HSP関連本を心理カウンセラーがレビュー【敏感にもほどがある】
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心理カウンセラーの吉野です。
最近ご相談者の方の中で
「HSPかどうかが気になって」
「HSPの本を読んだけれど、解決方法がわからなくて」
という方からのご相談を多くいただくようになりました。
中には「HSPの本」と言われるものの中にも、
私(吉野)がまだ読んだことがない本があったりします。
とくに最近、ものすごい勢いで
「繊細さん系」「HSP系」の本が多く発売されるようになり
私も改めて「今、どのようなことが語られているのか」を知るためにも
HSP系の本を10冊ほどまとめて読んでみようと考えているところです。
で。読了する度に、本のレビュー記事を書いていくことにしました。
内容的には心理カウンセラーの吉野の独断と偏見が含まれますので、興味がある方のみ、お読みいただければ嬉しいです。
※今回、月額980円で読み放題の Kindle unlimitedがかなり役立ちました。
私自身、結構本は購入するタイプなのですが、それでもなかなか踏ん切りのつかなかった本がサクサクっと入手できました。
(まるで図書館で10冊程度まとめ借りしたようなノリで、様々な本を入手できたのもKindle unlimitedのおかげです)
まずは本で情報を得たい方にオススメです。
※なお「私はHSPなのかな?」と思った方に必ず一度目を通していただきたいことについて
別の記事にまとめさせていただきました。
まだお読みでないという方はぜひこちらもお読みください。
今回読んだHSP本:「敏感」にもほどがある
今回読んだ本はこちら。
「敏感」にもほどがある きこ書房:高橋敦著
イラスト&エッセイっぽい内容で読みやすいHSP本
イラストと軽めの文章で、サクサクっと読むことができた本。
内容のすべてがHSPに該当するかどうかは別として
「HSP的な人ってこういうところが生きづらいんだ」
ということを理解するには良い本だと思います。
HSPは日常でどのようなことに困りやすいかが語られています
「「敏感」にもほどがある」には、HSPを自覚している人が
実際の日常の生活で、どんな点で困っているかが著者の経験談から詳しく書かれています。
1章のもくじだけを見ても
「うわ~私のことかも」
と思われる方もおられるかも、なので、ちょっと紹介しますね。
(もくじ)第一章:困った日常
- 人といるだけで疲れてしまう
- 他人の体調や感情が気になる
- 先のことをクヨクヨ考える
- 肌触りが気になる
- カゲが薄い
- 感動しやすい
- 注文するのが苦手
- 人が怒られているのを見るのがつらい
- 模倣が得意
- 頼まれやすい
- 緊張を引きずってしまう
- 現実的じゃない
- 意識が拡大してしまう
という内容が散りばめられています。
著者の主張としては
- 他者の考えていることや嫌な感情に気づいてしまいやすく、異常に疲れる
- 人の影響を受けやすく、流されやすい
という体質のせいで、人間関係構築するのも一苦労で
できれば誰とも関わらずに生きていきたいと感じておられるようです。
著者のHSPへの対処法
この本の中で、著者が取られているHSPへの対処法は以下のようなものです。
(主に3章から引用)
- フリーランスを目指す
- 仲間を見つける
- 外に向いている感受性を内に向ける
- 相手への共感を(意識的に)切る
このような対処法が書かれています。
これを読んだだけですぐに効果が感じられるかどうかは別として、
続けていくうちに効果を感じられるものもあると思うので、もしご興味がある方は試してみてください。
HSPの特徴と言えないものも書かれている
ただ、この本は、HSPの特徴に当てはまるとは言い切れないものも書かれているように感じました。
HSPというよりも、人格適応論的に言うところの「想像型(Creative Daydreamer)」と言った方が説明がつきやすい部分がかなりあるように感じます。
なので、これを読んでも「ピンとこない」という方もいれば「ずばり(ほとんど)当てはまる」という方もおられるなずなので
この本を読んで「自分はHSPじゃないのかも」と悩まれることはない、と考えています。
HSPについて深く学びたいというより、軽く読みたい方のための本
この「敏感」にもほどがある。
心理学的にどう、とかいうよりも
「自分もそういうときある~」
「そっかぁ。同じように感じてたのは私だけじゃなかったんだ」
と理解するためにはとても良い本だと思います。
HSPに分類されるかどうかにこだわらず、
神経過敏で繊細な部分があって、人との関係が取りづらい方が
どのように自分を理解し、家族にも理解してもらいながら生きていくかについて
参考になる面も多いと思います。
Kindle unlimited なら無料で読めます(↓)
「HSP(Highly sensitive person)ってなに?」
「この記事を書いているカウンセラー(吉野)はHSPのことをどう考えてるの?」
「HSPの対処法を知りたい」
という方はこの関連記事もお読みください。
【関連記事】HSPを疑う前に
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