アダルトチルドレンが子育てに悩む7つの壁
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アダルトチルドレン克服カウンセリングをしていると、
とてもたくさんの親御さんから「子育ての悩み」をお伺いします。
「つい子どもにキツく当たってしまう」
「自分が(親から)されて嫌だったことを、子どもにしてしまって…」
「生んでから「自分には子育てをする資格なんてなかった」と思ってしまう毎日です」
こんなお声を頂戴します。
アダルトチルドレンの自覚があって、そこそこ生きづらさを感じている方が子育てに向き合うとき。
また、
子どもを生んでから、急に生きづらさを感じてしまい、調べたらアダルトチルドレンに該当する項目が多いことに気づいたとき。
一体この先どうしたらいいか、深く悩まれる親御さん(特にお母さん)が少なくありません。
このページでは、子育てに悩むお母さんが
- 子育てに対するイライラや不安が減って
- 自分流の子育てでいいんだ、と思えて
- 少しずつ自信を持って向き合うことができる
考え方を、実際のカウンセリングの現場でお伝えしていることをもとにお話していきます。
(注:ここに書いてある方法を1つだけ行えば、たちどころにすべての悩みが解決する、などということはできません(不可能です)。そういう方法があるのなら、今頃世界中のお母さんの悩みなど、この地球上から消えているはずです。
実際はカウンセリングの現場において、悩まれているお母さんに最も効果的と思われるワークを行い、個別の問題を時間をかけて解決していくこととなります。
この記事を読んで「う~ん、私にはピンとこない…」と思われた方も、一度はカウンセリングをお受けいただくことをオススメします。
自分にあった問題点の抽出や、個別の取り組み方がわかることで、少しずつ問題克服していくことを願っています)
【参考記事】アダルトチルドレンチェックリスト(25項目)※5つ以上あれば要注意
- アダルトチルドレンの子育ての7つの壁
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:① 失敗が怖い
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:②「責められてる」と感じてしまう
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:③ 罪悪感を感じてしまう
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:④ 比較してしまう
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑤ 1人で抱えてしまう
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑥ 他人(先生など)の言うことに振り回される
- アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑦ 自分の親を頼れない
- ACは苦労させられる。何も悪くないのに
- 子育てに悩むACが「壁」を超えて行く方法
- まとめ:子育てに悩むACの7つの壁なんてぶっ壊してしまおう
アダルトチルドレンの子育ての7つの壁
アダルトチルドレンの親御さんにとって、子育ての「壁」とも言える問題が複数あります。
この記事は、ACで生きづらさを感じている親御さんが落ち込みやすい「7つの壁」について解説をしていきます。
どのような「壁」があるか、結論から言うと
- 失敗が怖い
- 責められている、と感じてしまう
- 罪悪感を感じてしまう
- 比較してしまう
- 1人で抱えてしまう
- 他人(先生など)の言うことに振り回される
- 自分の親を頼れない
です。以下詳しく説明していきながら、壁の乗り越え方についても解説していきます。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:① 失敗が怖い
アダルトチルドレンの親が子育てで感じてしまう壁の1番めは「失敗が怖い」です。
アダルトチルドレン(AC)は、幼少期に親たちから
- 失敗するな
- 言うことを聞いて
- 自分で勝手な判断をしないで
- 親の言う通りにしてれば大丈夫だから
- そんな夢みたいなことを考えてないで現実をみなさい
などと、さまざまな形で
- チャレンジすること
- 自分のやりたいようにいろいろ試すこと
- 失敗を乗り越えて気づく経験や学び
を奪われてしまいます。
「そんなことやってないで、あの学校に合格することだけ考えなさい」
「一流企業への就職や公務員にさえなればあなたは幸せ」
などと言われて、自分の興味があることや楽しみをどんどん奪われ、レールの上だけを走ることを期待された子はやがて
