【注意】若者のセルフネグレクト化に気づくための13のチェックリスト
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セルフネグレクトとは、自分自身の世話をきちんとすることを放置してしまう状態のことです。
厚生労働省の定義では、セルフネグレクトは主に高齢者の問題とされていて、
地域や施設のケアを拒否しつづけ、ゆるゆると窮地に立たされていく事例が注目されることが多いのですが、近年ではセルフネグレクトが若者の間に少しずつ増えはじめているのが現状です。
セルフネグレクトは、高齢者だけでなく、若年層にも脳機能低下・異常行動・健康・社会・心理面等にさまざまな問題を引き起こします。
セルフネグレクトに悩んでいる場合、それに気づき、ひとりでそのサイクルを断ち切るのは難しいかもしれません。
今回は、セルフネグレクトの現状をチェックするためチェックリストをご紹介します。
(若者のセルフネグレクト化から脱出するための4つのポイントを知りたい方はこちらの記事もお読みください)
若者のセルフネグレクト度チェックリスト13
若者がセルフネグレクト化しやすい傾向を13種類のチェックリストにまとめてみました。
この中であなたに当てはまるものはいくつあるでしょうか?
- 人と関わるのが面倒で、外にも出たくない
- 多少部屋が散らかっていても別に困らない
- ゴミの捨て方、部屋の整理整頓の仕方がわからない
- (病気じゃないときでも)数日お風呂に入らなくても困らない
- 歯を磨いたり、顔を洗う習慣が身についておらず、誰かに言われない限りやりたくない
- 信頼でき、心許せる仲間は家族がいない
- 病院に行きたくない。行き方がわからない
- このままゆるゆると人生終わるのかな…などと考えることがよくある
- 行政サービスや地域の保護とか誰かに助けを求めるなど考えたこともない
- 「生活リズム」「栄養バランス」という言葉自体面倒で、むしろ説教臭さを感じる
- 親に育ててもらった、という感覚がない。またはかなり希薄
- 親から「勉強しろ」「片付けろ」「ちゃんとしろ」とは言われたが、やり方までは教わっていない
- 完璧主義すぎる。完璧にできないならやらないほうがマシ、と思ってしまう
いかがでしょうか?
多ければ多いほど問題なのですが、この中で4つ以上あればセルフネグレクト傾向だと考えられます。
(4つ以上あればその段階でカウンセリングを検討してみてください)
以下、若者のセルフネグレクト化を少しでも減らすために、
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「セルフネグレクトの克服方法」について考えていきます。
セルフネグレクトの克服①セルフネグレクトを自覚する
まず第一のポイントは、自分や周囲の存在が「セルフネグレクト化しかけている」と自覚することが大切です。
「自分は心地よい人間関係に囲まれているのか」
「生まれ変わっても同じ環境で良いか」
などを問いかけ、状況を把握するようにしましょう。
セルフネグレクトに気づくには、外からの観察が必要な場合もあり、なかなか難しいものです。
自分の状況に疑問を感じることが、問題に対処するために不可欠です。
とはいえ、若年層のセルフネグレクトを克服するためには、
- 最初は周囲が気づき、声を上げる
ことも重要だったりします。
無気力で問題意識を感じにくく、ゆるゆると沼にハマって行きがちな若者のセルフネグレクトに対応するためには、問題を認識し、声を上げ、代わりに行動してくれる第三者の存在が必要な場合が多いのです。
若者のセルフネグレクト克服②あなたのせいではないことを理解する
「君は今、セルフネグレクトの状態だよ」と指摘されたとしても、それはあなたのせいではないことを理解しましょう。
生きる気力が奪われ、どうしたらいいかわからなくなってしまい、ものごとの重み付け(優先順位)が組み立てられなくなった若者のセルフネグレクトは、実は本人に問題はなく
生きる気力を与えず、どうしたら良いかも教えず、優先順位を教えなかった大人(養育者)の存在が背景にある場合が多いもの。
実際の事例としては「セルフネグレクト状態の若者本人」がカウンセリングを受けるよりも、
「お子さんのセルフネグレクト状態に困っている親御さん」がカウンセリングを受けたほうが良いケースもあります。
もし今あなたがセルフネグレクト状態にあると気づいたとしても、決して自分を責めたりはしないでください。
むしろ、親御さんが先にカウンセリングをお受けになり、状況等をお聞かせいただきたいと考えています。
セルフネグレクト状態になるまでの間には、トラウマやストレスの多い人生の積み重ねや、単にあなたが(怒られたり説教されたりはしたものの、ではどうしたらいいのかをちゃんと)教えてもらえなかっただけ、という環境に問題があることが多いのです。
若者のセルフネグレクト克服③脱出作戦を練ろう
自分のせいではないことを理解したら、今度はセルフネグレクトから自分を守るために必要な手段を講じましょう。
セルフネグレクト状態から脱出するためには戦略が必要なのです。
状況によって方法はさまざまですが
- 部屋を快適な状態に自分でできるか?できないなら誰の助けを求めるか?
- 歯を磨く、お風呂に入るなどの習慣化の訓練が必要か?必要ならどこから組み立てるか?
- ゴミを出す日や洗濯のルーティン、必要な洋服や下着の数量、食料品や飲料の把握はできているか?
- 社会と関われているか?関われていないならどこから訓練していくか?
- できたときのご褒美を自分に授ける仕組みはあるか?どうやって作っていくか?
これらのことを順序立てて、ご相談者に合った調整をしていきます。
若者がセルフネグレクト状態から抜け出すためには。日々の目標を設定することから、他者からのサポートを求めることまで、さまざまなものがあります。
健康的な習慣と正しいルーチンを構築し、軌道に乗せることが重要です。
さらに、セルフ・ネグレクト状態の人の陥りやすい問題点を正しく理解している信頼できる第三者が介入していくことが早期の問題解決のためには重要なのです。
まとめ:若者のセルフネグレクト問題から卒業するために
セルフネグレクトは克服するのが難しい問題ですが、適切なサポートと戦略があれば、克服することは可能です。
まずは上記の13のチェックシートを再確認して、4つ以上チェックがつくならば、早急に適切な手立てが必要だと考えます。
大切なのはセルフ・ネグレクトを認識することが最初のステップで、次にそれが自分のせいではないことを理解することです。
最後に、自分を守り、より健康的な習慣を身につけるために必要なステップを踏みましょう。
どうか自分をないがしろにするのはやめましょう。あなたは自分を愛し、健康的なライフスタイルを送る資格があるのです。
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