情緒的ネグレクトで育った人は、社会でこんな苦労をする
アダルトチルドレンについてよく分かる小冊子(PDF)
「私ってアダルトチルドレンかも?と思ったら読む本」を期間限定で無料プレゼント中です
詳しくはこちら

情緒的ネグレクトで育った人は、社会でこんな苦労をする
「何か言われるたびに、胸がぎゅっとする」
「怒られてないのに、もう終わった気がする」
「助けてって言えばいいのに、言葉が出ない」仕事はしている。
でも、職場にいるとずっと緊張してしまう。もし、あなたにも似た感覚があるなら。
それは、あなたが弱いから…という問題ではないかも知れません。
この記事では、情緒的ネグレクトの環境で育った人が職場や対人関係でつまずきやすいポイントをまとめました。
誰かに頼ろうとしても「助けて」が言えずに罪悪感だけだ襲ってしまう。
もしあなたにそういう部分があるなら。この記事がお役に立てるかも知れません。
情緒的ネグレクトで育つと対人関係がしんどい

情緒的ネグレクトで育つと対人関係がしんどい
情緒的ネグレクトとは
「ちゃんと育ててもらったけど、心(情緒)の交流は少なかった状態」を指します。
学校にも行かせてもらったし、欲しいものも買ってもらえた。
別に暴力を振るわれた訳でもないし、親にも感謝している。
でも、そういえば「気持ちを受け止めてもらえる体験」は少なかった。
こういう状況で育つと、いざというときに
他人と心の交流が難しくなってしまう場合があるのです。
情緒的ネグレクトについては、今までも
【情緒的ネグレクト】―愛されていたはずなのに、満たされない理由
という記事でまとめています。
気になる場合は順番に読み進めていただくことをお勧めします。
今回の記事では、
「情緒的ネグレクトの状態で育てられた子どもが大人になり、社会に出ていくと、
必要以上に人間関係に苦労する可能性が高い」
ということについてお話していきます。
あなたは職場などで
- みんなが笑ってると疎外感を感じたり
- 「あの件どう?」と聞かれたら責められているように感じたり
- 手伝ってほしいときに「助けて」が言えなかったり
- 自分の意見を言うときに何か罪悪感のようなものを感じたり
したことはなかったでしょうか?
あなたにもし該当することがあるなら、ぜひ最後までお読みください。
情緒的ネグレクトだったことに気づかずに大人になったAさん

情緒的ネグレクトだったことに気づかずに大人になったAさん
AC克服カウンセリングに訪れたAさん(30代女性)の事例
ここからは、当AC克服カウンセリングに来られたAさんの話です。
(内容は個人が特定されないように、要点を再構成しています)
職場でいつも「責められている」感覚
Aさんは、仕事ができないわけではありませんでした。
期限も守るし、ミスも少ない。
本人は言われませんでしたが、むしろ会社からも認められた優秀な方だと思えました。
それなのに、上司の一言や、周りの空気を察知してすぐに身体が固まってしまう。
注意ではない言葉でも、責められているように聞こえる。
先日、小さなミスをしてしまい、上司から
「大丈夫?」
と聞かれた瞬間、動悸が激しくなってしまい、どうして良いかわからなくなった、と。
その場では「大丈夫です」と言って平静を装ったけれど、
その日はひとりで落ち込んで、ほとんど眠れなかった経験をしたのがきっかけで、当カウンセリングに訪ねてこられました。
幼少期の話になると、Aさんは「親は普通だった」を繰り返した
幼少期の環境を聞いていくと、Aさんは
- 「親は普通でした」
- 「欲しいものは買ってくれました」
- 「親には感謝しています」
と繰り返されました。
私(カウンセラーの吉野)も否定せずに聞いていたのですが、
何か違和感を感じてしまっていました。
Aさんから感じた違和感。それは
- 悪いのは私
- 問題があるのは私
- 親を悪者にしたくない
という「これだけは譲れない」思いでした。
つらいとき。〇〇してもらった?
そこで、私はこんな質問をしました。
- 「つらいとき、抱きしめてもらった記憶はありますか?」
- 「話を最後まで聞いてもらって、気持ちを受け止めてもらった感じはありましたか?」
Aさんは、しばらく固まりました。
考えるというより、止まった感じでした。
「……あまり、思い出せないです」
情緒的ネグレクトで育った人に伝えたい言葉
少しずつ話が出てきました。
Aさんの弟さんは発達障害と診断され、親は日々つきっきりだったそうです。
家の中の優先順位は、いつも弟さん。
Aさんは、そんな環境で自分の親に感情を訴えることができなかったのです。
私はAさんにこう伝えました。
「Aさん。あなたは何も悪くないんですよ」
情緒的ネグレクトの思い=「感情を出すと親に迷惑がかかる」
「あなたは何も悪くない」
最初はこの言葉が受け取れなかったAさん。
でも会話を進めるうちに、少しずつこんなことを伝えてくれました。
- 「私が泣いたら、親が困る気がした」
- 「私が感情を出したら、家が壊れてしまう気がした」
- 「だから、何も言わない方がいいと思った」
子どもは、家庭の中で生きるために工夫をします。
Aさんの場合は、「感じても出さない」が身についたのかも知れません。
そして大人になって、それが職場で同じ形で出ていました。
- 困っても「助けて」が言えない
- 分からなくても質問ができない
- 言い方が少し強いだけで、頭が真っ白になる
- 「大丈夫です」と言って、あとで一人で崩れる
情緒的ネグレクトのしくみと、大人になってからの生きづらさの原因がつながったことで、Aさんは少しずつ問題克服へと進むことになったのです。
情緒的ネグレクトの影響は、こんな形で出ることもある

