うつ病にならないための5つのポイント
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「風邪は万病のもと」といいますよね。
アダルトチルドレン克服カウンセリングをしている私(吉野)からすると
「アダルトチルドレンはうつ病のもと」になりえる、と感じています。
アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けられて
それ以上悪化する前に上手に問題克服して
前に進めるようになる方をたくさん見てきた反面、
当カウンセリングにお越しになる前に
メンタル疾患(適応障害や統合失調症など)
と診断されて当方に来られる方もおられます。
今回は
- メンタルを壊しやすい人の5つの特徴
- なぜ5つの特徴を抱えてしまったのか
- 5つの特徴を手放せた人から問題克服がはじまる
- 今苦しんでいるあなたへ
というお話をします。
自分や周囲にメンタルを崩しそうになっている方がいたり、
「5つの特徴」を知って、手放せるようになりたい方、
今すでに心がつらい状態にある方は
ぜひ最後までお読みくださいね。
【関連記事】アダルトチルドレン克服を早めるカウンセリングがあります
メンタルを壊しやすい人の5つの特徴
まずは結論から。
メンタルを壊しやすい人の5つの特徴とは。ズバリ、
- 完璧主義
- 過去を悔やみ、未来を憂いやすい人
- 他者との比較が止まらない人
- ないもの探しばかりする人
- 自分に「OK」が言えない人
です。順に説明していきます。
完璧主義
うつ病(統合失調症や適応障害などと診断されてしまいやすい人)の特徴の1番めは何といっても
「完璧主義」である、という方です。
「私は完璧主義です」と自覚しておられる方もおられれば
「私は完璧主義ではない」と思い込んでいる「完璧主義」の方もおられます。
「完璧主義ではない」と思いこんでおられる方の言い分は
「まだまだ完璧とは言えないから」と言うものなんですが、
そもそも、その考え方自体が「完璧主義」なんですよね…。
「そうか。自分は完璧主義だったんだ」と気づいてから
少しずつ「完璧主義でなければならない自分をゆるめる」
ワークにチャレンジしていただくことになります。
完璧主義は一見「なんだかすごく良いこと」と思うかも、
ですが、実は背景に
「自分がしっかりしなければならなかった過去」
「しっかりすることで「当てにされたり」「愛された」経験」
が存在している場合があります。
でも自分をうつに追い込んでしまうほど
完璧主義になる必要なんてないはず。
しっかりゆるめることを意識していくことが
うつ脱出の第一歩になるのです。
過去を悔やみ、未来を憂いやすい人
うつ病(統合失調症や適応障害などと診断されてしまいやすい人)の特徴の2つめは
「過去を悔やみ、未来を憂いやすい人」
です。
とにかく過去に起こったことにくよくよし、
その延長線上で未来を考えて心配ばかりする。
この傾向が強い人は、メンタルを壊しやすいタイプだと言えます。
(とは言えこの人が悪いワケではないのですが…理由は後述します)
過去を悔やみ、未来を憂う人の口癖
このタイプの人は、
「あのときああしたらよかった」
「あのときああしなければよかったのに」と
過去のできごとに対して「タラレバ」で語ろうとしがち。
でも。タラレバを言い続けて幸せになれた人は
私が知る限りでは1人もいません。
だからもしあなたが無意識であろうと意図的であろうと
「あのときあれをしていたら」
「あれさえしなければ」
という言葉を言っているならば、
あなたの変化はなかなかやって来ないどころか
さらに悪化する可能性が強いのです。
タラレバの口癖を意図的にやめるには、
「過去や未来よりも「今」に注目する」
ことが大切となります。
今を大切にする生き方とは?
過去を悔やみ、未来を憂う生き方から抜け出すためには
「今を生きることが大切」です。
ここで多くの人が
「はいはい。よくある「今ここ」とか言うやつね」
という反応になるかも知れないのですが、
では実際に「今ここ」とか「今を生きる」とは
一体どうしたらいいのか?については、なかなか
明確に答えられる人はいないと思うのです。
アダルトチルドレン克服の実現を年間600件以上
行ってきた私が考える「今ここ」「今を生きる」とは?
