会社でイジメにあってしまった
- 受験などで失敗して挫折感を味わってしまった
など、自分自身がうまく乗り越えられなかったできことが最初のきっかけになることは多いのですが、引きこもりが長期化しがちなのは、後述する【機能不全家族】の不適切な対応がある、と考えています。
引きこもりと【機能不全家族】の関係性
引きこもりになってしまい、問題が長期化しがちな場合、背景には【機能不全家族】の問題がある、と考えています。
機能不全家族とアダルトチルドレンの関係でも書きましたが、引きこもり等の(親や家族にとって)不都合な問題が起こってしまった場合、親や家族は、本人の意思や気持ちよりも先に「すぐに今まで通りに元に戻ること」を要求してしまいがち。
つまり、本人の意向を無視した家族の姿勢や態度が、引きこもりを起こし始めた本人にとっては「自分が一方的に悪いと思われている」と感じられてしまうのです。
失敗が異常に怖い…
引きこもりや不登校を経験した方の多くが口を揃えておっしゃるのが
- 失敗が許されなかった
- 親の干渉(口出し・手出し)が多く、自分で経験することがなかった
- 反抗期の経験がない
という点。
親が厳しく叱りつけたために「失敗は許されない」と思い込み、必要以上に緊張する習慣が身についてしまったり、
親が身の回りの世話や小さい頃に経験しておいた方がいい社会的な経験(例えば電車に乗る際、きっぷを買い、自分で管理し、正しい方向への電車に乗る、など)を全部親がしてしまう、など、小さな経験ができなかった子供が引きこもりを経験することが多いようです。
引きこもりとアダルトチルドレンの関係
つまり、お子さんは大人になるための健全なステップであるはずの
「失敗や小さな挫折を経験する」
ということが少ない(または全くない)まま大人になったか、
またはその正反対に
「家がつらすぎて、社会に出たらもっと恐ろしいとおびえてしまった」
アダルトチルドレン状態の方が、引きこもりや不登校の問題を起こしてしまいがちなのです。
あなたのご家庭は「スイート・ホーム」?それとも…
引きこもってしまう人は、少なくとも「家族にだけは理解して欲しい」という想いがあります。
他の人はわかってくれなかったとしても、家族だけは受け止めて欲しい。
なのに、受け止めてくれないどころか、場合によっては家族のひと言が世間より厳しいこともあり、家が安全な場所でなくなってしまう、ということがあるのです。
カウンセリングの現場でよく、引きこもってしまった方やその親御さんに
「あなたの家は、ホッと安らげる家…つまり「スイート・ホーム」でしたか?」
とお伺いすることがあります。
すると、お子さんは即座に。
そして親御さんはもじもじしながら
「そうではなかった…かも知れません」
と否定されます。
「つまりは「スイート・ホーム」ではなく「ビター・ホーム(苦い家)」だったのですね…」と言ってみると、ほとんどの方が同意されてしまう、というのが現状です。
引きこもりや機能不全家族の問題は、ビター・ホームがスイート・ホームになれば解決します
機能不全家族は、親自身が機能不全を起こしていることに気付かず、自分の思い通りに子供をコントロールしようとした場合に症状が現れてきます。
お子さんが鬱(うつ)や統合失調症になったり、引きこもりになってしまった場合にはぜひ、
「親である自分たちが子供をコントロールしようとしていなかったか」
「家族全員が快適な生活ができていたか」
「社会に出て疲れて帰ってきたときに、安らげる場所だったか」
について考えてみて欲しいのです。
引きこもっている人がわかって欲しいこと
カウンセリングで引きこもっている状態の人から聞いた『わかって欲しいこと(家族に望むこと)』を挙げてみました。
- 責めないで欲しい
- 決めつけないで欲しい
- 甘いとか弱いとか情けないと言わないで
- 軽く考えないで欲しい
- 誰かと比べないで欲しい
