インナーチャイルドとは|症状・原因・癒しだけではうまくいかない理由

お知らせ

アダルトチルドレンについてよく分かる小冊子(PDF)
「私ってアダルトチルドレンかも?と思ったら読む本」を期間限定で無料プレゼント中です
詳しくはこちら

 

誰かに怒られると、子どものように体が縮こまる。
いい大人のはずなのに、急に感情が制御できなくなる。
自分を責めることが、呼吸するように自然になっている。

「自分はどうしていつもこうなんだろう」

そう感じながら、それでも「性格の問題だから」「自分が悪いんだ」と長い間自分を責め続けてきたー。

もし、この状態が今のあなたそっくりなら。
お願いです。もうこれ以上自分を責めるのは止めてください。

自分を責めるたび。ダメ出しを重ねるたび。
あなたの中に、まだ傷ついたままの「内なる子ども」がどんどん傷ついていきます。

この記事では、インナーチャイルドについての解説をします。
ただ、よく言われている話とは全く違う角度の話もいくつか出てきます。

改めてインナーチャイルドとは何か?
インナーチャイルドからどんなサインがあるのか?
そしてよく言われる「インナーチャイルドを癒す」だけではうまくいかない理由
についても詳しくお伝えします。

 

インナーチャイルドとは何か

「心の中にいる内なる子ども」という概念の意味

インナーチャイルドとは、直訳すると「内なる子ども」。

誰の心の中にも、子どもだったころの感情や記憶、傷ついた体験が残っています。
それが大人になった今も、無意識のうちに感情や行動に影響を与え続けている—。

子どもの頃の未解決な問題を背負ったまま、似たような出来事があれば発動してくる状態。
その部分のことをインナーチャイルドと呼びます。

たとえば、上司に少し厳しい口調で言われただけで「もう自分なんて必要ないんだ」と涙が出そうになる。
パートナーに「ちょっと待って。あとでね」と言われると、すぐ見捨てられる恐怖や不安感を感じる。
褒められて嬉しいはずなのに「このあと裏ではきっと悪口を言うに決まってる」と勘ぐってしまう。

こういった反応の背後に、インナーチャイルド(過去の経験からくる不安や恐怖感)が関わっていることが多いのです。

交流分析という心理学では昔から、人の心の中に「親・大人・子ども」という3つの側面があると言われてきました。
インナーチャイルドはその「子ども」の部分にあたり、感情や直感、遊び心、そして傷つき体験を抱えている場所です。

 

インナーチャイルドはどこから生まれるのか

インナーチャイルドが傷つくのは、多くの場合、幼少期の家庭環境です。

身体的な暴力がなくても、感情を受け取ってもらえなかった。
泣いても無視された。「そんなことで泣くな」と否定された。
親の顔色をいつも読まなければならなかった。

こうした体験が積み重なるとき、子どもは
「自分の感情を出してはいけない」
「自分は愛される価値がない」
という信念を、まだ幼い心に刻み込んでいきます。

その信念が、大人になっても心の奥で生き続けている。
似たようなことがあれば(同じ経験を二度と繰り返さないために)防衛したり攻撃したり、回避しようとする。
それがインナーチャイルドの傷の正体です。

【関連記事】
情緒的ネグレクトとインナーチャイルドの関係について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。 情緒的ネグレクトとは?

 

インナーチャイルドが傷つくと、あなたの人生にどんな影響が出るのか

インナーチャイルドの傷は、「性格」や「気質」と勘違いされやすいものです。

私は「でもこれは私の性格なので」と言われるクライアントさんに
「違います。それはあなたの性格ではありません。
育ってきた環境で身についてしまった「生き抜くための適応法」なだけです」
とお伝えしています。

そしてそれは、長年「自分はこういう人間だ」と思ってきたことが、
実はインナーチャイルドの影響だった、という話につながっていくのです。

 

インナーチャイルドが発動すると、感情の反応が「子どものころ」に戻る

大人として対応できるはずの場面で、突然感情が爆発してしまう。

怒りが止まらなくなる。泣き崩れてしまう。あるいは逆に、何も感じられなくなる。

これは「感情的な性格」ではなく、何かのきっかけでがトリガー(引き金)となってインナーチャイルドが発動しているサインです。
脅威を感じたとき、心が子どものころの状態に「戻って」しまう。そのとき、大人としての自分は一時的に後退しています。
(私は「インナーチャイルドに乗っ取られてしまう状況」と解説しています)

 

自己嫌悪や罪悪感が慢性的にある

インナーチャイルドに乗っ取られてしまうことが多いと
「自分はダメな人間だ」という感覚が、日常的に心のどこかに刷り込まれてしまいがち。

小さなミスで激しい自己嫌悪に陥る。
もう会社には行けない、などと思ってしまう。
よりカンペキになろう、として、失敗しては落ち込む。
誰かに迷惑をかけただけで「存在していてごめん」という気持ちが湧いてくる。