どんな状況であったとしても
その状況の良い面を見つけて、無理矢理にでも
「これでいいのだ」と言い放つ能力を養うこと
(心理学的には「リフレーミング力をつける」と言います)
だと考えています。
(この辺のことについては語ると長くなるのでまたいずれ)
他者との比較が止まらない人
うつ病(統合失調症や適応障害などと診断されてしまいやすい人)の特徴、3つめは
「他者との比較が止まらない人」です。
- 他の人はとても幸せそうに見える。それに比べて自分は
- みんな家庭を持っている。それに比べて自分は
- あんなチャラチャラしたヤツが幸せを手にしてる。なのに俺は…
などと、なんでもかんでも他者と比較しては落ち込むクセが抜けずにいると
やがて「自己否定の沼」から抜け出せなくなってしまいがち。
他のポイントも同じなのですが、
人は無意識でいると必ず何かと比較してしまう生き物です。
これはいくら「考えないようにしよう」としても無理なのです。
(それが本能レベルで起こっているのが人間なので、
「考えないようにしようとするのにやってしまう」
ということで落ち込むのは「やっても無駄」な行為と言えます)
でも、だからと言って、
どんどん比較しては落ち込み、落ち込んでは比較して…という
負のループに身を任せてしまっていては、いつまでも
「比較沼」から抜け出ることは難しいでしょう。
比較している自分に気づく度に
「この考えに長くひたるのはやめよう」
「同じ比較するなら「昨日までの自分」と比べよう」
と意識することで、比較沼から抜け出すことができるようになります。
実際はカウンセリングの現場で一つずつワークして
比較から離れる習慣を身につけていくのですが、まずは
比較している自分に気づく度に
「この考えに長くひたるのはやめよう」
「同じ比較するなら「昨日までの自分」と比べよう」
と考えるようにしましょう。
ないもの探しばかりする人
うつ病(統合失調症や適応障害などと診断されてしまいやすい人)の特徴の4つめ。
「ないもの探し」ばかりする人です。
- 自分にはあれがない
- あいつにはあるが、自分にはない
- だから自分は駄目なんだ…
こんなことを考えてどんどん落ち込む人がいますが、
その人が「本当にダメな理由」を挙げるとするならば、それは
「本当にないからダメ」なのではなくて、
「すぐに「ないもの探し」を繰り返してしまう考え方」
こそに問題があるのです。
3つめの「他者との比較が止まらない人」と同じく、
この「ないもの探し」も、人間は無意識なとき
必ずと言っていいほどやってしまうこと、なのです。
だからといって、そのまま思うがままにないもの探しをして
本気でそのことを思い悩むようになっていては
どんどんメンタル不調へと落ちていくことになります。
ないもの探しをやめる方法
ないもの探しをするヒマがあったら、
「自分の中にあるものを見つけよう」と言います。
「それがないから悩んでるんじゃん!」←ほらまたないもの探し
何度も言いますが
いかに自分に「ない」かを探し出してきて
「ないこと」を主張し続けたところで、人生は
少しも幸せな方向へは向かいません。
この文章をここまで読まれたあなたには
「ここまで読むことができる粘り強さ」があるし、
「記事を読むスマホやPCが手元にある」し、
「なんとか変わりたい」という強い気持ちがあるし、
「どうにか良くなりたい」という思いがあるのです。
「それがあるからどうだというんだ?」
という声が聞こえてきそうですが、
その気持ちがないと何も始まらないのです。
ないもの探しをやればそれだけ、身動きが取れなくなります。
意識的に「あるもの見つけ」をやり始めましょう。
やり方がわからないときや、
どうにも一人では続かないときは、
カウンセラーを頼ってみてください。
一緒にあなたの中にあるもの。見つけさせてくださいね。
I’m OKと言えない人
うつ病(統合失調症や適応障害などと診断されてしまいやすい人)の5つめの特徴は
「I’m OK」と言えない人
です。
「I’m OK」が言えない人の傾向
