役に立たない自分は「価値がない」？
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役に立たない自分は「価値がない」？
AC克服カウンセリングをしていると
「自分は成果が出せなかったから価値がないんだ」
「自分なんて役にたてないから価値がない」
と悩みを訴える方がおられます。
今回は
「自分なんて価値がない」と思ってしまうことがある方のために
「価値ってなに？」
「どうやったら自分に価値があると思えるの？」
「結果で判断してしまうときの対処法」
についてお伝えします。
これを読むことで、結果で気分の浮き沈みが
左右されてしまうときの対処法が身につくはず。
「なかなか自分に自信が持てない」
という方は是非最後までお読みください。
結果次第で「役立つ」「役立たない」と思ってませんか？
結果次第で「役立つ」「役立たない」と思ってませんか？
当カウンセリングにお越しくださってる、
営業職に就かれている30代男性の方なのですが、
「気分の浮き沈みが激しい」
「落ち込んだらとことん落ち込んでしまう」
というお話をされていました。
気分が上がり気味のときは
カウンセリングで得た知識やワークを
やればやるほど調子が上がるのですが、
逆に調子が出ないときは
今までの学びが「全リセット」した
ような感じになって、
何もできないしうまくいく気がしない
という感じになってしまいがちでした。
一定期間カウンセリングをした結果、
この方の場合
「月間の売上高が目標達成できたときは
気分が上がり、逆に達成できなかったら
過度に落ち込んでしまう」
という状況であることがわかったのです。
どうやらこの方の心の中にある「価値観」
のひとつに
「合格点が取れないヤツは「クズ」だ」
「クズには存在価値がない」
というものがあったようです。
（これも幼少期にお父さんから植え付けられた
ものだったそうですが）
営業成績が未達になる度に
「自分はクズだ」
「自分には価値がない」
と落ち込んでしまいがちだったのです。
自分を「クズ」という人は、結果が出ていない誰かのことも「クズ」と思いがち
ここで話が少し逸れますが、
落ち込んだとき、
「クズだ」とか
「価値がない」とか
自分のことをひどく責めてしまう人の傾向として
自分以外の他人が
なにかの基準に達していない場合も
無意識に
「アイツはクズだ」
「アイツには価値がない」
と判断（ジャッジ）してしまう傾向があります。
顔つきは優しい笑顔であっても
心で他者を蔑んでしまうクセがついてしまい、
いつ自分も同じような扱いを受けるかも知れないと
戦々恐々と過ごしてしまうため、
自分の成績が未達だった場合に
激しく落ち込んで自分責めを
続けてしまうのです。
自分のことを激しく卑下（ひげ）してしまう人は
同じ状況に陥った他人のことも
心の奥底で非難してしまいがち。
住みにくい世界を
自分自身が創造してしまっていることに
気づく必要があるのです。
役立てなくてもあなたの価値とは何の関係もない
カウンセリングの現場では
- 「結果」と「価値」とは何の関連性はない
- 結果次第であなたの価値が変わるワケではない
- どのような結果であったとしてもあなたには価値がある
- 「○○ならば価値があるが、そうでなければ価値などない」というのは誤った教え。誤った教えの数々は、あなたの代で断ち切るべき
- 自分責め（落ち込み）は真摯な態度に見えるかも知れないが、「同じ立場の他者を蔑む」という副産物を生む。やめた方がいい
- 求められる結果が出せなかったとしても、あなたには価値がある
ということを、何度も丁寧にお伝えしていきます。
先程の営業マンにも
（営業成績が良いときも悪いときも）
「あなたは価値ある存在なんですよ」
とお伝えし続けました。
落ち込んでるとき（＝営業成績が悪いとき）は
「できないやつはクズだ」
という価値観が邪魔をしてしまい
何を言っても入っていかない感じでしたが、
カウンセリングを続けるうちに
少しずつ
「自分の存在価値は営業成績で左右されるものではない」
と理解され始めた様子です。
仮に成績が振るわなかったときも
落ち込む期間が短期間で済むように
変化していかれたのです。
あなたは存在するだけで価値がある
あなたは存在するだけで価値がある
言うまでもなく
あなたは存在するだけで価値があるのです。
何かがうまく行けば価値があり
うまくいかなければ価値がない
…のではなく。
あなたは今、こうやって存在しているだけで
ものすごいことなのです。
こういうことを言いかけると
「キレイゴトなんていらない」
「世の中じゃ通用しない」
「結果がすべて」
と思い込んで、受取拒否される方も少なくありませんが
そもそも
あなたが存在するために
「結果を出さなければならない」
「抜きん出なければならない」
「落ち込んではならない」
「クズに混じってはならない」
などという、とんでもない価値観を植え付けられてしまったがために
こんなにも人生が息苦しいものになっているということに
一刻も早く気づく必要があるのです。
ここまでお読みくださって
「そっか。そうだよね。結果と自分の価値とは別ものだもの」
と思えた方は素晴らしいです。
でももし。
「どうしてもそう思えない」という方や
「わかっていてもダメなときは（結果と自分の価値を）結びつけてしまう」
という場合は、是非一度カウンセリングを受けてみられることをお勧めします。
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