アダルトチルドレンは認められたい

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僕だって認められたい!

 

アダルトチルドレン克服カウンセリングをしていると

 

「もっと(養育者から)認めて欲しかった」

「いくら頑張っても認められることがなかった」

「たった一言でいいから「良く頑張ったね」と言って欲しかった」

 

と訴えられる方が多いです。

 

これは、

幼少期から、承認欲求を満たされることなく育った

アダルトチルドレンが感じる特徴の1つです。

 

今回は

アダルトチルドレンの問題を抱える人が”必ず”と言っていいほど

つまづいてしまっている問題、

【承認欲求の満たし方】

について、お伝えしていきます。

 

これを読むことで、

  • 承認欲求の満たし方がわかり、
  • 自分で承認欲求を満たすことができるようになる

考え方がつかめるはず。

 

「他者に認めてもらいたいけれど、なかなか思うようにいかない」

と感じたことがある方は、是非この先をお読みください。

 

 

ACは認められずに育った子

 

承認欲求というのは本来、

幼少期から青年期にかけての成長発達段階において

家庭内を中心とした場所で、養育者から認められて

満たされていくものだと考えています。

 

(主に)親や先生、きょうだいや親戚などの

身近にいる養育者から

「よくやった」

「偉いね」

「頑張ったね」

「大丈夫だよ」

「立派だね」

と認められていくことで

 

「自分は認められる存在なんだ」

「努力している姿を誰かが見てくれてるんだ」

「頑張るってとても気持ちがいいことなんだ」

 

と学習し、満たされていくのです。

 

本来は、

養育者から無条件に認められる経験を積むことで

承認欲求が満たされる経験が、成長過程においては

とても大切なのです。

 

 

家で認められなかった分、他で認められたい

 

ところが、アダルトチルドレン(AC)化していく人は

本来養育者から「無条件に与えられるべき」承認が

 

「なかなか与えられなかったり」

「条件付きでしか与えられなかったり」

「与えるどころか奪われたり」して

 

承認欲求が満たされないまま成長してしまいがち。

 

そうなると、家庭内では承認欲求が満たされなかった分

 

  • 社会に対して求める人(ワーカホリック)
  • 異性関係に求める人(恋愛依存)
  • ネット社会で求める人(引きこもり・ゲーム依存等)
  • 認められること自体を諦めてしまう人(引きこもりや諸々の依存症)

 

にハマってしまう人も少なくありません。

 

こういう状況にハマってしまった状態を、私は

「承認欲求の積み残しがあったんですね」

と(カウンセリングの現場では)お伝えしています。

 

 

承認欲求の「積み残し」

 

本来、承認欲求は、幼少期のうちに養育者によって

十分に満たされておく必要がある、と私は考えています。

 

承認欲求が幼少期のうちに満たされておくことで、

その後の成長段階において

  • 辛いことがあっても「なにくそ」と頑張れる
  • 嫌なことがあっても「自分を信じてくれる人」のために頑張れる
  • 他者に認められることに期待しないでも「自分に期待する」ことができる

という風に、

 

自分で自分の承認欲求を満たすことができるよう成長していくのです。

 

 

認められたいために「不利な取引」をする人

 

この承認欲求が十分に満たされないまま大人になってしまうと

いつの間にか

 

「認められたい」ために「不利な取引」をはじめてしまう人がいます。

例えば、

 

  • 好きでもないのに言い寄られて付き合ってしまうような恋愛を繰り返す
  • ハードで理不尽な仕事内容にも文句が言えず働かされてしまう
  • パートナーの横暴にも反論できず、我慢を強いられてしまう

 

こんな風に「我慢して、絶え続けなければ認められない」とばかりに

理不尽な相手に尽くしてしまう、という状況を招いてしまうことも。

 

 

いくら尽くしても認めてもらえない

 

こういう関係になってしまうと(ひどい相手だと)

「ほう。この人は認めてもらいたいんだな」

ということがバレてしまい、

 

「認めずに、多少傷つける方がいくらでも言うことを聞いてくれる」

「ちょっと不機嫌な顔をしたらすぐに謝ってこっちの言うことをきき始める」

 

と思われて、余計にひどい扱いを受けてしまう場合もあります。

 

AC克服カウンセリングには、とても素敵な方なのに

この承認欲求がうまく満たされていないために、

理不尽すぎる要求を飲み、ひたすら耐えている人が

ギリギリまで我慢してからお越しになるケースが多いです。

 

◇ ◇ ◇

 

他にも承認欲求がいびつな形で表象化する人もいらっしゃいます。

例えば、

 

  • 認められないと「キレて」しまう
  • 最初から認められることを諦めてしまう

 

という人です。

 

 

認められないと「キレて」しまう人

 

先ほどの「認めてもらうために「不利な取引」をする人」は

女性に結構多いパターンなのですが、

 

この「認められないと「キレて」しまう人」はどちらかというと

男性に多いパターンです。

 

自分で自分を認められないために、

「自分が軽く扱われている」

「自分はバカにされてるんじゃないか」

ということに敏感で、

 

ちょっと自分が想定していない事態が発生するだけで

いきなり不機嫌になったりします。

 

