好きを許す=甘やかす?
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昨日の記事では
- 「好きなもの」「打ち込めるもの」をアピールしなければいけない時代になり、それが新たな悩みを生んでいる
- 「好きなもの」「打ち込めるもの」をカンタンに奪ってしまう「ドリームキラー」がそばにいる
- 「好きを許す」感覚を持てるようになることが大切
こんなお話をしました。
今日も続けます。
【関連記事】好きを許す
「好き」を許すとは?
「好き」って直感的なものです。
「好き」って人には説明が難しいものでもあります。
「好き」になってしまったものに、他人が同意してくれるとは限りませんし、
「好き」が続くかどうかなんて、明日になってみないとわからないもの、でもあります。
でも、オトナはそれを許さない場合があります。
どうして「好き」なのかちゃんと説明させたがるし
自分が納得できないと「お前の「好き」はくだらん」「笑われる(変に思われる)ぞ」「無駄だ」などと言いがちだし
「今度こそは続ける?」と、担保を取ろうとしがちです。
でも、好きってそんなもんじゃないはず。
いろんな経験をいっぱいしていく中で
ずっと打ち込めるものが見つかるもの、なのです。
「許す」と「甘やかす」の違い
カウンセリングをしていると
「好きを「許す」のと「甘やかす」のとはどう違うんですか?」
と聞かれたりする場合があります。
こういう質問を受けるたび
「好きなものを「好き」と言うのに、さまざまな制約を受けて育ってこられたんだなぁ」
と感じてしまうのです。
「好きじゃなくなる」のは「甘えてる証拠」なの?
好きを許す、というのは
「自分の心に芽生えた感情を素直に認める」
ということです。
「うわ。これ好き」
この感覚を感じた、今の自分や昨日の自分をそのまま(無条件に)受け入れることです。
「好き」と感じることに条件など必要ありません。
- 多くの人が認めてくれるから「好き」なのではないし
- 将来お金になりそうだから「好き」が許される訳でもないし
- これを「好き」って言っといた方が得をしそうだから、というものではないのです。
こんな当たり前の感覚が、幼い頃から許されず
- (他人が認めてくれそうだから)好きにならなければならない
- (将来役立ちそうだから)好きにならなければならない
- (受けが良さそうor反対する人が少なさそうだから)好きにならなければならない
という感覚で育ってしまった人が
だんだん好きじゃなくなってしまったものに対して
「好きじゃなくなるのは「甘えてる証拠」なのかも知れない」
と思い込まされていくのです。
「好きを許す」のは次の「好き」につなげるために必要な接着剤
最初好きだったものが、だんだん情熱がなくなることなんて
山のようにあります。
情熱がなくなったものをいっぱい積み重ねて
それでも残った「好き」や、
その結果新しく出会えた「好き」を
大切に育てていくうちに、やっと
「本当の好き」と出会えるのです。
だから、養育者が先回りして
「そんなのは(意味がないから)やめろ」
と言った数が多ければ多いほど、その子は
自分の「好き」が見つけられなくなります。
「好き」を許すのが、次の「好き」を見つけるために大切だし
「好きじゃなくなる」のを許すのも、同じように
次の「好き」を見つけるために必要なのです。
「好き」じゃなくなるのが「甘え」ならば、きっと何も好きになれない
先述のご相談にあった
「好きを「許す」のと「甘やかす」のとはどう違うんですか?」
という質問に関しては
「好きになるのも、好きをやめるのも
どちらも「素直な感情」です。
素直な感情を認めることで、次の
「好き」を受け入れることができます」
ということが答えになります。
これを
「継続しないなんて「甘えてる証拠」だ」
「今まで打ち込んできたものを諦めるなど「甘えた根性」だ」
などと言ってしまうから、
「好きなものは「一生なにがあっても」やめてはならない」
などと勘違いしてしまって、その結果
「好きなものが見つからない」
「打ち込めるものがない」
「好きなものはこれから見つけます」
などとしか言えない子を作り上げてしまうのです。
この経験で何を得た?
大事なのは
- 好きを許し
- 好きを味わってみて
- 好きじゃなくなったら次へ行く
という感覚なのです。
一旦自分の「好き」を許して、味わってみると
そこではじめて
「これは自分に向いているのか、そうじゃないのか」が
見えてくるようになります。
大切なのは、何度もこういう経験を繰り返し
「なぜ好きになったのか」
「どういうあたりで好きじゃなくなり始めたのか」
「そこで何を得たのか」
「今回得た学びを次回にどう活かしていこうか」
と考えていく思考を育て、経験を重ねていくことなのです。
3日坊主を繰り返さないと「好き」なんて見つからない
これを書いてる私(カウンセラーの吉野)も
3日坊主の達人
でした(^^)
そんな私でも
- 打ち込めるものが見つかったし
- こうやって毎日記事が書けるようになったし
- 多くの方のご相談にお応えできるようになったし
- 自分のことを「好き」と言えるようにもなれました。
いろんな学びの中から、自分が打ち込めたのが心理の世界でしたし
その中でも
「これは苦手だけど、このスタイルなら得意」
というものを積み上げていって、今のカウンセリングスタイルを構築していきました。
自分の「好き」に素直に生きはしましたが
うまく行かないものを手放すときには
「甘えてる」などとは思わないよう心がけ
ただ「合わなかった~w」「はい次ぃ!」と
自分に言って聞かせていました。
自分の好きが見つからなくて困っている方や
自分の好きを幼い頃から奪われてしまった方。
ひとりで抱えなくて大丈夫です。
少しずつ、じっくり時間をかけて
自分の「好き」を許していきましょう。
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