I’m OKが言えない人には実は「優しい人」が多いです。
周囲には「優しいね」と言われているのに、受け取ろうとせず
心のどこかで「自分はクズだ」「偽善者だ」などと思いこんで
自己評価を最低レベルに引き下げながら
それでも他人には優しくしようとし続ける人が
やがてメンタル不調を感じて
うちのカウンセリングに来られることが多いです。
そんな方に、私はこのようにお伝えすることになります。それは、
まずは自分自身に「OK」を出しましょう
うつっぽい状態から抜け出すためには、今すぐ
「I’m not OK」などと自分に伝えるのはやめて
「I’m OK」と無理やりにでも自分に言い続けることが
大切なのです。
何度も言いますが、
人は無意識でいると、自分にOKが出せないように
できているのです。
でもそのままの流れに任せてしまうと、メンタルが
どんどんおかしな方向へ進んでしまいます。
カウンセラーと一緒に
あなたがOKな理由を探しましょう。
なぜ5つの特徴を抱えてしまったのか
ではここで改めて
どうして鬱や適応障害などと診断を受ける原因となるような
- 完璧主義
- 過去を悔やみ、未来を憂いやすい
- 他者との比較が止まらない
- ないもの探しばかりする
- 自分に「OK」が言えない
などという特徴を背負ってしまったのでしょう?
その方自身に問題があったのでしょうか?
私は「そうじゃない。この人たちは何も悪くない」
と考えています。
なぜ5つのメンタル不調となる原因を抱えてしまったのか
どうしてこれらのようなメンタル不調になる原因を
自ら背負ってしまうことになったのか?それは、
- そうすることで「愛された」
- そうすることで「家を守った」
ということになります。
つまり、
メンタル不調を抱える原因と言える
完璧主義で過去を悔やみ、未来を憂い、
他者との比較を積極的に行い、
ないもの探しすることに敏感で、
自分に「OK」を出さない生き方
を行っていれば、親は安心するし、
場合によっては「良い子ね」「それでいいのよ」
とまで伝えてしまううちに、
子どもが「こうしていれば愛されるんだ」
「こうすれば家を守れるんだ」と思い込んで
しまうということになるのです。
できの悪い兄のいる、優等生の弟(Aくん)の事例
Aさん(35歳、男性)の事例です。
Aさんには3つ違いの兄がいて、この兄のことを
両親や親戚はいつも
「言うことを聞かない」
「出来が悪い」「困った子だ」
と評価していた、と言います。
Aさんは小さい頃から無意識に
- 兄のようにしていたら愛されない
- 親の言う通りにしたら愛される
- いい子にしていれば当てにされる
と思って、親の言う通りに振る舞い、そして見事に
愛されることに成功します。
兄はどんどんグレてしまい、問題行動を起こし
家族にとっての「問題の種」になっていきます。
だからますますAさんは、人の気持ちを汲み取れる
優しい人になっていきました。
そこで、先ほどの
- 完璧主義
- 過去を悔やみ、未来を憂いやすい人
- 他者との比較が止まらない人
- ないもの探しばかりする人
- 自分に「OK」が言えない人
という技術が身についたのです。
謙遜と自己否定が「奥ゆかしい良い子」とみなされて
Aさんの家庭では、兄の反対、つまり
- 何ごとにも反発せず
- 求められた通りカンペキになろうとし
- 常に内省し(I’m not OKの姿勢を示し)
- 謙虚な姿勢(謙遜と自己否定)を示し
- 相手に優しく尽くす
そんな子どもになることで
「Aくんは奥ゆかしい良い子だね」
と言われ続けたのです。
社会に出たAさんを待っていたものは
そんなAさんもやがて大人になり、会社に就職。
人の嫌がる仕事もこなし、残業や休日出勤、
休んだ人のフォローを積極的にこなすと
周囲からは「良いヤツ」「頼りになる」
と喜ばれるようになります。
そして、褒められても認められても
「自分なんてまだまだです」
「これくらい大したことじゃありません」
と謙虚な姿勢を見せることで、
ますます評価が上がっていきます。
ときどき、何かをわかったような態度の人から
