「追いつめられた記憶」ない?〜ほとんどの人が間違っている「心理的虐待」の真実

お知らせ

アダルトチルドレンについてよく分かる小冊子(PDF)
「私ってアダルトチルドレンかも?と思ったら読む本」を期間限定で無料プレゼント中です
詳しくはこちら

 

「私は虐待なんて受けていない」 「叩かれたことなんてない。だから虐待じゃない」

そう思っているあなたは、ぜひこの記事を最後まで読んでいただきたいと思います。

私(AC克服カウンセリングの吉野遼太)はアダルトチルドレン克服専門の心理カウンセラーとして数多くのクライアントさんと向き合ってきましたが、その中で痛感することがあります。

それは、「心理的虐待」という言葉の持つ意味を、多くの方が誤解しているということです。

あなたは「これって普通のこと」と思っていませんか?

あなたは親御さんから

「他の子を見習いなさい」

「あなたみたいな子に限って…」

「頑張ってもどうせムダ」

こういった言葉を、成長過程で何度も言われたり、 言葉には出さないけど、親の思った通りに振る舞わないとがっかりされたり悲しまれた経験はないでしょうか。

「でも、これって普通の叱り方じゃないの?」

そう思われるかもしれません。実は、AC克服カウンセリングを訪れる多くの方が同じように考えていました。
しかし、これらの言葉の積み重ねが、あなたの人生に大きな影響を与えている可能性があるのです。

ACの親が行う「心理的虐待」の本当の定義

厚生労働省(現在はこども家庭庁)では、児童虐待を4つに分類しています。

その中の一つが「心理的虐待」です。

多くの方が「虐待=殴る、蹴る」というイメージを持っていますが、それは4つの虐待の中の1部分だけ(身体的虐待)で、実は【言葉による暴力】も立派な虐待なのです。

こども家庭庁の令和4年度の統計によると、児童相談所での児童虐待相談対応件数は214,843件で、そのうち心理的虐待は128,114件(59.6%)を占めています。 これは、全体の半数以上(約6割)が心理的虐待であることを示しています。

参考:令和4年度 児童相談所における児童虐待相談対応件数(こども家庭庁)

心理的虐待の具体例

心理的虐待の具体例として以下のようなものが挙げられます:

  • 子どもの考えや感情、存在を否定したり、拒否的な態度を取ったりする
  • 子どもを他のきょうだいと比較し、差別的に扱う
  • 子どもの心を傷つけることを繰り返し言い、正当化する
  • 子どもの自尊心を傷つけるような言動を行う

このように、心理的虐待は目に見えない形で行われるため、周囲が気づきにくく、また本人も「これが虐待なのか」と認識することが難しい特徴があります。

 

あなたの「生きづらさ」は、実は心理的虐待が原因かも

以下のような症状に心当たりはありませんか?

  • 完璧を求めすぎて、いつも疲れている
  • 自分の意見に自信が持てない
  • 人に褒められても素直に喜べない
  • 「自分なんて…」という思考が頭から離れない

こんなふうに思ってしまうのは、決して「あなたの性格」が原因ではありません。

幼少期から繰り返し与えられた心理的な抑圧が、あなたの中に深い傷を残している可能性があるのです。

AC特有の生きづらさは克服できます

私は15年以上にわたり、心理的虐待の影響に苦しむ方々のカウンセリングを行ってきました。そんな私が確信を持ってお伝えできることがあります。

それは、「回復できる」ということです。

もちろん心に負った傷の深さにより時間が掛かってしまう場合もあります。 逆に、1つ扉が開くことで、みるみるうちに開放されていく場合もあるのです。

あなたに刻み込まれてしまった心の傷は、完全に跡形もなく消し去ることはできないかもしれません。
しかし、適切な処置を行うことで、その傷と上手に付き合いながら、より豊かな人生を送ることは可能なのです。

心理的に追いつめられたあなたの具体的な回復ステップ

回復への第一歩は、「気づき」から始まります。

自分自身が受けてきた言葉や態度による追いつめが「正常ではない」と認識することが、AC克服の始まりなのです。

できれば専門家のサポートを受けながら、少しずつ自分を取り戻していく。それが回復への近道となります。

 

