【HSPの教科書】HSP関連本を心理カウンセラーがレビュー
アダルトチルドレンについてよく分かる小冊子(PDF)
「私ってアダルトチルドレンかも?と思ったら読む本」を期間限定で無料プレゼント中です
詳しくはこちら
心理カウンセラーの吉野です。
自分自身がAC(アダルトチルドレン)とHSPだった、という経験を活かし、
年間約700名を超える方にACならびにHSPのカウンセリングを行っています。
(さらに詳しいプロフィールはこちら)
HSP(Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン))関連の本を10冊程度読んでみて、
私の独断と偏見でレビューしていこうという企画。7冊目です。
※今回、月額980円で読み放題の Kindle unlimitedがかなり役立ちました。
私自身、結構本は購入するタイプなのですが、それでもなかなか踏ん切りのつかなかった本がサクサクっと入手できました。
(まるで図書館で10冊程度まとめ借りしたようなノリで、様々な本を入手できたのもKindle unlimitedのおかげです)
まずは本で情報を得たい方にオススメ。初月30日間無料です。
※なお「私はHSPなのかな?」と思った方に必ず一度目を通していただきたいことについて
別の記事にまとめさせていただきました。
まだお読みでないという方はぜひこちらもお読みください。
今回読んだHSP本:HSPの教科書
今回読んだ本はこちら。
HSPの教科書【HSPかな?と思ったら読む本】 上戸えりな著
「HSP実践・研究家」という肩書の方が書いた本
本書「HSPの教科書」を書かれた上戸さん。
前書きを読んでも、ご自身の経歴がなにも書いてなかったために
「なぜこの方がHSPについて書かれているんだろう?」
「どういう経緯で出版に至ったんだろう?」
ということばかりが気になってしまって、
なかなか書いてあることが入ってこない、という経験をしてしまった本でした。
E-A-Tって大事だな、ということを痛感した本
「E-A-T(イーエーティ)」という言葉(概念)があります。
これは、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の3つの頭文字を取った言葉で、Googleが打ち出している検索結果の評価基準(Google品質評価ガイドライン(英文))で採用されているのですが、カンタンに言うと
「そのコンテンツを発信するだけの「専門性」と「権威性」と「信頼性」を認められるかが重要である」
ということです。
今回の本を読み始めると
- 作者は「HSPの気質をもっている」とだけ書いてあり
- その後、ご本人に対する記述がほとんどないまま
- 最後まで進んでしまい、
- 最後の著者紹介で「大学時代に心理学を専攻」したが「ウエディングプランナー」の道に進みご活躍された、ということがわかった
という流れでした。
私自身が最近特に「E-A-T」を意識しすぎているのが影響したのかも知れませんが、
正直、説得力が感じられない感覚のままで読了してしまった1冊となってしまいました。
「うわ。自分もちゃんとE-A-Tできてるかな…」と気づけた本
今回、この記事の冒頭部分を書き直しました。(いつもと違ったことにお気づきでしょうか)
こんな感じです↓
心理カウンセラーの吉野です。
自分自身がAC(アダルトチルドレン)とHSPだった、という経験を活かし、
年間約700名を超える方にACならびにHSPのカウンセリングを行っています。
(さらに詳しいプロフィールはこちら)
これって、今まで「なんか自慢げな感じになったら嫌だな」と思って書けてなかったんですが、
「これは読者の方が安心して読み進めるためにも大切なんだ」
ということに改めて気づき、改善することにしました。
決して皮肉が言いたい訳ではなく、いろんな意味で感謝しています。
HSPに対する個人的な見解。内容は…
上記の理由で、どうしても、
心理学はご専攻なさったものの、その後カウンセリング等の臨床データをお持ちのようでもなく、またその記述も無かったため、
「教科書、と言ってはいるが、著者さんのHSPに対する個人的な見解」
という感覚が拭えなかった本ではあります。
でも内容はそんなに悪くない、とも感じます。(すごく変な表現ですみません(汗))
「HSPってこういうところでこんな感覚になるから、そんなときはこうしようね」