これはインナーチャイルドが「自分には価値がない」という信念を抱えているサインです。
子どものころに繰り返し受け取ったメッセージが、大人になっても自分への声として響き続けてしまうのです。

 

親密な関係になると不安が強くなる

好きな人ができると、急に不安が強くなる。
深く関わることを無意識に避けてしまう。
あるいは逆に、相手にしがみついてしまう。

インナーチャイルドが「人は自分を傷つける」「近づくと危ない」という体験を持っているとき、親密な関係そのものがその子どもの恐怖感を刺激します。
これは恋愛だけでなく、職場の人間関係や子育てにも表れます。

この感覚について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

インナーチャイルドの傷つき度合いチェックリスト

 

インナーチャイルドが傷ついているサイン
15のチェックリスト

当てはまるものにチェックを入れてください(所要時間:約2分)

「自分の性格の問題かな」と思っていたことが、実はインナーチャイルドのサインであることがあります。正直に、思ったままにチェックしてみてください。

感情のコントロール

些細なことで感情が爆発したり、急に涙が出たりする

何も感じられない、感情が麻痺したような状態になることがある

怒りが収まらず、後で激しく自己嫌悪に陥ることがある

自分への見方

「自分はダメな人間だ」という感覚が慢性的にある

小さなミスでも「もう終わりだ」と思うほど落ち込む

褒められても素直に受け取れず、「裏があるのでは」と感じる

人間関係のパターン

親密な関係になるほど不安が強くなる

相手の顔色を読むことに多くのエネルギーを使っている

「見捨てられるかもしれない」という恐怖を感じることがある

行動・思考のくせ

完璧にできないなら、やらない方がいいと思うことがある

「NO」と言えず、気づくと自分を後回しにしていることが多い

助けを求めることが苦手で、一人で抱え込みがちになる

身体と感覚

原因のよくわからない疲労感や体の緊張が続いている

「本当の自分」がわからない、という感覚がある

子どもの頃の家庭環境が、今の自分に影響していると感じる

チェック数:0 / 15項目(合計スコア:0点)

あなたのスコア

0

/ 25点

 

インナーチャイルドとアダルトチルドレンの関係

インナーチャイルドの傷と、アダルトチルドレン(AC)という概念は、深く重なっています。

アダルトチルドレンとは、子ども時代に機能不全な家庭環境で育ち、その影響を大人になってからも引きずっている状態のこと。

ACの方の多くが、インナーチャイルドの傷を抱えています。「感情を出してはいけない」「親の期待に応えなければ」という環境で育った子どもは、自分の気持ちを心の奥に押し込めていきます。その押し込められた部分が、インナーチャイルドとして大人の心の中に残り続けるのです。

アダルトチルドレンについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

インナーチャイルドを「癒す」だけではうまくいかない理由

癒そうとするほど、うまくいかないことがある

インターネットで「インナーチャイルド」と検索すると、「癒し方」「瞑想」「自分を抱きしめる」といった方法がたくさん出てきます。

でも、こうした方法を試してみたけれどうまくいかなかった、という方は少なくありません。
(というより、当カウンセリングには「他所で「インナーチャイルドを癒やしましょう」と言われてうまくいかなくて、それが苦しくなってここに来ました」という方がほとんどです。)

当たり前のように信じられている「インナーチャイルドを癒やす」ことがうまくできなくて
「なぜ自分はこんな簡単なこともできないんだろう」と、さらに新たな自己嫌悪を増やしてしまうことさえあります。

それは、あなたのやり方が間違っているのではありません。
インナーチャイルドへのアプローチの前に、もうひとつ大事なステップがあるのです。

 

インナーチャイルドに届く前に立ちはだかるもの

心の中には、インナーチャイルドだけでなく、別の声も存在しています。

「そんなことをしたら危ないからやめて!」
「こんなことで感情を出すなんておかしい」
「恥ずかしい。みんなにどう思われるか」

—こうした声が、常に自分を支配している状態だと、

いくら「インナーチャイルドと向き合いましょう」と言われても、やろうとするたび
「そんなことをしないで!」
「感情を出すなんておかしい」
「恥ずかしい」
という静止の声を感じて、無意識にブレーキをかけがち。

これらの声は、長年の経験の中で形成された「心の防衛システム(防衛機制)」と言われるものです。
かつては自分を守るために必要だったため、防衛機制を活用すれば、それ以上心が傷つかなくて済んだのかも知れません。

