カウンセリングの効果を感じやすい人・なかなか感じない人の決定的な違い②
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前回の続きです。
『カウンセリングの効果を感じやすい人』と、
『いくらやってもなかなか感じられない人』には、
いくつかの【決定的な違い】があります。
事前に知っておくことで、
カウンセリングの効果を何倍にも高めることもできる反面、
知らずに受けてしまうと、
いくらお金と時間を掛けてもなかなか変われない…
という可能性だってあるのです。
「カウンセリングの効果を感じやすい人・なかなか感じない人の決定的な違い」
とは何か?
今日は
「違いをもたらす違い」を探し続ける姿勢
についてお伝えしていきます。
カウンセリングの効果を感じやすい人・なかなか感じない人の決定的な違い②「違いをもたらす違い」を探し続ける姿勢
「違いをもたらす違い」
という言葉があります。
もともとは、ジェームス・スキナーという成功法則系の世界で有名な人が言い始めた言葉なのですが
「成功している人と、そうでない人の違いを見つけ、成功している人の習慣を自分に取り込めば、自分も成功できる」
という意味合いの言葉です。
これ。成功法則系の世界だけでなく、
心理の世界でも同じことが言えます。
なぜなら。
心理学の発展も「違いをもたらす違い」の研究に他ならないからです。
【参考本】
カウンセリングにおける「違いをもたらす違い」とは?
カウンセリングでは、ご相談内容に応じて、さまざまなワークを行っていきます。
ご相談者がどんなワークで変化が起きていくかを一緒に体感し、その方に今必要なものを見つけていくのです。
これを日々の生活にも取り入れていただくことで、小さな変容を感じていただければ
まずは「うまくいっている」と判断していきます。
今までの生き方では、幸せな気持ちになれなかったことが、
ワークを日々の生活に取り入れることで、少しだけ幸せを感じることができるようになったとしたら。。。
これこそが、その方に合った
「違いをもたらす違い」
なのです。
ひとつ例を挙げてみます。
カウンセリングの効果を感じなかったAさん
あるご相談者(Aさん・30代主婦)の例を紹介します。
その方はいつも話の終わり方が「だから自分はダメなんです」という流れになりがちでした。
ワークはうまくいっているし、カウンセリングを受ける度にどんどん変容している状態は(私から見ると)感じられるのですが、でもAさんは「あまり良くなってない」「自分は変われていない」と繰り返されていました。
「カウンセリングを受ける前の自分に戻りたい?」
「あまり良くなってない」
「自分は変われていない」
と繰り返すAさん。
でも私から見ると変容は始まっている。
こういうこと。結構よくあるのです。
そこで私はいつも同じようにこんな質問をするのです。
「ではAさん。いっそのこと、カウンセリングを受ける前の自分に戻った方がマシ?」
そしたらAさんは、首を横に振りながら
「いやいや、それだけはイヤです!」
と。
「ということはカウンセリングを受けて変化してる、少しずつ楽になってきた、ってことですよね」
「そう。。。なんですけど。。。」
誰もが認めるカンペキな変化じゃなきゃ「変われた」とは言えない
どうやらAさんは
「誰もが認めてくれるような、カンペキな変化変容が起きなければ、「良くなった」とは言っちゃいけない」
という風に思っておられる様子でした。
だから、いろんなワークを繰り返して、そこそこの効果を感じていても
「誰もが認めてくれるような変化じゃなきゃ…」
と思ってしまっていたから、ほんの小さな変化はAさんにとっては
「何も変わってない」「少しも良くなってない」
というふうにしか見えなかったのです。
小さな変化を認め、積み上げてこその変容
Aさんには
「小さな変化を認め、積み上げていくことが大切なんですよ」
ということを、じっくり時間をかけてお伝えしました。
やっと
「違いをもたらす違い」につながる考え方を理解されたAさん。
その後は、小さな変化にも意識を向けるようになり、どんどん変容していくことになるのです。
違いをもたらす違いが見つかれば、あとは強化行動
「違いをもたらす違い」に気づけば、あとはひたすらワークを繰り返し、小さな変化を積み重ねていくだけです。
「こんなことやっても効果あるのかなぁ」から
「ここまで少しずつでも変わって来れたんだから、あとは続けるだけ」
というモードに変容した段階で、その方は大きく変化していきます。
今までの生活習慣とは異なる「差」をみつける。
この「違いをもたらす違い」をみつけ、お伝えしていくのがカウンセラーの仕事、とも言えるのです。
変容が始まっているのに「何も変わってない」と言う人の共通点
変容が始まっているのに「変わってない」と言う人には共通点があります。
それは
「完璧主義」
である、ということ。
- 1度(か2度)の少ない回数で
- 劇的な変化をもたらしてくれるものでなければ
と思っておられるため、
ちょっとやって、大きな効果が得られなければ
「これはダメだ」
と決めつけてしまって、もうそのワークはやらない。
そして、次々と新しいワークを望んでは、つまみ食いして食べ残す…
このような状態では、人は変化できるワケがありません。
これこそが「違いをもたらさない考え方」なのです。
完璧主義を手放すために
完璧主義に陥ってしまっている方は、その方の背景が
「失敗が許されなかった環境」
で育ったことが多いもの。
- いい点数を取れ、いい学校に進学しろ、失敗は許されないぞ、と言われた
- あなたが間違ったら、家族みんなに迷惑がかかるのよ、と言われてきた
- お願いだから家族の誰かを不機嫌にさせないで、と懇願されて育った
- いいか!負けるんじゃないぞ!笑われるな!恥をさらすな!負け犬になるな!と教育された
こういう背景(環境)で育つと、なかなか失敗をすることが許されないため
ちょっとやっただけでカンペキな変化が得られるもの
にだけ興味を示すようになります。
ですが、そんなものは実際には存在しないわけで…。
だからこそ、ワークを繰り返していただきながら、小さな失敗体験や成功体験を積み上げてもらいつつ、じっくりと変化していくことが大切なのです。
人は急激な変化を好みません
人は急激な変化を好みません。
たとえ今までの人生が辛かったとしても、それで死んでしまうワケではなかったので(無意識レベルで)今までの考え方や生き方を続けようとしてしまいがち。
逆に言えば、新しい方法を試してみて、もしかしたら幸せになれるのかも知れないけれど、今までやったことのないことは、ひょっとしたら死ぬかも、という恐怖感と不安感があるために、人は新しい行動を取ることが苦手なのです。
でもこれこそが。
「違いをもたらす違い」なワケです。
「新しい行動をとっても大丈夫。死ぬわけはない」
と言い聞かせながら、小さな変化を受け入れていく。
これを繰り返せる人こそが、変化変容を手に入れるのです。
【まとめ】変容した未来を手に入れるために
変容した輝かしい未来を手に入れるために必要なのは
- 違いをもたらす違いに気づき(仮説を立て)
- 検証のための行動を積み重ね
- 自分の中の変容(小さな変化)を受け入れていく
という姿勢です。
ひとりでは簡単じゃないかも知れませんが、あなたの変化変容を信じて見守り続けているカウンセラーと一緒なら、あなたも変化できるかも知れません。
あなた独自の「違いをもたらす違い」。一緒に探していきましょう。
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