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アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪(AC大阪)の吉野です。
アダルトチルドレンのタイプ『ロスト・ワン』は別名「迷子」「ロストチャイルド」「いない子」などと呼ばれます。
普段からあまり目立たず、自分から意思を主張したりしないため、
手が掛からない子
おとなしいいい子
と思われがちなのですが、ややもすると「存在感が薄い」「存在が感じられない」と思われたり、本人も
「自分のことなんて誰も気づいてない」
「消えたい。居なくなりたい。居なくなってもみんな気づかないよね」
「他者から自分が見られてる(存在に気づかれてる)ことに違和感を感じる」
という風に感じてしまうのもロストワン型アダルトチルドレンの特徴ともいえます。
このページではロストワンについて詳しく解説します。
アダルトチルドレンのタイプ⑤ロスト・ワン(迷子役)とは
ロストワン(迷子役)とは、家庭・学校・職場や友達との輪の中で、なぜか存在感が薄く、
「あれ?いたの?」
などと言われてしまいがちな存在。
放っておかれることに慣れてしまい、却って存在に気づかれたり意識されることに苦手意識を感じるようになってしまうのがロストワンの特徴です。
以前はネグレクトの家庭に多かったロストワンなのですが…
以前はネグレクト(親が育児放棄した状態)の家庭の子がなる、と考えられていました。
これは、無視され、放っておかれる環境下に耐えながらも生き抜く必要があったから。
気づかれないことに耐性がついてしまい、そのまま社会でも「気づかれることに違和感を感じ」無意識に「気づかれない立ち位置を選んでしまう」のです。
よって、ロストワンの傾向がある方は、最初にネグレクトを疑えばよかったのですが、実際の臨床の場では、ネグレクトとは正反対の場合もロストワン化しやすい事例が目立ってきました。
過干渉な家庭でもロストワンは生まれる
最近AC大阪に来られる方の中には、ネグレクトの反対、つまり過干渉な親の言いなりに育った子がロストワン化する事例も多くなってきました。
これは、
親の一方的なコントロールが子の思考を奪い、
何も考えず、ただ言うことだけを聞くロボットのように生きることを選んだ子
がロストワン化している事例が増えているのです。
過干渉の親からみると「大人しくて手の掛からない『いい子』」なのですが、ロスト・ワン本人からすれば「親の希望通りにしか生きれなかった。僕の意見は全部無視された。僕なんて『どうでもいい子』なんだ…」と思われていたりします。
きょうだいが虐待を受けている場合もロストワン化しやすい
ロストワン型のアダルトチルドレンは「長男長女には比較的少ない」と言われています。
先に生まれた兄や姉が「ヒーロー」となっていて、親を助け、親の期待を一身に背負って頑張っていたり、
「スケープゴート」になっていて、虐待等のひどい目にあっていたり。
「ケアテイカー」化していて、親の面倒をみている姿がつらそうだったり、
「マスコット」となって、家族が笑顔でいることに時間と心を捧げている姿を見て
「つまらん。こんな生き方はイヤだ」と思ってしまったのがロストワン型のACによくある背景なのです。
自分で判断することをに苦手意識を持ち、誰かが決めてくれたことに流されるように生きる。
まるで「関わることをあきらめた「世捨て人」的な生き方」を選んでしまいがちなのが、ロストワン役のアダルトチルドレンと言えます。
なぜロストワンは『世捨て人』的感覚に陥ってしまうのか
ロストワンになってしまう背景は様々ですが、ロスト・ワン本人が共通して認識しているのは
「自分なんてどうでもいいんでしょ?」
という感覚です。
これは、マズローの欲求5段階説を用いて説明すると「社会的欲求(愛と所属の欲求)」と「承認欲求」が満たされていない状態である、と言えます。
必要とされている感(自己重要感)が感じられず、自分の孤独感を誰も理解してくれない。
見捨てられた感を強く感じて生きてしまうのがロストワン型アダルトチルドレンの特徴です。
「自分は構ってもらえない」「自分など必要とされていない」「孤独なのにわかってもらえない」「誰も見てくれない」「見捨てられた気持ち」などと感じやすく、その不満感を外に出せずに自分で処理しようとしがちなのがロスト・ワン型アダルトチルドレンの特徴です。
ロストワン型アダルトチルドレンチェックリスト(全21問)
ロスト・ワンのAC(迷子・ロストチャイルド・いない子)の特徴を並べてみました。
あなたのそばにそういうタイプの人がいないか、下記のチェックリストで確認してみてください。
- できるだけ責任を負わない場所にいる
- 目立たない・存在感(影)が薄い・いるかいないかわからない、などと言われがち
- 人前で話すことが苦手
- 消えたい・存在を隠したい、などと考えることがよくある
- 自分の意見や価値観を主張するのが苦手
- そもそも意見や価値観など自分にはない
- ネグレクト(育児放棄)された経験がある。親に抱っこされたり優しくされた記憶がない
- 親が過干渉・または他の姉弟より優遇されて育った。それがイヤだった
- 親が気まぐれに自分をかまったりほったらかしにされたりした
- 自分で判断することができない
- 自分に期待する気持ちはない
- 昇進したい、リーダーになりたい、などとは全く思わない
- 「あんたは橋の下で拾った子」という親の冗談に、変に納得している
- 自分のことを気にされるとなぜか鬱陶しさを感じる
- 口ごたえや反抗が一切許されない環境にいた
- 人と関わることが苦手。できればずっと放っておいて欲しい
- 居心地の良い環境を疑う(どうせまた捨てられるんだろ、など)
- 人間関係が長く続かない。自分から関係を断つことが多い
- 目立ったことをすると自分が傷つく、と思い込んでいる
- 悩みを打ち明ける相手がいない。思い切って打ち明けても、笑われるかバカにされるか説教されるだけ
- 感情がジャマだと思う。感情なんてないほうが楽に生きれるのに、と思ってしまう
いかがでしょうか?
