【ご相談】結婚も仕事もうまくいかない…
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アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪の吉野遼太です。
ご相談のお便りが寄せられたのでご紹介します。
「私も相談に乗ってほしい！」という方がおられたら
YouTubeやブログ記事上でお返事していきますので
AC克服カウンセリングのYoutubeチャンネルからぜひご相談をお聞かせください。
結婚も仕事もうまくいかない…
結婚も仕事もうまくいかない…
ピエロさんという女性からのご相談を頂きました。
ご相談のテーマを選んでもらうチェックボックスを設けているんですが
☑アダルトチルドレン
☑人間関係・対人関係
☑家族関係
☑機能不全家族
☑お仕事上のお悩み
☑恋愛関係
☑鬱
☑生きている意味
☑自信
☑空虚感
10種類以上にチェックをつけてくださってご相談いただきました。
ピエロさん ご相談いただきありがとうございます。
【ピエロさんからのご相談】
59歳独身、子供無し、5人兄妹、兄、私、妹3人
私もACの家庭で育ちました。父親は物心つく頃から酒浸りで、
毎日飲んで暴れて私が歳の時に自宅で首吊り自殺しました。とにかく毎日お酒を飲んで暴れる父親が怖かったし憎かった、
それを止められない母親も大嫌いでした。
「飲まなきゃいい人なんだから」と庇うくせに、
暴れている時は自分は仕事だと逃げているし。小さい頃は怖くて逃げ回り父が暴れ疲れて寝るまで、
毎日家の外などで暑い日も寒い日も避難する日々で、
本当に怖くて惨めで悔しくて情けなかったです。でも、大きくなるにつれその理不尽さに
反抗するようになり、酷い言葉で罵るようになりました。
そして死んでしまいました。それからずっと自分責めし「私のせいだ、私が殺した」
「私は幸せになってはいけない」と思い続けてきました。成人し実家と田舎を飛び出したけど、
男性とのお付き合いは怖くてなかなか出来ず、
やっとお付き合いしても、“結婚”と言われると
引き潮が引く様にサッと気持ちが冷めて、
とうとう結婚出来ず来年還暦を迎えます。最近やっとできた年下の彼にも、
「そのままでいいよ、俺が合わせるから」と言われても、
信用し甘える事もできずダメでした。母親との関係性はもっと根深いと思います。
無関心だったり過干渉だったりで、
常に「貴方は長女なんだから」が口癖で
家事全般やっていましたし、兄妹間差別もありました。小学校で虐められてその事を言っても
「人の悪口を言うな」と、その後小学校卒業まで
毎日虐めに遭いましたが一言も相談しませんでした。就職も恋愛結婚にも口出しされ妨害も受けました。
「親の近くで結婚しろ」「そんな人はダメだ」など。歳の時嫌な見合いを無理矢理させられ、断ると
「世間体が悪い」「お前が片付かないと後が嫁に行けない」
「仕送りや物を買ってもらうより、孫の顔見せるのが
一番の親孝行だ」「結婚は女の幸せだ」などと
なじられました。あの環境で育てておいて、
結婚が女の幸せ？全くそう思えなかったし、
逆に結婚は不幸だとしか思えなかったのに。その他にも書ききれないくらい有ります。
今だに自分責めし自己肯定感が持てません。自殺も何百回何千回それ以上考えました。
「朝目が覚めなければいいのに」
「消えて無くなりたい」と
朝目覚めて自分の存在に絶望する毎日でした。転職も繰り返し仕事も人間関係も全くうまく行きません。
代後半からうつ病を繰り返しています。カウンセリングは数回受けましたが、
育った環境は関係無いと否定されて、
それからは受けていません。今回も心体を壊して春から離職し、全くやる気の出ないなか
何とか再就職決めて新年から仕事を再開しますが、
やっていけるか不安で一杯です。これから先老後の事を考えると
本当に不安で辛くて苦しいです。今まで色々本を読んだりYouTubeを見たり、
カウンセリングも探しましたがいい所が見つかりません。何とか自分を取り戻し生き生きとこれからの人生を
生き抜く方法はあるでしょうか？
長文で申し訳ありません。ピエロさんより
ピエロさん。生きづらさを打ち明けてくださって本当にありがとうございます。
吉野が気になったことを数点お伝えできればと思います。
今回、ご相談者さんに一番伝えたいこと
今回、ご相談者さんに一番伝えたいこと
私がまずピエロさんに一番強く伝えたいことは
「あなたは何も悪くない」
ということです。
「いや でもね…」という気持ちもあると思います。
ピエロさんが大きくなってから
「父親にひどい言葉でののしるようになり、そして父親が亡くなってしまった」
ということですが、
そもそもこういうお父さんじゃなかったら
ピエロさんが何も反抗する必要はなかったはずなんです。
母親も「逃げ回っていた」ということでしたが、
本来、盾になるはずの役割のお母さんが何もしないなら
ピエロさんが闘うしかなかったのだろう、
お父さんにひどい言葉で罵るしか道が残ってなかったんだと思います。
ピエロさん、あなたは何も悪くないんです。
昔のカウンセラーはアダルトチルドレンを理解できなかった？
昔のカウンセラーはアダルトチルドレンを理解できなかった？
20年以上前にカウンセリングを受けられたとのことですが、
20年前の日本のカウンセリング技術や知識レベルでは
「アダルトチルドレン」という言葉がやっと出始めたかな？
くらいのころだったのでしょう。
当時の考え方は
「家庭環境が影響している」というより
「（家庭環境は）関係ない」という