- 他の人のせいにしないで欲しい
- コントロールしないで欲しい
- パワーを奪わないで欲しい
引きこもりの状態は、機能不全家族からパワーを奪われ続け、自分のライフゲージ(命の貯蔵庫)が限りなくゼロに近い状態なのを必死で守っている状態であることを指し示しています。
見た目は傷ついていないように見えるけれど、心は血を流し、高熱に悩まされ、呼吸が苦しくて動くどころではない。
そんなギリギリの状態をわかってほしいのです。
引きこもりのお子さんを抱える親御さんの多くは、深く悩まれながらもコミュニケーションのあり方や方法を今まで通りのやり方で貫こうとされがち。
でも、実は今までの方法がうまくいかず、我慢の限界を越えたから、引きこもりという問題につながったのかも知れない、という受け止め方もときには必要なのです。
引きこもりは「命をかけて闘っている状態」です
ある方がこんなことを言っていました(ご自分もうつを2回経験し、今は克服した方です)。
「引きこもりは【自死しないことを選び、生きる道を探して闘っている状態】である」と。
私も同感です。
引きこもりの問題と向き合われているご家族の方は、上記の「わかって欲しいこと」を受け止めてあげて欲しいと考えています。
引きこもっている人が知りたいこと
引きこもり状態が続く人は、家族に対してこんなことを知りたがっておられるようです。
- 僕(私)と世間体。どっちが大事?
- 引きこもっている自分のことを「価値がない」と思ってる?
- がっかりさせてる?
- いないほうがいいよね?
- 応援する気も信じる気もないよね?
AC克服カウンセリングに来られる方で親子間に問題を抱えておられる方は異口同音に上記のようなことをおっしゃいます。
知りたい、ということは「疑っている」ということです。
あなたが大事。でもね…
「そんなことないわ。あなたが大事に決まってるじゃないの」
と言っても、引きこもっている状態の方には信じられません。
なぜなら、やがてその後に続く
「…でもね」「いつになったら」「他の同級生達は」「ちゃんと」「普通に」「お願いだから」…
という言葉や態度が出てくるのを注意深く聞き耳を立て、
- やっぱり世間体の方が大事なんだ
- やっぱり価値がないと思ってるんだ
- どーせがっかりさせる存在なんだ
- もういない方がいいんでしょ
- どーせ自分を信じてくれる人なんていない
と本気で考え、ますます心を閉ざしてしまうから…なのです。
「普段は無口なのに、突然切れて暴れることもあるんです」と思われているご家族は、そのできごとが起こる前に無意識に
「…でもね」「いつになったら」「他の同級生達は」「ちゃんと」「普通に」「お願いだから」…と言ったり態度で示していなかったかを思い返してみましょう。
家にいないから引きこもっていない、とは言えない
「今までは家にずっと引きこもっていたが、最近は少し外出するようになった」
こういう状態を「良かったですね」「もう少しで良くなりますね」と言われる方もおられるかも知れません。
確かに社会復帰を目指して前向きに努力を重ねておられる、とも受け取れますが、実はそうではない場合だってあります。
それは
「家にいたらますますコントロールを感じるから、他の場所に避難している」
という場合です。
これを私は「引きこもりのお引っ越し」と呼んでいます。
- 引きこもりの状態のままで一人暮らしを始める
- 図書館やネットカフェなど、他者から声を掛けられない場所で長時間過ごす
このような場合は、ご家族の方は「それだけ我が家が緊張する場所だと思われている」のかも知れないと考えてみることも大切です。
また、「部屋から一歩も出ようとせず、何年も顔も見ていない」ような場合は、自分の部屋の外は危険にあふれている、と感じているかも知れない。
まずはそう思われている「危険地帯」を「安全な状態」に改善していこう、と考えてみて欲しいのです。