このうち5つ以上該当する場合は、ロストワンを疑った方がいいかも知れません。
ロストワンのアダルトチルドレンに多いのは、
過去の「受け入れられなかった経験」が「これからも続く」と信じ込んでしまった結果、
「いっそのこと感情なんて感じず、存在を消していたい」
という風に思い込んでいく、というパターン。
この状況が続くと、
感情を消そうとしすぎて鬱っぽくなってしまったり
自分の子や配偶者を愛せなくなてしまう
などの問題が発生してしまう場合もあります。
「自分はロストワンっぽいかも」
と思われたら、まずはカウンセラーにご相談されることをお勧めします。
【まとめ】ロストワン型アダルトチルドレンから克服するために
ロスト・ワンの本当の姿は孤独感がいっぱいで、自分の存在価値を自分でも認められない存在。
意見を言う、決定をする場面を避け続け、自分の振る舞い方がわからない場合が多いのがロストワン型アダルトチルドレンの特徴です。
そしてその生き方が社会生活に出てから却って生きづらい状況を生むことになっていきがち。
なぜなら、社会に出る前の就活では「自分をアピールする」ことを要求され、社会に出てからは「自分の考えや意見を出す」ことを要求されていくから、です。
また、親の立場になってからも、
子供の感情が理解できず、理詰めで納得させようとしたり
家族が出しているSOSに気づかずに、そのまま問題を放置してしまう
などの問題が発生しやすい傾向があります。
先送りにしてきた問題が家族に及ぶ可能性も
ロストワン型ACにとっては「先送りにしてきた課題」が、大人になってから噴出する場合が少なくありません。
自分は良くても、自分の代わりに家族が不調を訴える場合もあるのです。
そうなってしまってから、今まで避け続けてきた仮題に向き合うことができずに、生きづらさを感じてしまう方もいらっしゃいます。
でも、そんな生きづらさを抱え込む必要なんてありません。
ロストワンには強みがあります。ロストワンの特徴を長所に変えるコツ
あなたはあなたのままで、自分の価値観を認めたっていいのです。
ロストワンにも長所があります。
それは、必要以上に相手に干渉しないで、相手に自然体で接することができる点。
あまり相手を変えようとせず(実際にできないことを知ってるので)、程よい距離感で、相手を応援し、見守ることができる、というのがロストワン型アダルトチルドレンの強み、とも言えるのです。
そして、少数でもいいので、本当に自分のことをわかってくれる親友や恋人がいる世界を大切にしながら、実社会では聴き役に徹する生き方がロストワン型アダルトチルドレンには楽に生きていける場所になります。
そのためには「今までよりもうちょっとだけ人に関わる姿勢」が大切になってきます。
今まで避けていた問題を克服するためにも、人と関わっていくことを意識していきましょう。
きっと今からでも間に合いますから。
ロストワン型のアダルトチルドレンは克服できます。
今までの境遇を拗ねたり諦めたりして生きることが得策とは言えません。
またこれからも同じ目に遭う、という思いが正しいとも言えません。
ロストワンには「聴き手」という新しいアイデンティティを確立する余地が残されています。
新しい生き方を、AC大阪のカウンセラーと共に見つけていきませんか。
アダルトチルドレンは克服できます。いつまでもロストワンでいる必要などないのです。
あなたの新しい生き方を共に探すお手伝いができる日が来ると信じています。
アダルトチルドレンは克服出来る問題です
生きづらさから解放されて、自分の人生に許可を与えられる生き方を共に探していきましょう。
アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪 心の相談室ではアダルトチルドレンが原因で
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