HSP関連本を心理カウンセラーがレビュー【敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント】
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心理カウンセラーの吉野です。
HSP(Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン))関連の本を10冊程度読んでみて、
私の独断と偏見でレビューしていこうという企画。4冊目です。
※今回、月額980円で読み放題の Kindle unlimitedがかなり役立ちました。
私自身、結構本は購入するタイプなのですが、それでもなかなか踏ん切りのつかなかった本がサクサクっと入手できました。
(まるで図書館で10冊程度まとめ借りしたようなノリで、様々な本を入手できたのもKindle unlimitedのおかげです)
まずは本で情報を得たい方にオススメ。初月30日間無料です。
※私はHSPなのかな?と思った方に必ず一度目を通していただきたいことについて
別の記事にまとめさせていただきました。
まだお読みでないという方はぜひこちらもお読みください。
今回読んだHSP本:敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント
今回読んだ本はこちら。
敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント イルセ・サン著
HSP本でイルセ・サンは外せない?!
デンマークの心理療法士イルセ・サンが書いたHSP本です。
イルセ・サンの本を紹介するのは2冊目。
HSPの発表者はエレイン・アーロン博士(米)なのですが、出版されている本としては、イルセ・サンが発表しているものが多く、私(心理カウンセラーの吉野)もあと1冊(ひょっとしたらもっと)イルセ・サンの本を紹介するかも。
【関連記事】1冊目に紹介した本はこちら↓
「HSP」と「内向的なタイプ」、どう違うの?に答えた本
「私って『HSP』?それとも『内向的』なタイプ?」
「音や匂いは気にならないけど、HSPのタイプにちょっと似てるかも。これって?」
と思っていた方もおられるかも知れませんね。
この本(敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント)には
- 「敏感な人」と「内向的な人」の特徴
- 「内向的・外向的」と「HSP」について
- 過度な刺激や状況への対処法
について詳しく書かれています。
「HSP」「内向的」両方について知りたい方や
自分でできる対処法について知りたい方は、お勧めの本です。
「HSP」の説明に「内向的な人」を付け加えた本
この本で感心したのは下記の点。
- 内向的な人の特徴や対処法にきちんと触れている
- 同じくHSPの特徴・対処法にも踏み込んで書かれている
という点です。
さらに詳しく説明していくと…
内向的な人の特徴…3種類
- 狭く深い人間関係を好む
- 集団行動が苦手
- 人前で話すのが苦手
過度な刺激から自分を守るためのヒント【8選】
- 自分に最適な刺激のレベルを知っておく
- じっと自分の内側に集中し、受け止めた情報を整理する
- ニュースをチェックしすぎない
- 電話に振り回されない
- 周囲の人と過剰に接触しないようバリアを張る
- できるだけ集団行動を避ける
- 「礼儀を尽くすこと」と「我慢すること」は違うと知る
- 心を静められる活動に集中する
堂々巡りの不安を断ち切るためのヒント【3選】
- 最悪の事態ばかり想定しても得することはない、と知る
- 「いざというときには困難に対処できる」と自信を持つ
- 老いや死を恐れすぎない
日々に喜びや意義を見出すための方法【5選】
- 天職を見つける
- 社交の場に参加するときは前もって準備する
- あえて人と接触しやすい場所に住む
- メールやSNSをうまく活用する
- 外向的な人とも交流してみる
不快なコミュニケーションを回避する方法【6選】
- 無駄な争いから降りる
- 直接話さずに、メールや手紙で相手に気持ちを伝える
- どんな風に対応してほしいかを相手に伝える
- 相手の反応を予測しておく
- 返答する前に、相手の意図を探りながら時間を稼ぐ
- 感情に説明責任はない、と知る
自分に正直な選択をする方法【6選】
- 他人の目を気にしない
- 自分とは違う人間を演じようとしない
- 罪悪感に心を支配されないようにする
- 自分自身の価値観に従う
- 相手とは違う意見でも恐れずに言う
- 思い切って、自分の要求を堂々と伝える
自分の個性を快く受け入れる方法【3選】
- 自分の性質を理解する
- 苦しいときは、専門家の助けを借りる
- 否定的な言葉で自分にレッテルを貼らない
これらのことが書かれている本です(気になる!という方は本書をお読みください)
対処法が合計28種類も詰まった本
敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒントには、それぞれの対処法や考え方のコツが合計28種類も詰まっています。
もちろん「そんなの私には無理」とか「海外の習慣と日本とは違うよ」というものもあります。
ただ、何度か読み返しながら、できることをこなしていくうちに、
本を読む前は対処できなかったことが、少しずつできるようになっていくかも知れません。
もちろん、この本にもあったように
「苦しいときには、専門家の力を借りる」
というのも大事です。
ひとりでなんとかするのが難しい、と感じたら是非
HSP克服カウンセラーにご相談くださいね。
【関連記事】HSPを疑う前に
HSPカウンセラーの吉野が共感した点
HSPカウンセラーの吉野が共感できた点は下記の通り。
HSPは他人が耐えられることに「自分もしなくては」と躍起になる
HSPあるある、と言ってもいいのではないでしょうか?
