カウンセラーをイライラさせるカンタンな方法(笑)

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カウンセラーをイライラさせる方法教えます(笑)

 

■だからって僕に使ってほしくはないんですけどね(笑)

 

■カウンセリングをしていると、まれに

「お伝えしてることが届かない…」

「なぜか堂々巡りになってしまう」

という状況になるときがあります。

 

■とはいえ私もプロですので(笑)

そこは問題解決につながるように

何度も仕切り直してお話するように

していくのですけれど、

 

■これがもし、カウンセラーとして

向き合ってなかったら、しんどかったかも

知れないな、と言うくらい

 

「なんかイライラさせられてしまう」

 

という話し方をしている人がいます。

 

 

カウンセラーをイライラさせる話し方

カウンセラーをイライラさせる話し方

カウンセラーをイライラさせる話し方

 

■相手をイライラさせる話し方。

いくつかある中で、今日はひとつ紹介します。

 

■その方法は

【イエスバットのゲーム】

という方法です。

 

■例えばこんな感じです。

 

「では、今日から◯◯を始めてみましょうか(*^^*)」

「はい。…でも、前に本で読んでやってみたんですけどうまく行かなかったんですよね…」

 

「そうなんですね。ただ、今日は詳しい説明を聞かれたから多分できるんじゃないですか?」

「そうですね。でも、毎日続けられるかどうか心配で…」

 

「心配なんですね〜。でもできるときでいいですよ。無理に毎日しなくても」

「はい。。。でも毎日続けないと効果が出なかったらどうしよう…」

 

「じゃぁ、朝起きたとき、◯◯をする前に必ずやる、と決めてみますか?」

「はい…でも、◯◯の前は△△があって難しいかな…」

 

「…。」

「…。」

 

■こんな感じです(笑)

 

 

イエスバットのゲーム

 

■例文を読まれて「イラっ!」と

しませんでした?(笑)

 

■もしかしたら

「あ、知り合いにこういう人いる!」とか

「自分もこういうことよくやってるかも」

という方もおられるかも知れませんね。。。

 

■私はカウンセラー駆け出しの頃

結構こういう風に返し続ける人

(それも延々と何時間も)

に対して、正直イラッとして

しまっていた時期もありました。

 

■今ではそれもなくなりましたが

それはこの会話のやりとりが

【イエスバットのゲーム】だと

知ったから、です。

 

イエスバットのゲームとは

 

■イエスバットのゲームとは

相手の提案を、一度は「イエス」

で受けておきながら、すぐに

「バット」でつなげていく対話の

スタイルを繰り返すこと、です。

 

先ほどの例でも

「はい(Yes)。…でも(But)、前やったんですけどうまく行かなかったんですよね…」

「そうですね(Yes)。でも(But)、毎日続けられるかどうか心配で…」

「はい(Yes)。。。でも(But)毎日続けないと効果が出なかったらどうしよう…」

「はい(Yes)…でも(But)、◯◯の前は△△があって難しいかな…」

 

相手の話に対して、イエスバットが

繰り返されていたのですね。

 

■本人に自覚はないのですが

でも提案をまっすぐ受け入れる気がなく

さらにできなくても責められないよう

保険をかけておくような対応で

のらりくらりとした言い方を繰り返す

のが特徴です。

 

■これはいわゆる「受動攻撃」と

いわれるもののひとつです。

 

■直接的な反対はできない人に対し

遠回しな言い方で「はい。でも…」

を繰り返すことで、その人の指示に

答えなくても許してもらえるように

しているのですが、

 

■私なりに、その方は

そういう受動的な対応しか

させてもらえなかった過去が

あるんだろうな、と考えています。

 

(もちろんその方のせいではありません))

 

 

 

イエスバットのゲームをする人は結果どうなっていくか

 

■私のところに来られる方で

イエスバットのゲームを繰り返す傾向の方は

ご相談内容が同じ傾向であることが多いです。

 

それは

 

■いつも相手が怒鳴ったり怖い態度で

自分に強く当たってくる。

 

■それが怖くて転職もしたが、転勤した先でも

同じような強権的な人に怒鳴られて…。

 

という相談がほとんどです。

 

■そしてその方は無意識的に

イエスバットのゲームをしていて

カウンセラーの私がそのゲームに

気づく、という流れになっています。

 

■その方は今までの人生で

先輩や上司からの指導に(無意識に)

「はい…でも」と受動攻撃を繰り返し

段々相手をイライラさせてしまい

結果強い当たりを食らってしまう。

 

いくら転職して環境が変わっても

またイエスバットのゲームを

繰り返してしまい、いつの間にか

相手を怒らせてしまう…。

 

(そして双方傷ついて終わる)

という展開を自ら導いてしまって

いたのです。

 

 

イエスバットを始めとする心理ゲームの特徴とは

イエスバットを始めとする心理ゲームの特徴とは

イエスバットを始めとする心理ゲームの特徴とは

 

■今日はイエスバットのゲームのみ紹介

しようと考えていますが、

他にも心理ゲームはたくさんあります。

 

■今回は心理ゲームの共通の特徴と

ゲームが始まったら結果どうなってしまうか?