「もっと自分を出していいんだよ」
「嫌なことは断ってもいいんだ」
「1人で背負わず他人を頼ろうよ」
と言われて
「そうですね!ありがとうございます!」
と返しつつも、
「自分はこれでいいんだ」
「僕には僕のやり方がある」
と、結局全部背負って、1人でカンペキにやろうとします。
自分がバカにしてた人の方が愛されてしまう現実に直面
やがて。
兄に彼女ができて、やがて結婚。
3児の子に恵まれたパパとなります。
とても家庭を大切にしているようで、
奥さんや子どもたちからも懐かれて
とても幸せなように見えます。
逆にAさんは、恋愛面やコミュニケーション面が
なかなか思ったようにいかず、
「良い人ですね」
「真面目ですね」
とは言われるものの、なかなかそれ以上の
関係に進まず。。。
仕事面でも自ら残業や休日出勤を繰り返し
自分の時間が全然取れない状況が続いてしまうことで
逆にそれを「恋愛なんてしている時間もない」と
意味づけてしまいます。
やがて、会社全体の業績が落ちだしてしまったとき
仕事面でしか、他者からの評価でしか、
自分を認められなかった状態だった自分に気づいた
Aさんだったのですが、、、
そのときにはすでに「もう一歩も動けない状態」
となってしまい、精神科で「適応障害」と診断される
までになってしまったのです。
あなたの回りにも、そしてあなた自身も。
背景の違いこそあれ
- 完璧主義
- 過去を悔やみ、未来を憂いやすい
- 他者との比較が止まらない
- ないもの探しばかりする
- 自分に「OK」が言えない
状態になっている人はいないでしょうか?
ここまでお読みのあなたは該当していないでしょうか?
もし少しでも当てはまっているとしたら、一刻も早く
カウンセラーと一緒に乗り越える方法を考えてみませんか?
5つの特徴を手放せた人から問題克服がはじまる
前出のAさん。
最初の頃は
- 再発への恐怖感
- 未来への不安
- 周囲にあきれられ、見捨てられる恐怖感
- 復帰への恐れからくる自分責め
- 起きれないこと、動けないこと、できないことへの恐怖
などが繰り返され、どんどんつらい状態が加速していたのですが、
AC克服カウンセリングを進めていくうちに、
- 「自分責め」が「美徳」で「やった方が愛される」と思わされていた家庭のあり方が間違っていたことに気づき
- できていない自分(ないもの探し)を考えることをやめ
- 少しずつできている自分(あるもの見つけ)を意図的に増やし
- 小さなことに感謝する
ことを増やすことで、少しずつ快方に向かっていっています。
- 完璧主義
- 過去を悔やみ、未来を憂いやすい
- 他者との比較が止まらない
- ないもの探しばかりする
- 自分に「OK」が言えない
の5つの考え方を手放した人から順に、
うつ症状の軽減が始まっていきます。
長い間悩み続けても、なかなか快方に向かえないことが多いのが
「うつ」のやっかいなところです。
5つの思い込み。手放すお手伝いをさせてくださいね。
今苦しんでいるあなたへ
ここまで書いてきた私(吉野)自身
短い期間ではありましたが、とても苦しい時期を
過ごした経験がありました。
布団の中で丸まって、
声を上げながら
ずっと嗚咽(おえつ)を漏らしていた
そんな時期がありました。
あのときは出口が見えず、
でもただただ苦しく、
その苦しみから逃れたい、楽になりたい
そんなことばかり考えていました。
何がきっかけだっただろう?
抜け出すことができて(おかげさまで再発もなく)
幸せに暮らせている今だからこそ振り返ることが
できるのかも知れませんが、
改めて考えると
何気なく自分が放った愚痴まじりの言葉を
きちんとまっすぐ受け止めてくれた人がいた
ということだったのかも…と思います。
もしよかったら、今のあなたの生きづらさを
カウンセラーの吉野にぶつけてみてくれませんか?
私と同じように、今の苦しみを過去に変えるために。
一歩前に進むあなたの言葉を。聞かせてみてくださいね。
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