笑顔でいなきゃいけない!なのにいつの間にか理不尽なイジメに…
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アダルトチルドレン克服カウンセリングを大阪で受けてくださったMさんから感謝のお便りをいただきました(掲載了承済)
今回のご相談者の特徴はアダルトチルドレンのタイプを複数背負った状態で、大変生きづらい思いをされていたことでした。
Mさんが背負っていたのは【ピエロ役(マスコット)】と【生け贄役(スケープゴート)】でした。
複数のタイプを背負ってしまった状態から見事アダルトチルドレンを克服されるまでの経過をお伝えします。
笑顔で頑張ったのにイジメを受けて…
私は、完璧主義で真面目にどんな時にも笑顔で一生懸命に仕事に取り組んできた…はずなのに!
気がつけばいつも他人の失敗を押し付けられたり余計な仕事を背負わされたり。
浴びせられる理不尽な言葉も自分のせいだと飲み込んでいました。
そんな職場でのパワハラやいじめによって心を傷めて仕事に行けなくなってしまい「自分は空っぽだ」「消えたい」と考えるようになっていました。
カウンセラーの吉野さんはまず「自分にOKを出すこと」が大事だと教えてくださいました。
自分責めばかりをしてしまう私にとって、その考えを改めることは簡単なことではありませんでしたが、「出来なくても構わない、出来ても構わない、どっちでも構わない」と自分に投げかけ続けると少しずつですが気持ちが楽になっていきました。
そして自分の中身は空っぽで、何も考えられずに意思がないと思っていましたが、逆に自分責めの言葉や将来への不安、過去の出来事など色々と考えすぎて処理しきれていなかったことに気づいてからは、それを全てポイっ!と捨てて考えないようにすることで心に余裕が生まれだしました。
そして、ワークを進めていくうちに、私が職場で被害者の立場に追いやられる原因は、家族との関係が大きかったことにも気づきました。
ずっと家族の期待に応えなければならないと、顔色をみて生きてきました。
真面目に、完璧に、いつも笑顔で。そうしないと愛されない、認められないと無意識に考えるようになっていました。
家族の無意識的なコントロールに気づかず、一番しんどいポジションをあてがわれていました。
それは社会生活にも反映されるため、職場でもいつのまにか同じようなポジションに追いやられていたようです。
だから、家族との距離感や関係を変えていくことが私にとって一番の課題でした。
私は私。相手は相手。私は私の人生を生きていい。
私は私の意見をもち、私は私の意見を述べていい。
笑いたい時に笑い、笑えない時は笑わなくていい。
嫌な時は嫌と言っていい。素の自分を見せていい。
完璧じゃなくても真面目でなくてもいい。
そうやって、自分の気持ちや思いを大切にしていくことで家族との適切な距離感もわかるようになりました。
まだ完璧に抜け出せたわけではありませんが、ある時を過ぎると気持ちが急浮上しだしました。
また同じような思考の渦にのまれないように、これからもトレーニングしてすぐ抜け出せるようにしていきたいと思います。
このACカウンセリングを受けて、私の人生が変わりました!