心理的虐待を受けた方の克服への具体的なステップ

心理的虐待を受けた方の克服への具体的なステップは以下の通りです。

  1. 普通じゃなかったと再認識する
    自分の状態を認識することはとても大事なステップです。
    これまで「普通」だと思っていた経験が実は心理的虐待だったかもしれないと気づくことで、少しずつ 「自分は悪くなかった」ということに気づけると同時に(もしあなたが結婚や出産を望んでおられるなら)次世代への連鎖を止めるきっかけにもなります。
  2. 自分の感情を大切にする(要訓練)
    「こんなことで傷つくのは弱いから」という考えを手放し、素直に自分の感情と向き合います。
    「弱くない。私はよく耐えてきた」「むしろ今までこうやって生きてこれたのは強い証拠」「自分が感情を感じるのは当然で、素晴らしいことなんだ」と自分自身の感情や思考を肯定できるよう訓練を重ねることが大切です。
  3. 専門家のサポートを受ける
    できればAC克服カウンセリングを受けられることがベストだと考えています。
    正直なところ、1人での回復は困難です。なぜなら今までの人生で染み込んでしまった「思考の習慣」というのはとてもやっかいなもので、いくら「私は悪くなかった」と1人で言い聞かせようとしても、適切なステップを踏んでいかないと
    「気づけば心は自分責め(元通り)というパターン」がとても多いからです。
    カウンセリングやAC克服のための勉強会への参加、などの専門家による支援を受けることで、より効果的な回復が期待できます
  4. 自己肯定感を育てる
    本来「自己肯定感」とは「最初は親(または親代わりとなる存在)から、称賛され承認され」「少しずつ自分を認められるようになっていく」ことで育まれていくもの。
    この記事をここまでお読みのあなたは、成長過程で自信を奪われたのかも知れません。 でもそれは「成長過程の環境に問題があった」のであり「あなたの性格に問題があった訳ではない」はずです。
    上記①〜③のステップを繰り返すことで、自分の価値を再発見していくことが大事なのです。
  5. 新しい関係性を築く
    あなたを無意識に否定する人たちの言葉を鵜呑みにするのではなく、あなたを無条件に肯定する人たちと接しましょう。そして肯定されることに慣れていきましょう。 本来は家庭生活で得られるはずだった「承認と称賛のあふれた健全な人間関係」を、カウンセリングや同じ悩みを抱えた人たちとの関わりを通じて、安全な環境で自分を表現する練習をしていきましょう

これらのステップは、一直線に進むものではありません。ときには後戻りすることもありますが、それも回復過程の一部として受け入れていくことが大切です。

一人で抱え込まないでください

もし、この記事を読んで「私もしかしたら…」と思われた方。どうか、一人で抱え込まないでください。

AC克服カウンセリングでは、あなたの「気づき」に寄り添い、回復への道のりを共に歩んでいきます。

心理的虐待が原因のAC克服の方法について、専門家に相談してみませんか?
カウンセリングの詳細はこちら

あなたの人生は、まだまだこれからです。今日が、新しい一歩を踏み出す日になるかもしれません。

最後までお読みくださったあなたのこと。応援させてくださいね。

AC克服カウンセリングで今までの生き方を変えてみませんか?

もうこれ以上一人で抱えなくてもいいのではありませんか?

アダルトチルドレン特有の悩みや恐怖心の克服には
AC克服に特化したカウンセリングが有効です。

今まで本を読んだりセミナーに出ても、なかなか胸のあたりのモヤモヤが取れなかったあなたに。

生きづらさから開放された生き方を手に入れるためのステップを紹介しています。

アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けて、新しい人生を手に入れましょう。

【アダルトチルドレン克服のために知っておきたいこと】

■アダルトチルドレン(AC)について
アダルトチルドレン克服カウンセリングTOP
アダルトチルドレンとは?ACを正しく知って克服しよう 
アダルトチルドレンと関連の深い「機能不全家族」とは?

■アダルトチルドレン5つのタイプ
マスコット 
ケア・テイカー 
ヒーロー 
スケープ・ゴート 
ロスト・ワン

■ACが引き起こしやすい問題
アダルトチルドレンの特徴(考え方のパターン)とは
「消えたい」と感じる方はアダルトチルドレン克服カウンセリングを

虐待(虐待の種類と特徴)
 お母さん、お父さん、それ虐待かも…
依存症(共依存) 
 共依存チェックリスト
不登校・引きこもり
条件付きの愛
 セックス依存症(見捨てられ不安)との向き合い方

【こんなときどうする?】
子供が引きこもりになってしまったお父さん・お母さんへ
ひきこもりや休職、うつに悩む方へ
■ 引きこもりを改善するカウンセリングの手法

【AC克服カウンセリングを受けたい方のために】
アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪:相談日程とお申込み
地図・アクセス
はじめての方へ
AC大阪のカウンセリングの流れとは
心理セラピーを受ける時期・タイミング
セラピー・カウンセリングを受けられた方のご感想
よくある相談・ご質問
アダルトチルドレンカウンセリング企業導入事例

こころのホットライン【無料ご相談窓口】