隠れ機能不全家族で育つと「完璧主義」になる理由

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隠れ機能不全家族で育つと「完璧主義」になる理由

隠れ機能不全家族で育つと「完璧主義」になる理由

隠れ機能不全家族で育てられた子は「完璧主義」にさせられてしまうパターンが圧倒的に多いです。

ご自身が完璧主義であることに誇りがあり、完璧を求めることが心地よいなら別ですが、
この記事にたどり着いたあなたは、

「なぜかいつも私が悪いんだと思ってしまう」
「些細な失敗でも、一日中自分を責めてしまうのはなぜだろう…」
「「ちゃんと」という言葉にものすごく反応してしまう。「ちゃんと」できない自分が嫌い」

などと感じたことがあったのではないでしょうか?

もし、あなたがそんなふうに感じているなら、
それはあなたの性格や能力の問題ではありません。

 

周りからは
「しっかりしているね」
「頼りになるね」
と言われるのに、心の中ではいつも孤独を感じ、自分の気持ちが分からなくなっている。
大人になったはずなのに、なぜか生きづらさを感じ、自分の気持ちとの折り合いがつけられない。

その「生きづらさ」や「自分責め」の根っこには、「アダルトチルドレン(AC)」という考え方が関係しています。
ACとは、病名や診断名ではなく、
機能不全状態の家庭に育った結果、生きづらさや自己肯定感の低さを背負わされてしまった状態の人たちを指す考え方です。

私たちは、子どもの頃に感じた感情や体験をもとに、自分や人とどう付き合い、そしてやがて社会に受け入れられるためにどう振る舞えば良いかを学びます。

つまり、もしあなたが育った家庭が
安心して感情を表現できる場所
ではなかったとしたら、どうなるでしょうか?

子どもの頃の環境が「自分を表現できない」ところだと、
当然のように自己肯定感はどんどん下がり、他者との関係にも影響が出てきます。
自分を責め続けるループから抜け出せず、仕事やプライベートでも常に息苦しさを感じることになりかねません。

今回「隠れ機能不全家族に育った子は「完璧主義」になりやすい」というテーマを選んだのは、
当AC克服カウンセリングにお越しになる方のほぼ全員、と言ってよいくらいの方が
「完璧主義のワナ」にハマっているからです。

この記事を最後まで読むことで、あなたがなぜ自分を責めてしまうのか、その本当の原因を知ることができ、その生きづらさから解放されるヒントが得られるはずです。

 

隠れ機能不全家族に育った子が完璧を目指す理由

隠れ機能不全家族に育った子

隠れ機能不全家族に育った子

「私の家族は、ごく普通の家庭だったはずなのに…」

あなたは今もそう思っておられるかもしれません。

喧嘩もなく、皆が穏やかに過ごしているように見え、近所や親戚からは
「理想的な家族」と思われていた。

欲しいものは買ってもらえたし、学校にも行かせてもらえた。
今はなぜかしんどいけれど、昔はよく「仲良し親子」とも言われていたし…。

こういう方はとてもたくさんおられます。
しかし、その裏で、あなたの心は息苦しさを感じていたのではないでしょうか?

こういった状態を「隠れ機能不全家族」と呼びます。

表面的には問題がないように見える家庭ですが、その内側には子どもたちの心に深い傷を残す要因が潜んでいるのです。

 

「良い子」でいなければいけなかった

「良い子」でいなければいけなかった

「良い子」でいなければいけなかった

あなたは子どもの頃、親の機嫌を損ねないように、いつも笑顔で、我慢強く、口ごたえせず、優等生でいなければならないという暗黙のルールに縛られていませんでしたか?

親の期待に応えることで、ようやく
「認められている」
と感じることができた反面、自分の本当の気持ちを後回しにしてきたのではないでしょうか。

例えば、テストで良い点を取ったときだけ褒められ、自分の好きなことや失敗には無関心だった、ということはありませんか?

このような環境で育つと、大人の感情や顔色を伺うのが癖になり、
「完璧な私」
でなければ愛されない、失敗してしまう自分には価値がない、と思い込んでしまいます。
その結果、少しでも失敗したり、期待に応えられなかったりすると、過剰に自分を責めてしまうのです。

 

「言いたいこと」が言えなかったあなた

「言いたいこと」が言えなかったあなた

「言いたいこと」が言えなかったあなた

 

あなたの家庭では、悲しみや怒り、不満などのネガティブな感情を表現することが許されていませんでしたか?

「そんなことで泣かないの」
「怒っちゃダメ」
「みんな我慢しているんだから」

このようなメッセージを無意識のうちに受け取って育つと、

「自分の感じていることは間違っている」

と思い込むようになります。

大人になっても自分の感情や考えを信じられなくなり、他人の意見を優先し、自分の気持ちを押し殺してしまう癖がついてしまいます。

 

一般的な機能不全家族では、親の行動が明確な問題として認識されやすい場合があります。
しかし、隠れ機能不全家族では、親が表面的には「良い親」であるため、感情を抱くこと自体が自分の問題だと内側に隠れてしまいやすいのです。

