「バレるな」と教育する親の存在が子を苦しめる
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アダルトチルドレン克服カウンセリングにお越しになる方の多くが
コミュニケーションに難しさを感じて、生きづらさを背負ってしまっておられます。
そして、そういう方のほとんどが
「バレるな」という命令を無意識に自分に与えている人が多いのです。
「バレるな」とは何か?何がマズイのか?
「バレるな」とは何なのか?それは
- 自分のことを知られてはいけない。さもなくば嫌われてしまう
- 本当のことを言ってはいけない。さもなくば怒られてしまう
- 本心を悟られてはいけない。さもなくば相手を不快にする
こんな感じで、常に
- 発言する前に、必要以上に言葉を選び過ぎて固まってしまったり
- とっさに小さな嘘をついてしまったり
- 当たり障りのない話しかできなくなってしまったり
- 少し話しただけでぐったり疲れてしまう
という状況になりがち。
常に何かにおびえたようになり、
「いつか自分のことが周囲にバレて、全員から白い目で見られてしまう」
という思いに飲み込まれてしまう方が増えているように感じます。
「バレるな」と言ったのは誰なのか?
私は、自分自身に「バレるな」という命令を送ったのは、
当の本人…ではなく、
その人を育てた養育者
であることが圧倒的に多い、と思っています。
つまり、メンタル不調を訴える方は
その人の心の問題なのではなく、
常に「バレるな」と刷り込んで育ててきた
養育者に問題があるのではないか?と考えているのです。
「私はそんなこと言ってない!」と思われるかも知れませんが
実際に「バレるな」という言葉をストレートに伝えた親御さんがいるかどうかはわかりませんが、例えば何かある度にこのような言葉をお子さんに伝えたことはなかったでしょうか?
「他で言うたらあかんよ」
「みんなに知れたら笑われる」
「ああ恥ずかし。みんな呆れてるわ」
「そんなことしたらみんな変に思うで」
「ウチはウチ。他とは違うねん」
「嫌われたら終わりやで」
こんなことを言われ続けた子は
「何かを隠さないとひどい目にあう」
と思いこんでしまい、気づけば「バレるな」という命令を自分に言い聞かせるようになってしまいがち、なのです。
友だちが家に呼べなくなってしまったIさん
「なぜだかわからないけど生きづらい」
「虐待を受けた覚えはないけれど、親には心が開けない」
「とっさに小さな嘘をついてしまう」
「会社で自分の名が呼ばれる度に「クビと言われるんじゃないか」とビクビクしてしまう」
こんなお悩みを抱えてアダルトチルドレン克服カウンセリングにお越しになられた30代女性のIさん。
Iさんが育ってきた環境やエピソードをお伺いするうちに、こんな話がでてきました。
家に友だちが呼べなくなってしまった
「家に友だちが呼びにくい雰囲気だった」
このようなことを話し始めたIさん。
小学校4年生のころ、友だちが「家に遊びに行きたい」と言って、すごく困った記憶があったのだそう。
その日は母がお出かけしていて家にいなかったので
「ちょっとだけなら…」と友だちを招き入れて遊んでいたのだけれど、
思ってたより早く母が帰ってきてしまい…。
友だちがいる前で「ちょっと来なさい」と呼ばれたIさん。
隣の部屋でものすごい剣幕で怒り出し…。
遊びに来てくれた子も異変に気づき「私、帰ります…」と。
友だちが慌てて帰ったあとで、母はその子の名前を聞き出して
「お母さんはあの子のことが嫌い」
「常識がない」
「ちゃんと挨拶もしないし、靴もちゃんと揃えてなかった」
「あなた、いつもあんな厚かましい子と遊んでるの?」
と言われてしまい、何も言えずに黙ってしまった。
その後、その友だちとは気まずい雰囲気になってしまい、
それ以来、他の子も家に呼ぶのが難しくなってしまった。
Iさんは無意識に友だちを選ぶようになり、
- その子は常識的で、決して非常識なことをしないか
- 「遊びに行きたい」などと言い出したりしないか
- 何より母が嫌いそうなタイプじゃないか
を気にしているうちに
いつの間にか友だちが異様に少ないことに気づいてしまった。
と言うのです。
Iさんは大人になってから
「自分は友だちが少ない」「コミュニケーションが下手」「愛されないタイプ」と自分をジャッジしてしまっていたそうですが、私は決してそうではない、と思うのです。
バレるなと教育する親の存在が子を苦しめる
友だちを呼ぶと嫌な思いをするー。
家のことを人に知られると嫌われるー。
こういう経験を繰り返すうちに、Iさんはいつの間にか
「バレるな」の種
を心に植えてしまったのでした。
そういう親は親で、なかなか友だちが増えない子をみて
「〇〇ちゃんは人付き合いが下手だから」
「引っ込み思案」
「要領が悪い」
などと言ってしまうから、言われた側は
「自分が駄目なんだ」
「こんな風に考えてしまう自分に問題があるんだ」
と思い込んでしまいがちですが、もちろんこれは間違っています。
人付き合いになってしまったのは、その子の「性格」などではなく
その家庭に根付いていた「習慣」の問題だったのです。
原因がわかったから解決!とはならない
「あまり家のことを喋っちゃいけない」と幼少期に思い込まされてしまった。
「バレるな」が自分自身に染み付いてしまった。
でもそれは間違いだと、親のせいであり自分は悪くないと、なんとなくはわかった。
喋ってもいい。別にバレたって構わない。
まではわかっても「じゃぁ喋りましょう」と言っても、結局のところは
- 何から喋ったらいいのか
- どこまでしゃべっていいか
- どんな相手なら心を開いても大丈夫なのか、がわからずに
結局は言いたいことが言えずに時間ばかりが過ぎてしまう。
それが仕事面にも影響(ほうれんそう(報告・連絡・相談)ができない、進捗状況を聞かれても慌ててしまうなど)が出始めてしまい、周囲から
「変に思われてるんじゃないか」
と思い込んで会社に行くのも辛くなる…。
こういうご相談が絶えないのです。
でもこれは、あなたが悪い訳ではなく、ほとんどが「育ってきた環境がすべて」なのです。
「バレるな」をゆるめるワーク
「バレるな」(気づかれるな・悟られるな・本当の自分を見せるな)
という命令をゆるめるワークというのはあります。
(実際のカウンセリングでは「3つの許可+α」という手法を使いますが
習得まで時間と訓練回数はどうしても必要となります。
頭で理解したとしても解決には繋がりません。無意識に出てくる「バレるな」を3つの許可でゆるめ切ることができるまでひたすら回数をこなすことが必要となります)
もし、ここまでお読みくださったあなたが
「バレるな」(気づかれるな・悟られるな・本当の自分を見せるな)
という命令を持っていると思ったり、
先出のIさんに似た境遇だった場合、ぜひAC克服カウンセリングをお受けいただきたいと思っています。
あなたが生きづらいのは、あなたのせいではありません。
あなたは何も悪くないのです。
あなたが一歩前に進まれる日が来ることを願っています。
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