についてお伝えします。

 

心理ゲームの特徴

 

■心理ゲームには3つの共通の特徴が

あると言われています。それは

 

  1. 繰り返し行われる
  2. 長い時間続く
  3. 最後は双方が傷ついて終わる

 

という特徴です。

 

■先ほどのイエスバットのゲームの例も

  1. 「はい。でも」が延々と行われ
  2. 同じパターンが長時間繰り返され
  3. 最後は双方が「…。」と傷ついて終わる

というパターンでしたね。

 

■カウンセラーはこのゲームに

乗せられたりすることなく、

気づいた瞬間、そのゲームから降りて

再び戻されることがないように

注意しなければなりません。

 

■これがわかってないと

「どうして「やる」と言えないんですか!」

みたいになったりするかも知れません。

 

そうなると最悪、ですよね(*^^*)

 

 

心理ゲームを演じてしまう理由

 

■ではなぜこんなゲームを

(しかも無意識に)

演じてしまうのでしょう?

 

それにはこれらの理由があります。

 

  • 自分の意見は許されなかった
  • 命令どおりにできないと叱られた
  • でも人と関わりは持っていたい(ストロークを求める)
  • 人生の基本的構え(自分は何をやってもダメな人間なんだ)を証明するため
  • なじみの不快感情を味わうため(ほらやっぱり否定される)
  • 時間を使ってもらえる(できない自分でも構ってもらえる)
  • 本当は親密な関わりを求める切ない努力として
  • 今までと違うやり方のパターンを変えることに不安があるため

 

などが挙げられます。

 

■心理ゲームに気付かずにカウンセリングを

続けてしまうと、結果的に

 

「カウンセラーが一方的な指示をして

でもクライアントは行動してくれない」

 

という状況が発生し続け、

結局双方傷ついて終わる

 

ということになりかねないのです。

 

 

だから私は心理ゲームが始まったことをお伝えしています

 

■なので私はカウンセリング中に

相手がイエスバットのゲームを始めたら

「今起こっていることを少し解説してもいいですか?」

とお伝えすることにしています。

 

■イエスバットのゲームをしている人にとって

自分がなぜ人を敵に回す格好になって

いつも誰かをイライラさせてしまうのかに気づき

適切な対応を覚えていくことが

大切な問題解決の1歩になっていくのです。

 

 

イエスバットのゲームを始めとする心理ゲームから抜ける方法

 

■ゲームから抜けるためには

  1. 自分がゲームをしてることに気づく
  2. ゲームの役割を捨てると決断する
  3. ゲームに使っていた時間を建設的な時間「だったらこうしよう」に変える

というステップが有効です。

■カウンセリングをじっくり行いつつ

「自分の人生を不利にしてしまいがちな言動」

についてしっかりご説明させていただくことで

やがて、

ご自身でイエスバットのゲームを繰り返していた

ことに気づいていき、

 

■最初は戸惑いながらも

  • ぐっと言葉を飲み込んでから
  • 笑顔になって
  • 「まずは四の五の言わずにやってみます(*^^*)」

と言われるように変化されていきます。

 

実は過去。私自身もやってた時期があった

実は過去。私自身もやってた時期があった

実は過去。私自身もやってた時期があった

 

■私も実は過去(ひょっとしたら今も?)

イエスバットのゲームをしていた時期がありました。

 

■それはどういうときかと言うと

「人生に混乱していたとき」でした。

 

■だから、ご相談者がウチに来られたとき

ついつい無意識にイエスバットのゲームが

始まってしまうお気持ちが、痛いほどに

理解できます。

 

■だからこそ。

ご自身の中で無意識にこういった心理ゲームを

繰り返してしまわれている方がいたら。

 

■是非一度カウンセリングを受けてみる

ということも選択肢に入れてみてください。

 

■あれこれ本を読んでわかった気でいても

実際には無意識に繰り返してしまって

結局うまくいかない、ということはよくあること。

 

■ご自身の状態を客観的に判断され、かつ

安心・安全な空間でゆっくり自分と向き合う。

こういう経験を経て

 

無意識に繰り返される心理ゲームから

抜けていくことも大切なのです。

 

 

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