「とてつもなく失敗(レールからはずれること)を恐れる子」
になってしまいます。
失敗経験を奪われたまま大人になってしまったアダルトチルドレンは、子育てにも「成功」を求めてしまいます。
でも。そんなもの(子育てにおける成功)はどこにもないのです。
ただただ
「これって失敗じゃない?」
「ああいう風に判断したけど間違ってたんじゃ…?」
「どれが良くて何が悪いのか、よくわからない…」
と混乱を深めることになってしまいがち。
もしあなたが「失敗がものすごく怖い」「失敗などありえない」と考えてしまうなら、この項目に該当していると考えた方がいいでしょう。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:②「責められてる」と感じてしまう
①とも関連深い項目なのですが、子育てに悩むACの親御さんの多くが
「誰かに(自分のやり方を)責められてるような気がする」
という悩みを訴えられることが多いです。
これは、ACが育ってきた環境が「ミスをしたら責められる」環境だったことが背景として考えられます。
- 罵声を浴びせられたり
- あきれられたり
- 延々説教が続いたり
- 謝らせられたり
- 反省を促されたり…など
「あからさまに責められた」経験を持つ方もおられれば、
- 親に泣かれた
- 謝られた(「こんなお母さんでごめんね」など)
- ものすごく寂しそうな顔をされたり
- おろおろされたり
- 何も(一切、自分の行為に)触れられなかったり
することで「あぁ…これはいけないことなんだ」と思い込まされてしまった場合もあります。
(両親が両方の方法で(例えば父がしつこく説教し、母はただ泣くばかり、など)強い「責められ感」を背負わされてしまう場合があります)
子どもに泣かれただけで「責められてる」と感じてしまうACの親
上記のような状態で大人になった人が子育てをすると、
- 子どもがダダをこねただけで「責められた」と感じてしまう
- ご飯を食べない、吐き戻す、夜泣きする、なども「責められてる」ように受け取ってしまう
- 泣かれたり、悲しそうな顔をされただけで「責められた」と感じる
などという状況になりがち。
想定外のことが起こっただけで「責められてる」と感じてしまい、軽いパニック状態に陥ってしまうのです。
責められてると感じた人が陥る「3つのパターン」
「自分は責められてる」
と感じた人のほとんどが下記の3つのパターンのどれかに陥りがちです。
(逆に言うとすぐに下記の態度をとってしまう人は「責められてる」といつも思っている人が多いです)
責められてると感じる人が陥るパターン①「ものすごく落ち込む」
このパターンはとにかく「空が青くても、ポストが赤くても「全部自分のせい」と感じてしまう傾向があります。
「いくら頑張ってもどうせ自分は責められる」と信じているので、なにかあるとすぐに「やっぱり責められた」と落ち込んでしまうのです。
責められてると感じる人が陥るパターン②「逆ギレ」
なにかにつけてすぐにキレてしまう人は「責められるのが嫌すぎる」から、とも言えます。
このタイプも「どうせ自分は責められる」と信じているため、何かあると「やっぱりみんな責めるんだ!」と過激な防御態勢に入ってしまうのです。
すぐに逆ギレする人は「怒りっぽい人」「怖い人」と思われがちですが、じっくり観察すると
「いつも自分は責められる」
「自分は悪くないのに理不尽な思いをさせられてばかりだ」
と思っている人が多いのです。
責められてると感じる人が陥るパターン③「何も言わずに固まる」
自分が責められた、と感じた瞬間、
何も言わずに(言えずに)固まってしまう人もいます。
これは、多くの場合、幼少期にひどく責められることが多く、口ごたえや反論などしようものなら却ってひどい状況になった経験を持っている人が多いです。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:③ 罪悪感を感じてしまう
ACの人は、なにかにつけて「自分のせいだ(自分が悪い)」と思うように育てられた人が多いです。
なにか想定外のことが起こった瞬間
「自分が悪い」
「自分がちゃんと準備しておかなかったからいけないんだ」
「こんなことなら「○○しよう」なんて思わなければよかった」
と感じがち。
自分のことはなんとかなっても、子育ては「想定外のできごと」の連続。
子どもの行動を親がすべて管理することはできませんし、してはならないこともわかっているはず。
なのに、想定外のことが起こると罪悪感に直結してしまうACの親は、子育てに対してどんどん自信を失ってしまうことが多いのです。
なにかあるたびに「自分のせいだ」と罪悪感を感じてしまう人は、
