引きこもりは子どもに問題があるのか?
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■AC克服カウンセリングには、
引きこもりや不登校の問題で
お越しになる方が増えています。
■ここで多くのご相談者さん
(多くは親御さん)
が【大きな勘違い】をされてるのが
「問題は子どもにある」
と思い込まれている方が多いです。
問題は【親8:子2】と知りましょう
■引きこもりや不登校の問題について
親御さんの言い分(本心)は
「学校に行けなくなった子どもに
8割以上問題がある。
この子に言って聞かせるなり
自信を持たせるなりして
なんとかこの子を変えてほしい」
というものだと思います。
■もちろん、親御さんの中にも
今までの子育ての方針を見直そうと
真摯に取り組まれる方も少なくありません。
それでもやはり、
「自分たちにも問題があったのはわかる。
…。でもやっぱり子どもに
カウンセリングを…」
と言われる方が多いのです。
■お気持ちはすごくわかります。
実際、学校へ行けなくなったのは
お子さんの方だし、
子どもにカウンセリングを
受けさせるのが手っ取り早い
と思ってしまうのもわかるつもりです。
■でも私が感じ、お伝えしているのは
「まず親御さんがカウンセリングを受けませんか?」
ということ。
■なぜなら。
不登校や引きこもりの多くの場合が
【お子さんの抗議】
だからです。
お子さんはストライキをしている
■逆にお子さん側は
「親にほとんどの原因がある」
と感じています。
■明確にそう認識している場合もあれば
なんだかわからないまま、親に対して
「イライラ」「ざわざわ」「悲しい」
感情を感じているのです。
■私はカウンセリングの現場で
お子さんに対して、
「親はあなた(子)に
「8割以上問題がある」
と思ってるよね〜。
でもあなたからすると
「問題があるのは親の方」
だと思ってるのにね…」
と言うと、激しく同意されます。
■親御さんは
「子どもに問題がある」
「いじめや受験失敗が原因だ」
とおっしゃいます。
本気で信じてらっしゃるのです。
■でも子どもからすると
「いじめ」や「受験失敗」は
ひとつのトリガー(きっかけ)
に過ぎない場合が多いのです。
■子どもは。
親のコントロールによって
動けなくなってしまい、
そのまま(結果的に)
ストライキする形になっているのです。
本当の原因は【親のコントロール】
■本当の原因は
「親のコントロール」
という場合が圧倒的です。
■親御さんの中には、
子どもの将来を案じるあまり
「少しでもいい進学を」
「少しでもいい就職を」
「少しでもいい友だちを」
「少しでもいい家柄の人と結婚を」と、
お子さんの『ブランド化』にやっきになる
人が少なからずおられます。
■子どもの希望や意向はそっちのけ、
と言うよりむしろ全否定して
「そんなことやって何になる」
「そんな◯◯(子の望む進路)で
まともに生きていけないぞ」
「オマエは何もわかってない」
「いいからこの進路に進め」
「今は嫌でも将来必ず感謝する日が来る」
などと言って、
お子さんの意向を汲まずに話を
進めてしまうことが多いようです。
■そして、気乗りしない進路に
興味の持てない分野の勉強
成績UPに追い詰められる日々…。
その状態が基礎となっている上に
「いじめ」や「受験失敗」が
きっかけ(トリガー)となって
不登校や引きこもりへと発展していくのです。
コントロールする「表」と「裏」の理由
■親が子をコントロールするのには
私は「表」と「裏」、それぞれの
理由がある、と思っています。
■表の理由、には
- 子どものため
- 安定した未来のため
などが挙げられます。
親御さんはこの「表の理由」を
強く主張される場合が多いです。
しかし、私は裏の理由もあって、
その理由が親を
「過度にコントロールする状況」
に追いやってしまっている、と思うのです。
■裏の理由、とは?
- 自分のエゴのため
- 自分自身も優秀だと証明してみせたいため
というものがあるのでは?と思うのです。
■いい大学に入って大企業に就職したら幸せ
という価値観は、すでに崩壊しています。
そのような価値観は昭和時代に
すでに終わっているのです。
■昭和は
『産めよ増やせよ』『右にならえ』の時代、
平成は『パラダイムシフト』の時代、
令和は『新たなパラダイムを具現化していく時代』
です。
■今はすでに「多様性の時代」へと
変革しているのです。
時代に合わない価値観に子は苦しむ
■(昭和時代の価値観を持った)親の
コントロールに、子どもは最初は黙って
従うものの、だんだん不信感が高まり
やがて、動けなくなっていきます。
■仮に疑問をぶつけても
「黙ってやれ」「文句を言うな」
「逆らうな」「いつかわかる」
「他に何があるんだ!言ってみろ!」
「そんなもんはくだらん!」
などと言われるばかりで埒が明かない。
でも黙ってやっても
何一つ楽しくないし、興奮もしないし
やりがいも感じない。
こんな一生がこれから続くのか…。
■↑これが引きこもってしまっている
お子さんの多くが抱えている現状だと
私は感じています。
まずは親御さんがコントロールを解くことから始めましょう
■お子さんは全身全霊、
人生をかけて引きこもっているのです。
■父さん。母さん。
なぜ自分の思い通りに生きちゃダメなの?