情緒的ネグレクトの影響は、こんな形で出ることもある
Aさんの流れに近くても、苦労の出方は人それぞれです。
当カウンセリングには、情緒的ネグレクトの環境で育った人から、このような相談が多く寄せられます。
- 評価面談が近づくと眠れない
- 雑談のあと、家で反省が止まらない
- 断れずに抱え込み、ある日ぷつっと切れる
- 誰かが不機嫌だと、自分のせいだと思ってしまう
- 褒められても安心できず、すぐ次の不安が来る
もちろん、すべてが情緒的ネグレクトだけで決まるわけではありません。
でも、影響が混ざっている可能性はあります。
情緒的ネグレクトで育った人が、職場で苦労しやすいこと

情緒的ネグレクトで育った人が、職場で苦労しやすいこと
情緒的ネグレクトで苦労されている方は、職場でこういう経験をしがち。
他の人にとっては、何気ない小さなやりとりでも、大きく消耗しやすいのです。
- 頼りたいのに、頼れない
- 断りたいのに、断れない
- 言いたいことがあるのに、飲み込んでしまう
- 指摘の内容より、「嫌われた」「もう終わりだ」が先に来る
- 人の顔色に敏感で、休憩中も気が抜けない
あなたにもこういうことはなかったでしょうか?
情緒的ネグレクトを乗り越えていくために
当カウンセリングで大切にするのは、根性論ではありません。
「もっと強くなろう」ではなく、反応の流れを一緒にほどいていきます。
- まずは「あなたは何も悪くなかった」ことを理解する
- 情緒的ネグレクト状態になってしまった環境を冷静に見る
- 親を悪者にしすぎたり、許しすぎたりせず、バランスよく状況を判断する
- 職場で起きた出来事を、カウンセラーと一緒に整理する
- 「責められた」に見えた瞬間を、細かく分けて見直す
- 頼る・断る・聞き返すを、小さな言い方から試す
- 「大丈夫です」で終わらせない練習をする
情緒的ネグレクトの苦労は、「分かってもらえない」が根っこに残りやすい問題です。
だからこそ、ひとりで抱えず、第三者といっしょに整理していく訓練が役に立つのです。
【まとめ】情緒的ネグレクトは、気づいたときから変えられる

情緒的ネグレクトの環境で育った人は、
職場で日々起きている「ふつうの出来事」を、ふつうに受け取れないことがあります。
無条件につい自分を責めてしまったり、
急な孤独感を感じてしまうことがあるなら。
それはあなたが悪いのではなく、育った環境が情緒的ネグレクト的な環境だったのかも知れません。
気づけた時点で、あなたの克服は始まっています。
AC克服カウンセリングは、あなたの克服をお手伝いできる場所です。
AC克服カウンセリングで今までの生き方を変えてみませんか?
アダルトチルドレン特有の悩みや恐怖心の克服には
AC克服に特化したカウンセリングが有効です。
今まで本を読んだりセミナーに出ても、なかなか胸のあたりのモヤモヤが取れなかったあなたに。
生きづらさから開放された生き方を手に入れるためのステップを紹介しています。
アダルトチルドレン克服カウンセリングを受けて、新しい人生を手に入れましょう。





