毒親と縁を切る方法【本気の方向け】

心理カウンセラーの吉野です。

• 毒親克服カウンセリング
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• HSP克服カウンセリング
• 家族カウンセリング
• 夫婦カウンセリング

等を中心に、日々多くの方からのご相談にお応えしています。

また、「親御さんとの縁を切りたい」とおっしゃる方への協力をさせていただく場合もあります。

今回はそういうお話となります。

（以下、本気で親との決別を考えておられる方は最後までお読みください）

◇　◇　◇

親御さんとの関係についてのお便りを頂きましたのでご紹介します。

はじめまして。
私は40歳実家住まい会社員です。
両親には感謝はしていますが、毒親なのでは？と思うことがかなりあります。

父79歳。とにかく自分が正しいと主張するタイプ。すぐ大声で怒鳴る、怒ると殴る、私の言うことややり方を否定する、結婚相手は相談所で見つけた人でなきゃ認めないなど。
2年前に実家を引っ越しましたが、ひとり暮らしすると言うとじゃあこの家はどうするんだと怒鳴り出す。最悪です。

（中略）

2年前に彼が出来て、結婚を考えていますが、
まだ彼のことは紹介してません。

ひとまわり年上、バツイチ子なし、という点で猛反対されそうですが、絶縁覚悟です。
昔付き合っていた人の話をしたときも、
何もかもが気に入らなかったようで勘当だ！と怒り狂ってました。
感謝はしてますが、もう付き合いきれませんし、
わたしはわたしの人生を自分で切り拓いていきたいです。