ワーカホリックもある意味『職場引きこもり』の一種かも
さらに。
仕事や勉強に明け暮れ、残業や居残り学習に熱心に取り組む人も一見引きこもりとは思えないかも知れませんが、家族との接触を最小限に抑えて別の場所にいるのも、ある意味『仕事に引きこもっている(ワーカホリック)』とも言えなくもありません。
家庭を顧みず、仕事に夢中になり、残業を繰り返すご主人、などもこのケースに該当するかも知れません。
仕事に熱中すれば褒められるし、残業すれば収入も増える。だから本人は頑張ってる体(てい)をアピールできる。
でも本当は我が家が決して居心地がよくなく、なんらかのストレスやコントロールを感じているために、残業や休日出勤している方がリラックスできているのかも、という考え方をしてみることもときには大事です。
我が家が居心地が良く、ストレスが少ない環境であるように心がけることは、どんなご家庭でも大切なことなのです。
引きこもりが長期化してしまう接し方
先述の通り、引きこもり状態になってしまった方が思い込んでいるのが
自分は家族からダメなヤツだと思われている
ということ。
ご家族側からしてみたら「心配だからこそ」思わず言葉に出てしまった「…でもね」「いつになったら」「他の同級生達は」「ちゃんと」「普通に」「お願いだから」…が、「ほらやっぱり。どうせ僕(私)のことをダメなヤツだと思ってるんだ」という思いへとつながってしまう。
つまり会話が噛み合ってないのです。
親がやさしく投げたつもりのボールが、子供にとってはデッドボールになってしまう。
身体に当たるのが嫌だから、無理に打ち返そうとしたらとんでもない方向へ行ってしまう。
こういう状態が続くと、ますます引きこもりの問題は長期化してしまいます。
一番悩んでいるのは引きこもっているご本人です
一番悩んでいるのは引きこもっているご本人です。
親御さんから見たら、無表情で無感情で無気力で昼夜逆転してヤル気がないように見えてしまうかも知れませんが、
- 少しでも明るい感情を出したら「もう大丈夫よね?いつ学校行く?」と言われる
- 昼間元気にしてたらため息をつかれ「そんなに元気なのになんで学校行かないの?」と言われる
- ヤル気がある姿を一瞬でも見せたら「そんな元気があるなら◯◯に活かせばいいのに」と言われる
- ご飯を食べたら「食べたら学校行く?」と聞かれる。「体力あるなら大丈夫ね」と言われる
という緊張下にあるからこそ、
- 普段から無表情でいなければ責められる
- 普通にしてたら何か言われる
- 自室以外(リビングなど)にいたら攻撃される
- 昼間に起きてたらイヤミを言われる
と感じてしまうために『引きこもる』『昼夜逆転する』『拒食になる』『過食嘔吐を繰り返す』『自傷行為に走る』などという状況へとつながっていくのです。
外的要因ばかり探さないで欲しいのです
もちろんここまで辛抱強く読み進めていただきながらも
「我が家には問題はない。ウチの場合は小学校の頃にイジメにあったのが原因だ」
という風に思われている親御さんもおられるかも知れません。
ただ、一番いけないのは
「家族には一切問題がなく、外部的な要因のみで引きこもってしまった」
と思い込もうとすること…かも知れません。
引き金となった出来事と、日々続いていた背景両方に注目が必要
確かに最終的に引きこもってしまうことになったきっかけはイジメだったかも知れません。
ですが、それが外部の問題のみであり、我が家には何の問題もない、という判断は、引きこもってしまっているご本人の思いと同じかどうかは別問題です。
きっかけはイジメだったかも知れませんが、結果的に「親や周囲から「ダメなヤツだ」と思われている」という感情が芽生えてしまっていたとしたら。
それは家族の信頼関係が機能不全になっている可能性がある、と考えてみる必要があるのかも知れません。
引きこもりにはすごいエネルギーが必要