正しいけれど何も楽しくなくて
正しいけれどただつらいだけの人生を
子どもに歩ませて幸せなの?
僕(私)が何を考え、どう生きてるか。
真っ直ぐに見て欲しい。
どこに合格したか、どこに就職したか
なんの仕事をしてる相手と結婚したか
子どもが何人できたか
持ち家があるか高級車に乗って
お金が十分にあるかどうか
とか、そういうのではなく。
あなたの子が何を望んでいるのか?
本気で向き合ってほしい。
僕(私)は
あなたの希望を叶えるための
道具なんかじゃない。
■こんなメッセージを奥に込めて
ずっと部屋の中で膝を抱えているのです。
■まずは親御さんが
今までの過度な期待をゆるめ
本当のお子さんを見てあげませんか?
■まずは親御さんがコントロールを
手放すことから、問題克服が始まるのです。
とは言え、すぐに自分のやりたいことが見つかるわけではない
■たとえ話として聞いて欲しいのですが…
■例えば「洗脳」を受けていた人がいて。
その人を洗脳していた人が
「今日から洗脳をやめる。今からは
自分のやりたいように生きていけ」
と言われたとしても。
いきなり自分のやりたいことを見つけ、
全速力で走り出して、しかも
ひとつも失敗することなく成功など
できるはずもないのはおわかりでしょう。
■今までコントロールに苦しみ
ずっと動けずにいたお子さんも同じ。
■「そんなにやりたいことがあるならやればいい」
といきなり許可が下ったとして。
すぐに自分のやりたいことが
見つかるワケでもなければ、
何が好きで何が嫌いかも
よくわからない状態になっている
というところからのスタートなのです。
自分のやりたいことが見つかるまでの期間(長いです)
■今まで好きなことを奪われ、
他人の言うことだけに従うよう指示され
自分の好きや興味を押し殺して
生きてきたお子さんにとって。
■「さあ好きなことをやれ」
と言われても何もわからない。
というところからのスタートです。
■過度な介入を避けつつも
- ゆっくりやってみたいことを探し
- 失敗をたくさん経験し
- 失敗をいっぱいしないと、やりたいことにたどり着けないことを体感し
- 失敗も楽しいものだと理解し
- チャレンジしていくうちに、自分のやりたかったことにたどり着く
まで。
じっくりゆっくり見届けていく必要があるのです。
それには場合によっては
数年〜十数年掛かる場合もあるでしょう。
■本来は、小さなうちから
「これやってみたい」
という思いを汲み取って、
いっぱいチャレンジすることで
失敗を怖れない大人に成長するのです。
それを奪われている状態からの挑戦なので
当然時間は掛かってしまうことを
親御さんは十分にご理解いただく
必要があります。
■本当にひどい親御さんになると
自分がコントロールできないと知るや
「もう勝手に生きろ」
「20歳過ぎたら自己責任だ」
などと言って、
引きこもっているお子さんを
放り出そうとされる人もいます。
こんな残酷な話はありません。
自分で自由を奪っておいて
そのとおりにならずに動けなくなると
壊れたラジオのように捨てようとする。。。
こんなのは絶対許されることではないのです。
時間は掛かってもお子さんは自立できます
■時間は掛かっても
お子さんは自立できます。
■今までやりたくないことを
延々やらされ続けるだけの
忍耐力と継続力があった方
なのですから、
■本当にやりたいことが見つかり
行動することに許可が出せれば
最初はゆっくりでも
いずれその持ち前の
忍耐力と継続力でやがては
自分の人生を歩んで行かれることでしょう。
■ただそれまで
否定せず、批判せず。
もちろんコントロールもしない状態で
お子さんを見続ける姿勢を
まずは親御さんが学ぶことが大切なのです。
まずは一度カウンセラーとお話してみませんか?
・親との関わりで悩んでいる
・ACの問題で悩んでいて辛い
・ACを克服したいけれどどうしたらいいかわからない
もしあなたがこうしたことでお悩みであれば、まずは一度少しカウンセラーとお話してみませんか?
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