その結果、苦しいと感じているのは「自分が弱いからだ」と思い込み、誰にも相談できなくなってしまう状況が、特に近年増加しています。

「自分責め」のループから抜け出すための3つのヒント

「自分責め」のループから抜け出すための3つのヒント

「自分責め」のループから抜け出すための3つのヒント

「自分の過去を理解しても、どうすればいいのか分からない…」
「自分がうまく生きられないのを家族のせいにするなんて、余計しんどくなりそうでイヤだ」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

お気持ち。とてもよくわかります。
私自身、アダルトチルドレン克服に特化したカウンセリングを17年、のべ1万回を越えて行ってきましたが、ほとんどの方が最初は「隠れ機能不全家族」という考え方を受け入れることが難しく、混乱される方が多かったのです。

それもそのはず。

「親を笑顔にできない自分が悪い」
「完璧になれない自分が弱いせいだ」
「社会に適応できない自分を直さなければ」

と◯年間(◯にはあなたの年齢を入れてください)、
来る日も来る日も思い込んでいたのだから、

今になっていきなり

「あなたは悪くない」
「隠れ機能不全家族状態だった」
「この問題は克服できる」

と言われても、混乱されるのはとてもよくわかります。

 

でも。だからこそ、あえて言います。
自分を責めてしまう「心の癖」は、意識的に行動を変えていくことで、少しずつですが手放すことができます。

ここでは、私がカウンセリングで大切にしている、3つのステップをお伝えします。

 

1. 「私が悪い」という思考を客観的に観察する

自分を責めてしまう感情が湧いてきたとき。
すぐにその感情に飲み込まれないように、一歩引いて

「なぜ今、私はそう感じているのだろう?」

と自問自答してみましょう。

「また失敗してしまった。私がダメだからだ…」
と思ったとき、

「本当に私が全て悪いのだろうか?」
「状況や環境にも原因はなかったか?」
「この感情は、子どもの頃のパターンから来ていないだろうか?」

と、自分自身を責める前に、一度「心の動き」を客観的に観察する時間を持つことが大切です。

これは決して簡単なことではありません。
長年染み付いた癖を変えるのは、とても難しいことです。
でも、少しずつでも意識することで、自分の感情を冷静に見つめられるようになっていきます。

 

2. 自分に「共感」してあげる

私たちは、友だちや親友などの他人が辛い状況にいるときには

「辛かったね」
「頑張ったね」
「あなたは悪くないよ」

と共感できるはず。

しかし、自分自身の辛さには、なかなか共感してあげることができません。

子どもの頃、親からの共感が十分でなかった人は、
大人になっても自分自身に共感してあげることが苦手です。

だからこそ、意識的に自分自身に共感してあげましょう。
「あぁ、今、すごく悲しいんだな」
「本当はもっと助けて欲しかったんだな」
「毎日頑張って、本当は疲れてるんだな」

このように、自分の感情に名前を付けて、ただ「そうだね」と受け止めてあげるだけでも、心は少しずつ癒されていきます。

 

3. 「完璧な私」を少しずつ手放す練習をする

完璧主義の根底には、「完璧でなければ愛されない」という強い思い込みがあります。

そんな方は、何かで100点を目指すのではなく、
「今日は30点でいいか」
と許可を出す訓練をしてみましょう。

(AC克服カウンセリングでは、よく言われる「70点」ではなく、あえて「30点」に設定するようお伝えしています。
完璧主義に陥ってしまっている方は、口では「70点」と言いながら無自覚に「120点超」を目指してしまうから、です。
完璧主義の方は「30点」くらいがちょうど(他の人の)「70点くらい」と理解してください)

「30点を目指す」とは

  • 家事もすべて完璧にこなすのではなく「今日はこれだけでいいや」という最低ラインを決める。
  • 嫌な作業があれば「着手だけしたらすぐやめてOK」とする。
  • そもそも最後までやり遂げることが異常なことと知り「最初はこんなものだ」と口に出す

などのワークを繰り返すことをお勧めしています。

最初は罪悪感との闘いです

最初は罪悪感を感じるかもしれません。しかし、完璧を手放すことで得られる心の余裕は、あなたの人生を豊かにしてくれるはずです。

もし、これらのステップが難しく、一人で抱えきれないと感じた場合は、どうか無理をしないでください。
長年の心の癖は、一人で変えるには限界があります。そんなときは、ぜひ専門家の力を借りてほしいと思います。

 

あなたの「心の息苦しさ」から解放されるために

あなたの「心の息苦しさ」から解放されるために

あなたの「心の息苦しさ」から解放されるために

アダルトチルドレンの自覚がある方々は、
子どもの頃から素直な自分自身を表現する機会を制限され、
家族や他人のために生きることが当たり前になった結果、
自分の気持ちが分からなくなりがちです。

息苦しさを感じていても、
「それは自分自身が至らないせいだ」
と自分を責めてしまう傾向があります。

しかし、それは家族の問題を一身に引き受けざるを得なかったゆえに起こったもので、その人自身には本来何の責任もないのです。

もしあなたが今、
「私のことだ」
と感じ、一人で苦しんでいるなら、まずは誰かに話してみませんか?

 

まずは「自分のこと」を話してみませんか?

「医療機関などには頼れない」
「何をどう改善していいのか分からない」
と気負ってしまう場合でも、まずは
「とりあえず軽く相談してみようかな」
という気持ちで、専門家のサポートを検討してみませんか。


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