ACはうまくいってない大人を見本にする
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(今日は(も?)皮肉な書き方の記事になるかも知れません)
AC(アダルトチルドレン)でご相談される方の多くは
- 自分に自信が持てなくて
- 自分のことを変えられないとどこかで思い込んでいて
- しんどい状態が未来もずっと続くことを恐れ
- どうしたらいいか、出口が見えなくなって
ご相談される方が圧倒的です。
私自身、同じ経験をし続けてきていたので
「ACに悩む人がなかなかうまくいかない理由」
はわかるつもりです。
ACが人生を好転するのに時間が掛かる理由
ACが人生をうまく方向転換できない理由。それは。
「うまくいってないオトナを見本にして」
「うまくいかなかったオトナの言うことを真に受けて」
「指示通りに生きようとしている」から
なのです。
生きづらかったオトナを見本にしてしまったAC
アダルトチルドレンはどうやって生まれるか?
については、過去に何度も書いてきましたが、
本当に簡単な言い方をすると
「生きづらさを感じていた養育者に、生き方を教わったから」
です。
オトナ(養育者)自身が、
(意識してるか無意識かに関わらず)
生きづらさを克服できない状態で
子どもを育ててしまった場合、
やはり子どもはいつの間にか
「生きづらさ」を背負ってしまいがち。
- 愛を受け取っていいときにもあきらめてしまったり
- 愛を受け取っていいのに遠慮してしまったり
- 自分なんて愛されるワケがないと思い込んでいたり
- 愛を与えてくれる存在を疑ったり、攻撃的になったり
- 幸せが続くことを疑ったり、試そうとしてしまう
こういうことに悩んでいる方は、
多くの場合、あなたを育ててくれた養育者自身が
- 愛を受け取らず
- いつも不幸せそうだったり
- 何度も幸せを壊してしまっていたり
することが多かったのではないでしょうか?
養育者が本当の意味で幸せを享受でき、
それを分かち合うことができていないと
その姿を見て育った子どもは、自然と
アダルトチルドレン化してしまいがち、なのです。
間違った見本しか示せないのに開き直るオトナ
養育者自身の生き方が不幸せそうで、
誰かに依存していたり、結果次第で一喜一憂するような
そんな状態だと、子どもは生きづらさを感じがち。
そこで子どもが不具合を訴えたとしても
「そんなの当たり前」
「人生は辛いものなんだから」
「そんな風に受け取るお前が悪い(弱い)」
という風に開き直って、さも
生きづらさを訴える子の側に問題があるかのように主張したり、
「ごめんね。私(親)のせいよね」
と悲しそうな顔を見せながらも
全然生き方を変えようとしない、または
「あのときは一生懸命だったのよ」
と言って、それ以上の反論をさせないようにする
などというパターンも少なからずあります。
開き直られても、謝られても。
生きづらさを感じてしまっている方の
根本的な解決にはつながらないのです。
正しい生き方や学習法を教えてもらえなければ「成長」は遠い
急に話は変わりますが、学生の頃、
新学期などで先生が変わったのをきっかけに
ある特定の科目や、場合によっては勉強全体が
- 大好きになったり、またその逆に
- 大きらいになってしまったり
という経験をされた方もおられるはず。
これは、
「出会った存在の(ものごとに対する)向き合い方」
に、感化されることで、
その後の人生が大きく変化することを意味しているのです。
先生自身が勉強を楽しんで、あなたの成長を
願ってくれた先生の元でなら、あなたも変われたはず
生まれたときから成人するまでずっと
何かわからないけれど、歪んだ感覚を教え続けられ、
しかもそれを教えている人が、
- ちっとも幸せそうじゃなかったり
- 言ってる本人もできてなかったり
しているだけで、教えられた存在は混乱します。
またその逆に
ひょんなきっかけで出会った人が
- なにか幸せそうだったり
- 自分のことを信じてくれてたり
- どんな自分も許して受け入れてくれたり