できるだけ早いタイミングでその状態から離れるためにカウンセリングを受けることが大切です。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:④ 比較してしまう
大体ここまで読み進められた方の中には
「なにか一定のパターンがあるような…」と感じられた方もおられるかもしれません。
そうなのです。
これらのパターンのすべては「親(養育者)によってそのようにさせられてしまった」パターンなのです。
この章の「比較してしまう」のも、養育者の教育によってクセ付けられた人が多いといえます。
親が
- 「あなたはお姉(兄)ちゃんだから」と言って育てた
- 「お姉(兄)ちゃんがあなたの歳には、もう○○できてたのに」などと言われた
- 「同じ歳の○○ちゃん、もう○○(ひとりでお着替え、読み書き、トイレ、お箸が使えるようになった、等)できるようになったのに」と言われたり、他の人からそういう情報を得た瞬間にものすごく不機嫌になった
- 「同級生の○○ちゃんは、あの学校へ行った、良い成績を取った、大企業に就職した、結婚した、子どもを産んだ、男女を産み分けた…」など、なにかにつけて比較したあと、残念そうな顔で自分を見た
- 「わが一族は代々○○(医者や先生、公務員等)の家系。それ以外は認めない」という雰囲気がありありで、もしその道に進まないと「落伍者」のような扱いを受けた
こういうことが繰り返されてしまうと、無意識レベルで
「自分も比較されて育ったんだから、きっとこの子も比較されるはず」
と感じてしんどくなってしまう、ということはよくあることなのです。
多くの方が、この「比較のワナ」から抜け出せずに苦労されます。
無意識レベルで繰り返す比較のワナにどう対処するといいのか、については後半まで読み進めてください。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑤ 1人で抱えてしまう
今までの4つの壁、つまり
- 失敗が怖い
- 責められている、と感じてしまう
- 罪悪感を感じてしまう
- 比較してしまう
を背負わされて成人になってしまうと、当然のことながら
「誰にも相談できない」
という状況に追い込まれる確率が高まります。
なぜなら、誰かに相談することで
- 「失敗だ」と指摘されそうで怖い
- 「結局自分はいつも責められてしまう」と感じることになり
- 罪悪感を背負わされてしまった上に
- 他にできている人と比較してしまうと信じ込んでいるからこそ
- 1人で抱えてしまう
という状況に陥ってしまうのです。
あなたは何も悪くありません。もちろん1人で抱える必要もありません。
ただそれが真実だと納得できるまでは時間が必要になるかも知れません。
1人で抱えることをやめて取り組む決意をすることで、現状打破が可能になるのです。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑥ 他人(先生など)の言うことに振り回される
アダルトチルドレン化させられてしまった方の養育者(親御さんたち)の多くが
- 権威の言うことに弱く
- やみくもに信じがち
という特徴があることが多かったです。
それは「先生の言うことをききなさい」「先生がああ言ってらっしゃるんだから」的なものから
「あの大学に入っておけば大丈夫」「大企業に就職すれば安泰」「あの資格を取りなさい」「公務員になれば安定した人生が送れる」というものまで
本人の希望や夢、想いに関係なく、権威の言うことを信じて子どもに道を進ませようとされた、というパターンが多いのです。
こういう状況で大人になった人は
- 権威の言うことに少なからず反発感を覚えながらも
- 権威に嫌われたら終わりだと思って、怒られないように振る舞う
というパターンを歩む人が少なくありません。
やがて最終的には
- 「こうしたほうがいい」と言われたら安心し
- 「でも言われた通りにできない」と感じて落ち込み
- 「次にどうしたらいいか教えてほしい」と次の指示をもらおうとする
という状況を自ら選んでしまう(自分の判断や人生を他人にあずけてしまい、あとでしんどくなる)というパターンにハマってしまいがちなのです。
アダルトチルドレンが悩む子育ての壁:⑦ 自分の親を頼れない
親には頭が上がらない(もしくは超絶反発し続けた)ACにとって、自分が親になってからは、とにかく
「あの親を頼りたくない」
と感じてしまいがち。
食料品や衣料品が実家から送られてきただけでも、そこはかとない「コントロール」を感じ
- 「全部使い切れ」と命令されているように感じ
- 「ほどこされたんだから感謝しろ」「お礼をしてこい」と強要されているように感じ
- 捨てたりメルカリに出そうと思っても、そこはかとない「罪悪感」に苛まれてしまう
というパターンにハマってしまうことも。
もちろん、子どもの体調に異変があったり、出産、進学等で悩むことがあっても
