【ACママの子育て】自己肯定感が高い子の育て方 その①〇〇しすぎない
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こんにちは、AC克服カウンセラーの玉置小梅(たまきこうめ)です。
「もう宿題やったの?」
「明日、学校よ。早く寝なさい!」
「いつまでゲームやっているの!」
「早くしないと遅刻するよ!」
「忘れ物ない?ハンカチは持った?」
ちゃんときっちり子育てしたいアダルトチルドレンのママ(以下ACママ)は、こんな声かけを子どもにしがちです。時には、怒りが爆発して怒鳴ってしまって自己嫌悪、なんてことも…
今日は、そんなACママの悩みを軽くするヒントとして、以前に書いた記事『アダルトチルドレンのママへ、子育ての悩みから解放されるための5つのステップ』の中の「ステップ①現在地点を知る」というところを詳しくお話ししたいと思います。
最後まで読んでいただくと、立ち止まってご自身の子育てを確認できるかもしれません。是非ご覧くださいね。
では、『【ACママの子育て】自己肯定感が高い子の育て方 その①〇〇しすぎない』です。
子育てに疲れたママの現状とは?
私はACママの子育てをよく「皿回しの曲芸」に例えます。長い棒の先端で、お役目という名の何枚もの皿を同時に回している状態ですね。
皿の種類は、子どものこと、夫のこと、仕事のこと、ご近所付き合いのこと、両親のこと、介護のこと…等々。皿を割らない様に一生懸命に回しているのだけれど、人を頼るくらいなら自分でしたほうがいいと思うから皿の数がどんどん増えてしまう。
でもね、一人で回せる数って限りがあるのです。自分のキャパ以上の皿を回し続けるなんて無理なのです。そう、皿を落として割ってしまいます、涙。
では、どうしたらいいでしょうか?
「それって本当に私の皿?」
「その皿は本当に今、回さないといけないもの?」
と立ち止まって考えてみていただきたいのです。
子育てが辛いのはコレができていないから
そもそも冒頭に書き出した、宿題をすることも、時間を管理して早く寝ることも、ゲームをするかしないか考えることも、早起きして学校に遅刻しないように行くことも、忘れ物しないように準備することも、一体誰のことでしょうか?
そう、子ども自身のことです。つまり、子ども自身が取り扱う問題で、ママの問題ではない。
ここを踏み込んで口を出すからしんどくなります。だってママの問題ではないから。
自分の問題と他人の問題を分離する、これを「課題の分離」といいます。つまり、子どもの問題や子ども自身が取り組もうとする事柄にママは介入しない。
なぜなら他人の問題はコントロールできないから、コントロールできる自分の問題にだけ集中するということですね。(コントロールできないことに介入するからイライラが増えてしまう>_<)
「えっ、でも、それじゃあ子どもが宿題しないんじゃないか、遅刻ばっかりになるんじゃないか」と心配になりますか?
ここで一つ質問をしたいのですが、
「あなたは子どもにどんな大人になってほしいですか?」
答えに正解はありません。読み進める前にあなたなりの答えを出してくださいね。(←ここ大切!)
ちなみに、私は娘に「自分の人生を自分で考えて決めて行動できる人」になってほしいと思っています。そして、彼女が大人になった時、さあ行っておいで!(楽しんでおいで)と背中をポンと押してあげられるように、今、子育てしているのかな~と思っています。
少しイメージしていただきたいのですが、大人になった子どもにいつまでも
「ハンカチは持ったの?」
「会社の資料は準備したの?」
「雨が降りそうよ。傘は持ったの?」
と心配し続けているあなたがいたらどうでしょう?
そして、そんな風に育てられた子は、自分で考えて決めて行動してきていませんから(ママに自分の課題を奪われ続けていますから)、自分の人生の舵取りが自信を持ってできない人になってしまうかもしれません。
自己肯定感が高い子に育てるには?
では、どうしたらいいか?
子どもの皿(課題)を子どもに渡してあげましょう。はじめは、子どもが頼りなくて見えてしまってママはドキドキしてしまうかもしれませんが、大切なポイントがあります。
それは…
子どもを「信じる」
もとい「信じ切る」です。
そして、「待つ」ということ。(←これ結構大変です、忍耐だから)
大人はできて当たり前、子どもは、今ゆっくりと練習している最中だと思うのです。(とは言っても、実際は言うのは簡単するのは難しいというママがほとんどですので、この辺りはカウンセリングを受けて頂くと、カウンセラーと一緒に確認しながら進んでいくところとなります^ ^)
良い子育てのためにママが意識したいこと
あと、もう一つ確認していただきたいのが、
「その皿は本当に今、回さないといけないもの?」ということです。
時に、子どもは風邪をひくなどイレギュラーなことが起こりがちです。
そんな時は、回せる皿の数は決まっていますから、重要度の低い皿を一旦下ろしたり、パパに持ってもらったり、調整しなくてはいけません。
注意が必要なのは大事なものとそうでないものが、混ぜこぜになって皿を回し続けている状態ですね。
時々、ご自身の回している皿が絶対に「今、回さないといけないのか」確認を入れるといいかもしれません。
頑張らない子育て
さて、いろいろお話ししてきましたが、このように「課題の分離」「物事の優先順位をつける」ができるようになって皿を回し始めると、自分が余計なことでイライラしていたんだ、時間をとられていたんだということに気づき始めます。
そう、ママはとても楽になるし頑張らなくていい。
そして、それだけでなく、その方が子どもの自己肯定感が高くなっていくのです。
なぜなら、ママから信頼を受け取りながら自分の課題にじっくり取り組むことができる。だって、ママはいつも待ってくれているから。
なので、是非ともあなたの現在地点を確認し、回すお皿を吟味してみてくださいね。
あなたのことを応援しています。