変に聞こえるかも知れませんが、引きこもるためにはものすごいエネルギーが必要です。
「行かなきゃいけない」のは本人が一番わかっています。
でも、心にブレーキがかかって動けないのです。
それをまずは周囲が十分に理解する必要があります。
(ときどき「子供の気持ちはわかってる。でも世間一般的には…」と言われる親御さんがおられます。
ただ、正直なところ「子供の気持ちはわかってる」のひと言で片付けて、そのあとの「でも…」以降に一般論を並べてしまう状態では、本当にわかっている、とは言えないのかも知れません。
「わかっている」を枕詞(まくらことば)にしてしまうと、問題解決が長引くことにつながりかねません)
また、ときにはこんな例も…。
「ちゃんと(言葉で)言ってくれなきゃわからないでしょ。本音で腹を割って話し合いましょう」
と言いながらも、子供が本音で話し始めた瞬間に
「それはわかるわ。でもね…」と切り替えして、自分が期待している思い(学校へ行く、社会復帰する、部屋から出る、昼夜逆転をやめさせる)などに固執して、親自身が子供の本音を受け止めない、ということがあります。
こういう状態を幾度となく経験した子供は、ますます心を閉ざし、自分だけの世界に引きこもってしまおうとしがち。
引きこもっている人は、命がけで全身全霊を傾けて全力で引きこもっているのです。
外に出ると攻撃されるのを恐れて必死で籠城しているのです。
そこをわかってあげるところから、解決の一歩が始まります。
「家でダラダラしている」「何もせずにぼーっとしている」のではありません。
そこが理解できるかどうかがカギなのです。
引きこもった家族を癒やすために必要なこと
引きこもりのご相談は、引きこもっているご本人からも、そのご家族からも日々寄せられています。
ご本人は「カウンセリングを受けたいが、仕事もしていないしお金もないので受けられない」と悩まれます。
逆にご家族は「本人に受けさせたい(解決できるならお金は用意できる)」とご相談されます。
じゃぁ親子で話し合って、適切なカウンセリングを受ければいいじゃないか、と思うかも知れませんが、実はこれがなかなかうまくいかないのです。
なぜなら、
子供は「親には相談できない」「親が連れて来たカウンセラーは信用できない」と考えてしまうし、
親御さん側は「子供の首に縄をつけてでも(無理矢理にでも)連れていきたい」「子供に(いかに間違っているか、甘えているかを)説教して欲しい」「子供を矯正したい」と、考えが真っ向対立してしまうから、です。
まずは親御さんがカウンセリングを受けることをお勧めします
引きこもったご家族がいらっしゃるご家庭(とくに親御さん)にまず必要なのは、
- 引きこもったご家族の気持ちを100%受け止めようと決めること
- 100%受け止めるために自分たちが変わろうと決めること
- 安心・安全な家庭(スイート・ホーム)を作るために行動を始めること
です。
そのためにカウンセリングが必要だと感じられたなら、お子さんに受けさせることを考える前に、まずは親御さんご自身が【機能不全家族】克服のためのカウンセリングを受けられることをお勧めしたいと考えています。
もし、お子さんがこのサイトのURLをコピーして、お母さんやお父さんにLINEしてきたとしたら。
それは「お父さんやお母さんにカウンセリングを受けて欲しい」と思っている合図かも知れません。
引きこもっているご本人がカウンセリングを受けたい場合
また(引きこもっているご本人が)思い切って「カウンセリングを受けたい」と訴えられる場合があります。
これはある意味復調への兆し(きざし)です。
自分の意見や希望が言えた、という素晴らしい第一歩です。
復帰のために芽吹き出した、新しい人生の新芽なのです。
どうかその芽を摘むことがないよう、カウンセリングを受ける選択をしたお子さんのことを讃え、認めてあげて欲しいのです。
カウンセリング?なにそれ?宗教じゃないの?