(そして、一旦そうなってしまったら自分で自分をうまく

コントロールすることができなくなります)

 

「認めてもらうために「不利な取引」をする女性」と

「認められないと「キレて」しまう男性」がパートナーに

なってしまった場合、まさに「ドロ沼」のような関係に

なってしまいがち。

 

でもこれは、承認欲求を他者に求めてしまった結果ですので

本来は「自分で自分を満たす」というステップを踏むことでしか

問題は解決しないのです。

 

 

認められることを完全にあきらめる人も

 

認められることを完全にあきらめてしまうと、

社会に出ること事態が怖くなってしまいがち。

 

「どうせ傷つけられる」

「また文句を言われる」

「いくら頑張っても誰も認めてくれない」

 

こんな風に信じ込んでしまって、社会に出ることができなくなります。

これが「引きこもり」や「不登校」などの問題を引き起こすのです。

 

引きこもりや不登校の問題の背景には

  • 承認欲求を満たしてもらえなかった環境
  • 承認欲求を奪われ続けてしまった環境
  • 他の誰かの承認欲求を満たすことにリソースが割かれ、本人まで回らなかった環境

等があることが多いもの。

 

不登校カウンセリングには、そういう背景がなかったかを

確認していき、見つめ直していくことが重要となります。

 

 

承認欲求は悪いこと?

 

ただ、こんな風に書くと、まるで

承認欲求を持つこと自体がいけないことのように

思われるかも知れませんが、

 

この「認められたい」という欲求は本来、

極めて健全でとても素晴らしい感情なのです。

 

承認欲求があるからこそ、難しいことにチャレンジしようとしたり

今まで自分ができなかったことをできるようになろうと思えるので

承認欲求を健全に持ち、自ら育てていくことはとても良いことです。

 

 

 

【重要】正しい承認欲求の処理法

 

正しい承認欲求の処理の仕方について、多くの人が勘違いされています。

私自身も長い間、間違っていたので、その間は人生が思うように進みませんでした。

 

ひとことで言ってしまうと

承認欲求を他者に満たしてもらおうとするのは間違い」です。

 

承認欲求は、自分で満たすのです。

 

 

自分で承認欲求を満たしたらどうなる?

 

自分で承認欲求を満たすとどうなるか?

自分で満たすと、他者から満たしてもらう必要がなくなります。

 

もちろん、他者から認められるときの感動の方が

自分で自分を認めるよりも何倍も大きいのですが、

 

「ではずっと認め続けられるほど他者から受け取れるのか?」

 

という問題が残ります。(よね?)

 

よっぽどの方でない限り、他者から承認され続けるのは

難しいと思われますので、やはり自分で自分を認める

ワークを繰り返す方が現実的だと思えます。

 

 

承認欲求を超えた次の世界

 

AC克服カウンセリングでは、自分で自分を満たすために

  • ねぎらいの土台作り
  • インナーチャイルドの育て直し
  • 愛着障害のカウンセリング

等、いろんな手法を使って

 

「自分で自分を認める感覚」を身につけていきます。

 

こういうワークを通じて、

  • 他者からの承認を欲しがる必要などないこと
  • なかなか承認してくれない相手に従わなくていいこと
  • 本当の自分は強い存在であると気付けること

に気づけていくようになります。

 

 

アダルトチルドレンは承認欲求を超えた存在になりやすい

 

アダルトチルドレンはがんばり屋さんがすごく多いです。

頑張っても頑張っても、なかなか認められずに

もっと頑張って、折れる寸前まで頑張ってしまいます。

 

こういった方に、正しい承認の方法をお伝えすると

自分で自分を認めた度合いに応じて、望んだ成果も

出やすくなっていくことが多いのです。

 

自分で自分を認める(承認できる)ようになると

そのあとにやってくる世界観は

「自己実現」の世界。

 

いかに自分を成長させ、さらに成果を挙げて

いくことができるかにチャレンジしていける世界が

承認欲求を超えたACの前に開かれるのです。

 

 

吉野がアダルトチルドレンを全力で応援する理由

 

今までもたくさんのご相談者に対して

「自分で承認欲求を満たす方法」をお伝えしてきました。

 

自分で承認欲求を満たすことができた人は、

「こんな世界が待ってたなんて!」

「もう自分以外の誰かに振り回される人生を繰り返すのはやめます」

「「他者承認はデザート。自己承認は主食」と言われてた意味がやっとわかってきました」

とおっしゃってくださいます。

 

自己承認がしっかりできるようになると

元々がんばり屋さんのACさんは、そこから

目覚ましい変化を遂げていかれます。

 

そうやって、私の元にはたくさんの自己実現を

果たした人たちが、新たな仲間として集まってきてくださるのです。

 

カウンセリングをして応援したら仲間が増える。

とても素晴らしい循環が起こっています。

 

これからも積極的にご相談者を応援していきたいと思っています。

 

自分で自分を認めることができない方は是非一度

AC克服カウンセリングにお越し下さい。

 

もう誰かの承認を当てにして、振り回される人生はやめにしましょう。

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【アダルトチルドレン克服のために知っておきたいこと】

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