「あの人(親)にだけは頼りたくない」
と孤立してしまうことになりかねません。
ACは苦労させられる。何も悪くないのに
こういった事情で、アダルトチルドレンはなにかにつけて苦労した生き方しか選べなくなりがち。
「自分が生きづらいから自分が悪い」ーという思考に陥りがちなのですが
AC克服カウンセリングのカウンセラーは「真逆」の考えで接しています。つまり。
「あなたがそうなったのはあなたのせいではなく
あなたは精一杯頑張ってきた人。
自分を無意識に責め、落ち込んできたパワーを、違う方向に活かせば
ものすごい力で自分を成長させることができるはず」
という考え方で接しているのです。
子育てに悩むACが「壁」を超えて行く方法
ここからは(大変長くなってしまい、すみません…)
子育てに悩むアダルトチルドレンが、どのようにこの悩みを克服していけばいいかについて考えていきましょう。
克服法①今まで受けた「愛」と「コントロール」を区別する
克服法②自分責めは何の得にもならない、と知る
克服法③「失敗学」を学ぼう
克服法④子育てにイライラした自分への質問「一体何に恐れているのだろう」
克服法⑤本気で変わりたいなら他人の力を借りよう
です。以下説明していきます。
克服法①今まで受けた「愛」と「コントロール」を区別する
ACにならざるを得なかった方の多くが、親から受けた「愛」と「コントロール」を混同しています。
どういうことかというと
「お母さんは私が良い子じゃないときものすごく寂しそうな顔をした。でもそれは私のことを心配してくれてたのであって、愛情を持って育ててくれた」
とか
「親は私の言うことをすべて否定した。あの毒親のせいで自分はこうなった」
という思いの中に
- 「愛だ」と思っていたけれど、結構な「コントロール」だった部分
- 「コントロールだ」と思っていたけれど「愛」も混じってた部分
がなかったかどうかを「しっかり区分け」する必要があるのです。
ひとつひとつの出来事をゆっくり思い出しながら、
- 「愛」と受け取ってもいい部分
- 「コントロール」と判断して、手放していい部分
を分けることで、ぐちゃぐちゃになった心の中を整理していくことが大切。
ぐちゃぐちゃのままだと、そのまま自分の子どもにも渡してしまうことになりかねません。
あるカウンセリングの事例では
無意識に子どもに強く当たってしまっていたお母さんが、自分が幼少期に受けた「心理的虐待」を「愛だ」と思い込んでいたことに気づくことで
「これは愛ではない。私はこの価値観を手放す」
と宣言し続け、やがて子どもにイライラをぶつけることが大幅に減った、ということもありました。
あなたの中で「これは(親からもらった)愛だ」と思ってることの中に
「親が自分にとって都合がいいから「愛だよ」と言いながら「コントロール」した事例」がなかったか、思い返してみてください。
「愛ではない」ものは手放して構わないのです。
克服法②自分責めは何の得にもならない、と知る
子育てに悩むACの親御さんの多くが、自分自身のことを激しく責めておられます。
子どもに「こんなこと言ってよかっただろうか」と悩んでは自分を責め、
つい感情にまかせて叱ってしまったあと、激しく自分を責め、
いざというときに的確な判断ができなかった自分を責め…。
なにか自分の想定外のことが起きる度に
「自分がちゃんと準備してなかったからだ」
と自分を責めながら落ち込む、という方がとても多いと感じています。
敢えて申しますが、もし仮に、あなたの言う通り、あなたに落ち度があったとしても。
(ほとんどの場合、あなたに落ち度があることはないのですが)
それで自分を責めて落ち込んでいたら、なにかが解決するのでしょうか…?
(きつく聞こえたらごめんなさい…)
カウンセリングにおいては「自分責めは無意味」とお伝えします。
幼少期の頃は、自分が悪かったと反省することで、家庭内のバランスが取れていたとしても、それが「真実」ではない場合も多いのです。
無意味に自分責めをする時間があるならば、どうやったらこの事態を一歩前に進めることができるかに意識を向けた方がよっぽど有意義なのです。
落ち込みグセ、自分責めグセがあるお母さんは、
「無意味なことをしてるからやめよう」と
自分責めしそうになるたびに、言い聞かせてあげてほしいのです。
だって自分責めは本当に意味がないんです。
そんなことに、時間や気持ちを費やし続けるくらいなら。
カウンセリングを受けてこれからの人生を書き換える作業を始めた方が断然いいはず。
「自分責めする癖があるな」と思われたら。
手放すために立ち上がる勇気を持ってください。
克服法③「失敗学」を学ぼう
ACの状態で成人し、結婚、出産に至った親御さんは、
- 極端なまでに「失敗」を恐れたまま
- ほとんど「失敗」経験をしたことがないまま
ママ(パパ)さんになってしまうことがあります。