していると感じるだけで、人生が変わり始めることだってあるはず。
AC克服カウンセリングは、ご相談者にとって
生き方が変わっていく存在でありたいと思っているのです。
「でも育ててもらったんだから」というのは『論点すり替え』に過ぎない
「確かに生きづらい面は多々あった。
でも、ちゃんと育ててもらえたし、
学校にも行かせてもらったし、
金銭面も大きな苦労まではさせられてない。
なのに「生きづらいのは親のせいだ」なんて言えない」
と言われる方もおられます。
(ACの問題が長期化してしまうのは実はココなんですが)
お気持ちはとても良くわかるつもりです。
先日も
「親は自分に暴力をふるったし、お酒にも飲まれる人だった。
でも、ちゃんと学校にも行かせてくれた。
飲まないときは優しい親だったから感謝はしている」
と言われた方がおられました。
もちろん、それを否定することはしませんし
養育者から受け取れた「幸せ感」までも否定する
気持ちはありません。
でも。あなたはもっと受け取れていてもよかったし
もっと受け取れる権利があったはずなのです。
育ててもらったことには感謝。でも生き方は他から学んでもいいはず
私自身がAC(アダルトチルドレン)を克服していったのは
大きく分けてこんなステップだったと記憶しています。
- 自分の家庭がいびつだったことを理解し、受け止める
- 教えの全てが正しかったワケではなかったと理解する
- 感謝できるところは感謝し、変えるところは変えていく
こういう流れで、自分の人生を変えていったのです。
過去、私自身がカウンセリングを受けながら、
こんなことを言った記憶があります。
「いろいろ納得いかないこともある。
自分がなぜこんな境遇に、と思ったこともある。
でも、今自分は生きてる。こうやって命を授かってる。
そのことにはとても感謝できる。
この生命を使って、できることをしていこうと思う」
と。
全てを飲み込まず。全てを恨まず。
今となっては、上記の私の言葉は正しかった、とは
言い切れないと思っています。
でも、今の自分になっていくための「過渡期の言葉」
としては必要だったんだろうな、と思っています。
すべてを「感謝しなきゃ」「悪く言っちゃダメ」と思わず。
「ダメだった」「悪かった」「失敗だった」とも思わず。
一旦、今の自分が「ベストを尽くしてる自分」と認め
OKを出していく。
その感覚をつかめるようになれたのが
「親から得たもので感謝できることは心から感謝し」
「不都合があったことは、別の人から学び直す」
という生き方をしてもいいんだ、と感じたときから、でした。
修正すべきは他で修正できてこそ、改めて感謝できる
今(実は先月、母が亡くなり1ヶ月が過ぎたのですが)は。
私は母のことをすごく感謝しています。
いろいろ幸せをいっぱいもらいました。
嫌なこと、つらかったこともいっぱいあった気がします。
白いキャンバスに、一滴だけでも黒いインクを落とすと
その部分だけが目立つような気がします。
私自身も(心理的な切り分けができるまでは)
いくつか落とされた黒い点ばかりに意識が向いていましたが、
今、改めて考えると、
「この世に命をもらった」
「今もこうして生きている」
ということだけでもものすごい価値があることなんだと思っています。
明石家さんまさんが
「生きてるだけで丸儲け」
と言った、と言われています。
生きづらさを感じてたときは、こんな気持ちにはなれませんでした。
でも。今は違います。
(AC克服カウンセリングのワークを積んで)
今は
「生きてることが本当に有り難い」
と思える生き方に変わってきています。
新しい生き方を選ぶ近道とは
私にとって、新しい生き方を学ぶ近道は
- メンター(心の師)との出会い
- カウンセリング
- 心理の学び
- 仲間との出会い
だったと思えます。
この記事をお読みのあなたにとって、
この記事との出会いと、そのあとの行動で
人生が変わっていく経験をしてくださることを
心から願っています。
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