（マドさまより）

マドさま、ご相談ありがとうございます。

暴力的な親御さんに困ってらっしゃるのですね。。。

つらいお気持ちお察しいたします。

当カウンセリングにも

• 親が気に入らないと暴力的になる
• 自分の結婚相手や交際相手を否定する
• 親と距離を置くかどうかで悩んでいる

というご相談をたくさんいただきます。

今回は、マドさんのように

親御さんとの距離感にお悩みの方がきっと多くいらっしゃると考え、

• 怒ると手が出る親の正体
• 親との距離の置き方
• 「絶縁」を決めた際の注意点

について、まとめてみたいと思っています。

これをお読みくださった方が

「自分が悪かったわけじゃないんだ」

「もうコレしかない！と思っていたけど、こういう選択肢もあるんだ」

と理解が深まれば嬉しいです。

怒ると手が出る親の正体

怒ると手が出る親の正体

怒ると手が出てしまう親、というのは

（ハッキリ言いますね）

• 大人としての成熟度が不足していて
• 自分が知らないことや未経験なことを素直に認められず
• すぐに自分が「バカにされたような気持ち」になってしまう人

がとても多いです。

（子どもの頃、よく「親をバカにするな！」と言って叩かれた、という方は多いです）

知らないことは

「へ～そんなのがあるんだ。お父さん知らなかったよ」

と言えばそれで済むのに、

知らない話をされると「バカにされた」と思ってイライラし始め、

「○○と言えば△△だ」「オマエは将来□□に就職しろ」などと

昔の（自分が知ってる世界観での）価値観を押し付け、

ちょっとでも気分が乗らないと

「絶対に許さんからな！」

と凄んでしまう。。。

こういう風になってしまう親御さんがおられるのです。

知らないことを「知らない」と言えない親

知らないことを「知らない」と言えない親

知らないことを「知らない」と素直に認められない方は

「知識」や「常識」のアップロードが行われていないことが多く

「すでに使い物にならなくなっていたり」

「価値観が「昭和」なものだったり」

「情報が古くてもはや乗り遅れかけている」

内容が多かったりします。

本来そこは「今はこういう感じですよ」と言われたら

情報のアップロードのチャンスなのに、

怒ってしまって認めようとしないばかりか暴力まで振るってしまう。

なだめるために静かに振る舞うのはやむを得ないとしても、

この方の主張をまともに信じてしまうと、人生の選択を誤ることになるかも知れません。

いかがでしょうか？

「絶縁覚悟」と思ったときの注意点

「絶縁覚悟」と思ったときの注意点

絶縁覚悟、というのは、

正直あなたを育ててくださった親御さんのことを

上記のように考え、

「もう無理だ」と見切りをつけ

「もう二度と会わない」「死に目にも会うことはない」と決意し

「一切の接触を断つ」と覚悟する、ということです。

ここまで読まれて

「まさに自分が探してた内容にたどり着けた！もとより覚悟の上です」

という方はこの先をお読みいただきたいですし、

「い、いやぁ、そこまではあまりにも…」

とおっしゃる方は、この先を読まれることはないと思います。

ここから先は「親と縁を切ってでも、自分は前に進む」と決めた方だけお読みください。

もう本当に無理。絶縁しかないと思ったときにやること

もう本当に無理。絶縁しかないと思ったときにやること

ここまで読まれて

「もう本当にあの親とは縁を切りたい」と思われた方の注意点としては

• 時間を掛けて離れていくのか
• 失踪のように突然消えるのか

という点をしっかり決めましょう、ということが大事です。

それぞれ手順がありますので、じっくり読んでください。

時間を掛ける場合

就職や転職を期に、就学を期になど、自宅からは通えないところに通う場所を決めて、そこで暮らす、という方法です。

物理的な接触は減っても、鬼電、鬼LINEなどの「攻撃」は止むことはないので、

時間を掛けながら「相手が連絡してくる頻度が減るのを待つ」ということになります。

人によっては（適度な距離感が取れることで）

「これならいいな。盆暮れ正月だけ付き合えばなんとかガマンできるか」

という人もいるかも知れません。

これでもやっぱりしんどい。離れたい、という場合は、次の

「失踪のように姿を消す」という方法を選んでいくことになります。

失踪のように突然消える場合

いずれ、完全に親と縁を切るなら、この方法を取ることになります。

それは、

「転職等を繰り返し」

「住所等を知らせず」

「連絡を断つ（電話を変え、着信拒否を行う）」

という方法です。

転職を繰り返す際は

• 辞めるときに、次にどこに就職するかは絶対に言わない
• 就職先にもし親からの電話問い合わせ等があったら、断っていただくよう事前に（人事部等に）お願いしておく
• 場合によっては就職時に親との関係性を打ち明け、会社側に理解してもらう

という準備が必要です。

住所を知らせない

• 保証人不要の物件や、社員寮等のあるところを探す
• 市役所に行き「公的証書の閲覧制限」をかける手続きを行う（ただし絶対万能ではない）
• 親が知っている友だちや親戚にも新しい住所は教えない
• 自筆で自らの意思で家を出た旨を記した「置き手紙」を残すか、後日「郵送」する（もちろん差出人の住所は書かずに名前のみ）

連絡を断つ

• 電話の契約解除
• 新しい電話の契約
• 今までのスマホを継続利用する際は「着信拒否」と、念の為「GPSソフトが組み込まれていないかチェック」

これらのことを、事前にバレないように抜かりなく行う必要があります。

毒親克服カウンセリングは「自分の人生を自分で切り拓いていきたい方」を応援します

毒親との縁の切り方については、

ご相談者の状況やご年齢、結婚されているかどうか等でも変わりますし、

親御さんの執着度合いや性格等によっても対応は全然違います。

様々な要因が重なって、その方にとって最もベストな方法が見つかるまで、根気強くご相談に乗りますので、

ひとりであれこれ悩まずに、カウンセリングをお選びいただくことをご検討ください。

本来、こういう方法は取らずに、親と話し合い、和解できるのがベストではありますが、

本当に（親御さんのご様子次第では）どうしようもない場合もあります。

自分の人生を自分の力で切り拓いていかれたい方に

ベストな方法を一緒に考えていければ幸いです。

まずは一度カウンセラーとお話してみませんか？

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