以前、カウンセリングを受けられた方が「思い切って親に相談したら「宗教じゃないの?」「高い」「(お金は)出してあげるけど本当に治るの?」と言われて心が折れそうになった」と言われた方がおられました。
親御さんのお気持ちもわかります。。。そう心配される気持ち、失敗させたくない想いこそが親御さんにとっては『愛』なのかも知れない…。
ただその何気ないひと言(上記の場合は二言三言)がお子さん自身が選んだ道を(また)否定されたことになりかねません。
もしお子さんが「カウンセリングを受けたい」とおっしゃられたら、そのこと自体を讃え、喜び、全力で協力することを誓ってあげてください。
一番ベストなのは【親子別々にカウンセリングを受けること】
そしてさらに。
カウンセリングは双方受けられることが問題解決を早めます。
「親として生き直すために私も受けたい」
とお子さまに伝えることができたら、問題はさらに大きく一歩前進することになる、と考えています。
引きこもりを解決に導くカウンセリングの手法
引きこもり問題を解決するのには正直、時間が掛かります。
引きこもってしまうきっかけの問題解除だけでなく、親子関係のあり方、受け止め方を解決する必要があるのと同時に、
【心が解放されたあとの社会復帰の問題】
もあるからです。
比較的解決が早い事例で3ヶ月。基本的には半年。問題がこじれてしまっている場合はそれ以上かかる場合もあります。
できるだけ早期にご相談される方が、その分だけ問題解決が早まります。
引きこもり克服カウンセリングの流れ
引きこもりの問題を克服していくために必要なカウンセリングの流れとは
- 引きこもりにならざるを得なかった事情を受け止める
- 言えなかった言葉を(その時の自分になり代わって)言う
- 自分が悪くなかったことを腑に落とす
- 自分は存在してもいいことを許可する
- 機能不全家族からの脱却を決意する
- 執着(癒着・アタッチメント)している存在と自分の心を離す
- 自分の価値観(アイデンティティ)を作り、認め、実践していく
- 自宅以外の引きこもれる場所を少しずつ増やす
- 自己承認を受け入れる
- 社会復帰へのプログラムを一緒に考えていく
このような流れです。
場合によっては、親御さんも別途カウンセリングを受けることでお子さんの本当の気持ちを体感し、今後どのように向き合っていくべきかを(思考ではなく実感レベルで)感じていただけば、さらに短期に問題解決が期待できます。
【まとめ】引きこもりや不登校を克服するためには、親がカウンセリングを受けることで、問題解決を加速させます
【アダルトチルドレン】も【機能不全家族】も【引きこもり】も。
決して病気などではありません。
ですがこれらの状況が重なって「困った問題」が家族内に起きてしまった場合、クローズアップされるのは「問題を起こしてしまった当の本人」になりがち。
結局のところ、問題が起こった背景にメスが入れられることなく、
学校や会社に行けなくなってしまった当人が悪者(または弱者扱い)され、ひどい場合には病名がつけられてしまう、というのはよくあることです。
適切なカウンセリングで問題が起こった背景を修正していきましょう
引きこもりの問題をなんとかしようとしてもアダルトチルドレンや機能不全家族の問題が未解決なままでは、またやがて再発したり、別の問題に発展する可能性が否定できません。
AC克服カウンセリングでは、引きこもってしまったという『状況』と向き合いながらも、その原因となったアダルトチルドレンや機能不全家族からの克服を行うことで、結果的に引きこもりの問題を解決に向かわせることに注力しています。
引きこもりに悩む方、引きこもりの方がご家族におられる方は、是非一度、アダルトチルドレンや機能不全家族を克服するためのカウンセリングを受けられることをご検討ください。
引きこもりを克服するカウンセリングは「ご本人だけでなく、まずはご両親が受けるべき」だとAC克服カウンセリングでは考えています。
なぜなら。誰かひとりだけが責任を感じて背負うべきではないし、全員がそれぞれを認め合う機会だと考えているからです。
問題に向き合い、共に乗り越えていきましょう
不登校や引きこもりが起こる原因は、100人いれば100通りの原因があり、千差万別です。
でも、共通して言えるのは
「不登校や引きこもりは、親子関係をやり直すための合図」
だということ。
「ひょっとしたら自分達親の姿勢に問題があったのかも知れない」
「過度の期待をあの子に背負わせてしまったのかも知れない」
「希望を聞いたり、価値観を認めて来なかったかも知れない」
「何よりあの子のことを知った気になってただけだったのかも」
こういう価値観の切り替えができた方から、問題は大きく解決に向かい始めるのです。
アダルトチルドレン大阪のステージアップカウンセラーは、まずはご相談者のお気持ちを十分に汲み取りながら、今、本当はどんな状況が繰り広げられていて、何が必要なのかが受け取れるようカウンセリングを進めていきます。
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