…というと大げさなように聞こえますが、本当にそれくらい大きな出来事でした。
自分自身の心の変化がとても嬉しいです。本当にありがとうございました。
(大阪:Mさん)
マスコット役とスケープゴート役を2つも背負わされて…
Mさん。素敵なご感想メッセージをありがとうございました。
最初Mさんとお会いした当初は、すでに会社にも行けなくなってしまい、望みを失いかけておられるような状態でした。
詳しいことは書けませんが、会社で上司から言われのない濡れ衣を着せられ、それを社内中に広められ、執拗なパワハラを受け続けていたのを、ずっと笑顔で耐えていたのです。
カウンセリングをしていくうちに、Mさんがご家庭でも常に笑顔でやりたくもない役割につかされていたことがわかってきました。
なぜそんな風に理不尽なときも笑顔でいなければならなかったのか?それは…
笑顔でいないと許されない環境だった
Mさんの家庭環境は、常に両親に気を遣う毎日だったようです。
常にご家族の誰かがイライラしたり怒ったり怒鳴ったり。そしてそれに怯えて震えている家族の中で、自分だけはニコニコしていないと余計に家族のムードが暗くなってしまう。ますます荒れてしまう。。。
なのでMさんはつらいときでもニコニコしてしまう人になってしまいました。
それが社会に出てからも、つらい仕事でもニコニコと笑顔で頑張るMさんの原型(システム)となってしまったのです。
アダルトチルドレンのタイプの1つであるマスコット(ピエロ)役でも書きましたが、この家庭での環境がMさんが素直な気持ちを隠し、つらいときにも反射的に笑顔を見せるようになっていったのです。
笑顔の代償
どんなにつらくても笑顔でいるー。
言葉だけ聞くと「いいじゃん。ピンチに強い感じがして」と思われるかも知れません。
しかし、往々にして、人が嫌がる仕事をニコニコと受けていると、下記のような現実がやってきがち。それは、
- 余計にイヤな仕事ばかりをやらされる
- 「上司に媚を売っている」「いい顔してつけ入ろうとしている」などとやっかまれる
- イジメや村八分的な扱いを受ける
このような状況が起こってしまう場合があるのです。
「そんなの「イヤだ」って抵抗すればいい」と思われる方もいるかも知れません。
しかし、「笑うのをやめると家庭崩壊する」と思って恐怖心から笑っていたマスコット役にとって、笑うのをやめること、拒絶すること、イヤだと自分の気持ちを表明すること自体が恐ろしいことだったりするのです。
さらにスケープゴートが重なると
さらにMさんは、イジメや村八分の状態でも甘んじて受け止めてしまう、というシステムも持っていました。
アダルトチルドレンのタイプのひとつ【スケープゴート(生け贄)役】でも書きましたが、イジメを受けることで家族やコミュニティの均衡を保つ、という役割を担わされ
「あんたが悪い」
「謝りなさい」
「あんたはどこへ行っても嫌われるんだから気をつけなさい」
などと(親や周囲から)刷り込まれることで、本人はパワハラを受けながらも笑顔でガマンしてしまう、というとんでもなくハードな位置に立たされる、という扱いを受けてしまいます。
家族を守るつもりで笑顔で頑張っているのに
家族の尻拭いの役割をやらされてどんどん心がすり減っていく。
それがイヤで社会に出て頑張ろうと笑顔でいるのに
家庭環境で染み付いてしまったシステムが働いて、さらに会社でイジメられてしまう…
Mさんはこんな状況に陥ってしまっていたのです。
あなたは悪くない。システムをぶっ壊していきましょう
Mさんに何度も何度もお伝えしたのは
「あなたは悪くなんてありません」
という言葉。
最初はただのなぐさめ、と思われたのか、泣きながらも笑顔で「ありがとうございます…でも…」と言われていました。
ですが、Mさんが悪くない理由と、Mさんの家庭に存在しているシステムについてお伝えしていくことで、少しずつ、少しずつ変化されていったのです。
「ずっと「あんたが悪い」「あんたは嫌われる」と親から言われてきたんです」
「そういう位置にあなたがいてくれないと、家族はどうなっていたんでしょう?」
「…他の誰かが悪いのがバレてしまう…」
「そう。だからあなたは何も悪くないんです。悪くないのに頑張ってきたんですね」
…。
何度も何度も泣かれました。
毎回ティッシュの山ができました。
それくらい辛かったんです。
それくらい悔しかったんです。
それくらい「もう嫌だ」と思われたんですね。
そして。。。
本当の笑顔が生まれてきた瞬間
Mさんに本当の笑顔が生まれる瞬間が現れました。
「システムに踊らされて、笑わなきゃダメだと思って笑う必要なんてないんですよね」
本気でこのことに気づかれた瞬間、
「私は笑いたいときに笑う。笑いたくないときには笑わなくても構わない」
本当の笑顔が出てきたのです。
マスコット役(ピエロ役)とスケープゴート役(生け贄役)を克服して、自分自身のアイデンティティを得ることができたMさん。
カウンセリングを受けたせいで、これから彼女の笑顔の回数は減っていくかもしれません。
ですが今後は、本当に嬉しいときだけに見せるはちきれんばかりの笑顔が増えていくはず。
「笑顔でいてもいなくても構わない」
アダルトチルドレンを見事に克服していったMさん。
これからの彼女の活躍を応援し続けたいと思っています。
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