他人が普通にやってることが自分には苦痛だ、と感じても、それを我慢してやってしまって
結果ものすごく苦労してしまう、という経験をHSPは繰り返しがち。
それはまるで「お酒が飲めない(お酒への感受性が高すぎる)」のに
周りの人に合わせて一気飲みして、急性アルコール中毒になるのに似て
自分の適度な刺激を無視して生きてしまおうとすることが問題だと知ることが肝心なのですね。
違いを受け入れれば関係性は良くなる
自分が、他者との違いをさらけ出すことで
- 受け入れてくれる人
- 受け入れてくれない人
に2分(にぶん)されます。
無理に「受け入れてくれない人」に合わせ続けて人生の時間と労力と精神力を割いて生きるより、
あなたのことを理解してくれる人と(だけ)人間関係を築けばいいのです。
自分を変えるのには勇気がいる。そのために今の自分の立ち位置を知ることも大切
「自分を変えたい」と思うとき、本当は「自分の嫌な面を変えたい」のにも関わらず、
変える事自体にすごい抵抗感を覚えてしまうことはよくあることです(恒常性(ホメオスタシス)と呼んでいます)。
繰り返し「自分は今、どんな状態か(どこにいるのか)」
「どういう風に変わりたいのか(どこに行きたいのか)」
を確認することで、怖いけれども変化していける、という原動力になります。
自分のタイプをしっかり知っておくことって結構大切なのですね。
専門家のチカラを借りよう
別に売り込みたいワケではありませんが(笑)
できることなら(自分のことに)お金を掛けたくない、という気持ちもわかるのですが、
「自分を変えるためには専門家につくのが最短である」ということを知っている人だけが
最速で変化していくのです。
ゴルフや楽器演奏を始めるとき、コーチをつけようとするのと独学で始めるのでは、スピードが断然変わってきます。
でも、心だけは「なんとか自分で」と思う人が多いのが事実。
(心を変える方が難易度が高いのに)
私自身、専門家に師事して自分を変えることに成功できました。
それ以降、私が何かを身に着けたいときは、必ず専門家に教わることにしています。
なので上記の言葉に激しく同意しているのです。
HSPか内向的か判断がつかないときに読んでソンはない
イルセ・サン氏の本はこれで2冊めの紹介となります。
前回紹介した本は「HSPの特徴がしっかり書かれた本」という位置づけだと思います。
今回の本は「HSPだったり内向的だったりする人の日々の対処のコツ」について、28項目もの方法が書かれています。
どちらが良いか?はその人のニーズ次第ですが、
「自分は内向的なのかHSPなのか知っておきたい」
「いろんな方法を試してみたい」
という方には、今日紹介した本はオススメだと思っています。
Kindle unlimited なら無料で読めます(↓)
「HSP(Highly sensitive person)ってなに?」
「この記事を書いているカウンセラー(吉野)はHSPのことをどう考えてるの?」
「HSPの対処法を知りたい」
という方はこの関連記事もお読みください。
【関連記事】HSPを疑う前に
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