「親がチャレンジさせてくれなかった」「失敗しそうになると親が口出ししてきた」「自分の判断でなにかを決めた記憶がない」
こういう状態のまま、ママ(パパ)になってしまった場合、異常なまでに「失敗が怖い」状態に陥りがち。
そういう場合は「失敗学」をしっかり学ぶことが大切です。
よく考えて見てほしいのです。
失敗を一度もしないままで、成功者になれた人など誰もいないはずです。
こういう事を言うと「根性論ですか」と思う人もおられるかも、ですが、
失敗というものに対する正しい知識を身に着け、
小さなチャレンジを続けることによって
失敗というものに過度に恐れることのない親へと成長できるのです。
失敗は誰だって怖いものです。失敗が大好きな人などいません。
でも、失敗を過度に恐れることがない人が。
失敗から何かを学んで立ち上がる脚力を身に着けた人が。
やがて成長できるようになるのです。
(AC克服カウンセリングでは、失敗を過度に恐れる方に対して、まずは小さなチャレンジをオススメすることにしています。過度に失敗を恐れる傾向が自分にあるな、と思われたら、ぜひご相談ください)
克服法④子育てにイライラしたときの質問「一体何に恐れているのだろう」
「イライラが止まらない」
「つい感情的になってしまって」
こういうご相談をたくさん受けます。
実は。怒りに似た感情は、そのほとんどが「恐れ(不安)」から来ている場合が多いのです。
子育ての場で、ついつい「イライラしてしまう」親御さんは、
イライラが爆発したあとからでもいいので「私は一体何に恐れていたんだろう」と自問自答することが大切です。
恐れの正体に気づけたとき。
子どもを叱り飛ばすのではなく、自分自身のメンタルを落ち着かせることが先決だったことに気付けるはず。
恐れの感情の処理をうまくできるようになることで、安定したお母さん(お父さん)像に近づけるのです。
克服法⑤本気で変わりたいなら他人の力を借りよう
この文章を書いているAC克服カウンセラーの吉野自身、
人間関係や子育てに悩み、壁にぶつかりまくってきたACの代表選手のような生き方をしてきました。
そんな私が変われたのは、心理学との出会いと、自分を理解してくれる存在との出会い、そして、カウンセリングを受けた経験だったのです。
それまでも、たくさん本を読んだり、講演テープを聞き返したりなど、自分が変わるための勉強は続けていたつもりですが、それよりも強烈だったのは
自分を理解してくれる存在が「あなたは何も悪くないよ」と信じてくれたことでした。
こういうことを書くと「ほらやっぱりカウンセリングへ誘導したいだけじゃん」と思われるかも知れませんが、それでも敢えて言います。
心の克服について、何度も経験し、子育てに苦労しているあなたの気持ちを理解し、信じて見守ってくれる存在を持つ、というのは
ものすごいパワーになるはず、です。
AC克服の道筋を理解し、子育てに悩む親御さんを応援できる効果的な方法として、カウンセリングを選択肢の1つに選ばれることをお勧めします。
まとめ:子育てに悩むACの7つの壁なんてぶっ壊してしまおう
子育てに悩み、苦労されているアダルトチルドレンの親御さん(多くがお母さん)が抱える問題のほとんどは「7つの壁」の中にあるのではないでしょうか。
- 失敗が怖い
- 責められている、と感じてしまう
- 罪悪感を感じてしまう
- 比較してしまう
- 1人で抱えてしまう
- 他人(先生など)の言うことに振り回される
- 自分の親を頼れない
これらの壁を壊すためには、
- 克服法①今まで受けた「愛」と「コントロール」を区別する
- 克服法②自分責めは何の得にもならない、と知る
- 克服法③「失敗学」を学ぼう
- 克服法④子育てにイライラした自分への質問「一体何に恐れているのだろう」
- 克服法⑤本気で変わりたいなら他人の力を借りよう
これらの方法が効果的だ、と書いてきました。(長文にお付き合いいただき有難うございます)
もちろん、コツコツと1つずつ壁に取り組むのも良いですが、やはり、お子さんはどんどん成長していってしまうもの。
よりスピーディに、より効果的に壁を超えていくためには、カウンセラーに相談してみることも大切なのだと考えています。
ここまで読まれたあなたが、一歩を踏み出すことを楽しみにしています。
子育ての悩みをカウンセリングで解決してみませんか(大阪・京都)
アダルトチルドレンの傾向のある方が
子育てをしようとした時に
・失敗するのが怖い
・周りから責められているような気がする
・罪悪感を感じる
こうしたことを感じて
しんどくなってしまう方が
たくさんいらっしゃいます。
これまでお一人で悩んでこられて
大変だったのではないでしょうか。
お一人ではどうにもならなかった子育てのお悩みも、
カウンセラーと一緒であれば乗り越えていくことが可能です。
お子さんとお母さん自身の笑顔を
カウンセリングでぜひ取り戻してください。