カウンセラーさんのほうが多かったのだと考えます。
心理学の流派によっては
「育った環境は一切関係ない」という流派もあるのですが
吉野はこの一部の流派の考え方は根拠に乏しいと考えています。
育った環境がのちの性格に影響する
実際、年間1,000件を超えるカウンセリングを
お受けしている吉野が痛感しているのは
「育った環境こそが大きな影を落とす」
というケースが圧倒的に多いのです。
機能不全家族に育ち
お母さんが問題に立ち向かわずに
子どもにばかり理不尽を強要している
この環境こそが問題だった、と私は考えます。
そして、ピエロさんの生きづらさの原因はもう一つ。
今も育ってきた環境のルールに従って生きている
今も育ってきた環境のルールに従って生きている
「自分はこういうことが辛い」と言おうとすると
「悪口言うたらアカン！」
「自分が悪いから…」
「幸せになってはいけない…」
そういうルールが今も生きていて辛いのではないか？と思えてならないのです。
たとえば
「女だから我慢しろ」
「親の近くで結婚しろ」
「世間体が悪い」
「お前が片付かないと あとがお嫁に行けない」
「孫の顔を見せるのが一番の親孝行」
「結婚は女の幸せだ！」のような
「それが本当に100%幸せって言えるのか？」
という母親の言葉によって、
ご自身の価値観を持つことができず
つらい思いに支配されてしまっている状態が感じられます。
その価値観。あなたのものではありません
その価値観。あなたのものではありません
アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪では
「その価値観はあなたのものではありませんよね」
「その価値観を伝えているあなたの親御さん自身、幸せそうに見えますか？」
「そうじゃないなら、その価値観、おかしいですよね」
という当たり前の話を
カウンセリングの際にはゆっくりお話します。
多くの方が、
「嫌だ嫌だ！この考え方は間違ってるし母親も父親もおかしかった！」
ということが理解できつつも
「でも自分が悪い…」
と思ってしまう状況から抜け出ることが難しいもの。
ここから人生をひっくり返すには、
カウンセリングで1つずつ、価値観の棚卸しを行い、
「そこもですか？」
「そんなところまで親の価値観が染み付いてたの？」と
ひとつひとつ理解し、ゆるめていくことが必要だと考えています。
典型的な機能不全家族から生まれたアダルトチルドレンの事例
典型的な機能不全家族から生まれたアダルトチルドレンの事例
ピエロさんは、すべての条件が
アダルトチルドレンが育つ事例に適合している、と
私は考えています。
典型的な父親がアルカホリックで（アルコール依存症）
暴れるというひどい状態に加え、
お母さんがお父さんを止めずにほう助している
いわゆる「イネイブリング」を行ってしまっているという
絵にかいたような機能不全家族であり
とても危なっかしい典型的なアダルトチルドレン家庭
であると言えます。
いじめられたことを訴えても
「我慢しろ！人の悪口を言うな！」と言われ、黙殺される状態では
ピエロさんがのびのびと生きていける環境ではなかったと想像します。
重い状態なのでカウンセリングも時間がかかる
このような場合、最初にカウンセラーとご相談者との攻防が続く可能性が考えられます。
「でも私が悪いんでしょ?!」
「あなたは悪くないですよ」
「いや、でも私が悪いんです」
表面上は違う会話をしていても
心の奥では新しい考え方を受け入れられない
そういう戦いがものすごく長く続く可能性が高いのです。
「自分は悪くない」と思ってから問題克服開始
「自分は悪くない」と思ってから問題克服開始
時間はかかるかも、ですが、この問題を乗り越える道は
「あなたは何も悪くない」を受け入れられるかどうか？」
がスタート地点になります。
実際にカウンセリングに来られるかどうかはわかりませんが、
この解答が何かのお役に立てれば幸いです。
この記事やYoutube動画をご覧いただいた方の中には、
「私はそんな典型的なものじゃないし」
「親はやさしかったけど なんか生きづらい…」
という方もおられると思います。
重い事例だけがカウンセリング対象者ではありません
今回のような特別な絵にかいたような事例がある方だけが
カウンセリングを受けないといけないというものではありません。
どうしてもカウンセリングに抵抗がある方は
こちらのリンクからぜひご相談をお聞かせください。
（ご相談の際は 育った環境・家族構成などもぜひ教えてくださいね）
今回は ピエロさんからいただいたお便りをもとに
「あなたは何も悪くない」理由について
徹底的にお話したいと思い動画＆記事にしました。
この動画や記事と同じように生きづらさを感じていたり、
「でも親がそこまでひどかったわけじゃない」
「ご飯も食べさせてもらえたし 怒られたわけじゃない」
「話も聞いてもらえたし 学校も出してもらえたのになんかしんどい…」
という場合は、ぜひこの動画を見直していただいたり
吉野遼太にあなたの思いを打ち明けてくだされば
時間の許すかぎりお答えしていきたいと思っています。
ご投稿いただいたピエロさんと、ここまでお読みくださったあなたが
笑顔で過ごせる未来が来ることを心から願っています。
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AC克服に特化したカウンセリングが有効です。
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