でも今は、その声がインナーチャイルドに近づくための扉をふさいでしまっている。

この「立ちはだかるもの」をどう扱うかが、インナーチャイルドへのアプローチで最も重要なポイントです。

ではどうするか?
インナーチャイルドに必要なのは「癒やす」「抱きしめる」ではなく、
インナーチャイルドの親に成り代わって「育て直す」感覚なのです。

インナーチャイルドに必要なのは「育て直し」

リペアレンティングとは何か

インナーチャイルドへのアプローチとして、海外では「リペアレンティング(re-parenting)」という概念が広く知られています。

リペアレンティングとは、「親のやり直し」「養育のし直し」という意味です。
今でも海外ではリペアレンティングという言葉が主流なのに、日本に入ってくる段階で「癒やす」という言葉に変わってしまった。

これで(もちろんうまくいく人も一定数はいるのですが)「うまく癒せません」という人が続出してしまう状況となっているのです。

インナーチャイルドが必要としているのは、傷を「癒す」ことではなく、もらえなかったものを「受け取り直す」こと。
そして、あなたが「正しい養育とは何か?」に目を向けて、それを与えながら受け取ることで、あなた自身も解放されていくのです。

リペアレンティングとは、
安心感、受容、感情を表現する許可、つまり
子どものころに十分に得られなかったものを、大人になってから育て直していくプロセスです。

「癒す」というイメージは、どこか患部に薬を塗るような受動的なニュアンスがあります。
一方「育て直す」は、時間をかけて関係性の中で育んでいく、能動的なプロセスです。

 

インナーチャイルドの育て直しはひとりではむずかしい

リペアレンティングのプロセスは、ひとりで取り組むには限界があります。

インナーチャイルドの傷は、関係性の中で生まれました。
その回復もまた、安全な関係性の中でしか起きません。

「ここは安全だ」「この人は私を否定しない」という体験を積み重ねること。
感情を表現しても受け取ってもらえる体験をすること。
それがインナーチャイルドの育て直しではとても大切なポイントなのです。

当カウンセリングでは、18年間・延べ1万人を超えるカウンセリングの実践の中で培ってきたアプローチで、このプロセスをカウンセリングを通じて体感していただきます。
「自分がACかどうかわからない」「他でもいろいろと試したけどうまくいかなかった」という方でも、安心してご相談ください。

まとめ

インナーチャイルドとは、心の中に残り続ける「傷ついた内なる子ども」のこと。

感情のコントロールの難しさ、慢性的な自己嫌悪、人間関係の不安—これらがインナーチャイルドの影響として表れることがあります。

そして、インナーチャイルドに必要なのは「癒す」ことではなく「育て直す」こと。ただしそのためには、まず心の中に立ちはだかる別の声と向き合うことが必要です。

「もしかしたら自分のことかもしれない」と感じた方は、一人で抱え込まないでほしいのです。

まず一歩、話してみることから始めてみませんか。

 

AC克服カウンセリングで今までの生き方を変えてみませんか?

もうこれ以上一人で抱えなくてもいいのではありませんか?

アダルトチルドレン特有の悩みや恐怖心の克服には
AC克服に特化したカウンセリングが有効です。

今まで本を読んだりセミナーに出ても、なかなか胸のあたりのモヤモヤが取れなかったあなたに。

生きづらさから開放された生き方を手に入れるためのステップを紹介しています。

アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けて、新しい人生を手に入れましょう。

【アダルトチルドレン克服のために知っておきたいこと】

■アダルトチルドレン(AC)について
アダルトチルドレン克服カウンセリングTOP
アダルトチルドレンとは?ACを正しく知って克服しよう 
アダルトチルドレンと関連の深い「機能不全家族」とは?

■アダルトチルドレン5つのタイプ
マスコット 
ケア・テイカー 
ヒーロー 
スケープ・ゴート 
ロスト・ワン

■ACが引き起こしやすい問題
アダルトチルドレンの特徴(考え方のパターン)とは
「消えたい」と感じる方はアダルトチルドレン克服カウンセリングを

虐待(虐待の種類と特徴)
 お母さん、お父さん、それ虐待かも…
依存症(共依存) 
 共依存チェックリスト
不登校・引きこもり
条件付きの愛
 セックス依存症(見捨てられ不安)との向き合い方

【こんなときどうする?】
子供が引きこもりになってしまったお父さん・お母さんへ
ひきこもりや休職、うつに悩む方へ
■ 引きこもりを改善するカウンセリングの手法

【AC克服カウンセリングを受けたい方のために】
アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪:相談日程とお申込み
地図・アクセス
はじめての方へ
AC大阪のカウンセリングの流れとは
心理セラピーを受ける時期・タイミング
セラピー・カウンセリングを受けられた方のご感想
よくある相談・ご質問
アダルトチルドレンカウンセリング企業導入事例

こころのホットライン【無料ご相談窓口】