的なことが最初から最後までたくさん散りばめられているので、興味がある方はご一読なさってもいいかも。
※今回この本はKindle-Unlimited(キンドル・アンリミテッド)で入手しました。
30日間無料、その後は月額980円で登録されてる本が読み放題になるサービスです。
気になったけど、買うのはちょっと…という本を読んでみるのに良いので、月に1冊以上本を買う方や、ハズレを引きたくない方にはオススメです。
私自身に「もし再出版の機会があれば…」と考えたとき、めちゃめちゃ参考になった本
私は過去(勢いで(笑))商業出版をさせていただいた経験があります。
で、出版直後にその出版社さんが倒産してしまいw
ほとんど印税等もいただけないまま、失踪されちゃった、という経歴の持ち主です。
(印税の代わりに出版した本をもらっといたらよかった、と今でも後悔しています)
今回、この本について辛口なことを書いてしまってますが
私はどうだったか?というと、当時はE-A-Tなんて全く知らず(なので意識もせず)書きはじめていました。
でも今だったら
- 私自身がACであり、HSPも自覚している
- ACならびにHSPのカウンセリングを年間700件行っている
- 私自身もACとHSPの問題克服を経験
- そんな私が現場で経験し、日々感じてきたACとHSPの特徴、そして対処法について語ります
- 「自分ってAC?」「HSPなんじゃ…」と思って悩まれている方の未来に一筋の光が射すことを願って書きました
ということを必ず冒頭(はじめに)でしっかり書くことでしょう。
そう確信できたのも、今回この本に出会えたから、なのかも知れません。
そういう意味で貴重な出会いとなれたことに感謝です(って出版の予定はないんですけどね(*^^*))
【結論】教科書ではない。でも個人的エッセイとして読むなら可。
HSPの教科書【HSPかな?と思ったら読む本】は、正直「教科書」とは言えないものです。
(Amazonのレビューにも「教科書ではない」「なぜ専門家でない人が「教科書」と言うのか?」などとかなり辛口なコメントが多く寄せられています)
ただこの本は、ご本人の感じたことや、独自の提案等についてはしっかり書かれているので
「HSPの人が書いたエッセイ本」
的な立ち位置として読む分には問題ないのかな、と感じます。
Kindle Unlimitedでサクッと読んでみるのがオススメ
この企画(HSP関連本をHSPカウンセラーが10冊読んでレビューする企画)をやってみてすごく感じたのが
「やっぱり本って、いろんなのを読んでみると見えてくるわ」
ということ。
世の中には
- 良書と言われているけど、読んでみたら自分には合わなかったり
- 全然売れてないけれど、自分の人生を変えるほどのインパクトがあったり
- レビューではボロカスに書かれていても、読んでみたら得るものがあったり
と、
「実際経験してみないと得られない」
ことがたくさんあります。
良書であれ、そうでない本であれ、大量に読んでみて(流し読みもOK)、
そのなかで少しでも引っかかるものがあれば、
自分の心やメモに刻んで実践してみる。
こういう繰り返しができる人が人生を変えていくんだろうな、と改めて感じました。
私自身、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)をはじめてまだ1ヶ月も経ってないんですけれど、その値打ち(素晴らしさ)を十分に実感できています。
月に1,000円以上の本を1冊以上読むならオススメです。
「HSP(Highly sensitive person)ってなに?」
「この記事を書いているカウンセラー(吉野)はHSPのことをどう考えてるの?」
「HSPの対処法を知りたい」
という方はこの関連記事もお読みください。
【関連記事】HSPを疑う前に
AC克服カウンセリングで今までの生き方を変えてみませんか?
アダルトチルドレン特有の悩みや恐怖心の克服には
AC克服に特化したカウンセリングが有効です。
今まで本を読んだりセミナーに出ても、なかなか胸のあたりのモヤモヤが取れなかったあなたに。
生きづらさから開放された生き方を手に入れるためのステップを紹介しています。
アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けて、新しい人生を手に入れましょう。