ヒステリーについて

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■「ヒステリー」という言葉。

心理学の世界ではほとんど使われなくなっている言葉です。

10年後に若い子たちに聞いたらきっと

「ヒステリー?なんですか?それ」

と言われる言葉になってると思います。

 

■今はヒステリーは、心理学的には

身体化障害だとか

転換性障害や解離性障害などと言われます。

 

いずれ身体化障害や転換性障害、解離性障害等については

別の機会にくわしくお話するとして。

 

■今日は、

  • ヒステリーって昔はひどい扱いを受けてたんだよ
  • 女性特有って言うけどさ、それだけ女性がストレス過多だったんだよ
  • 今や女性の方が感情開放とかも上手になってるんだよ
  • でもそういう間違いを経て、進化をするんだよ

というお話ができたらいいな、と思っています。

 

 

ヒステリーは子宮が原因?!

 

■昔(19世紀ごろ)は、ヒステリーが起こるのは

女性の方が多かったために、学者が勝手に推測をして

 

「そうだ!女性にあって男性にないもの。それは子宮だ!

だから子宮が女性のヒステリーを起こす「機関」になってるんだ!」

 

という発想が、まことしやかに信じられていたのです。

 

 

■なので、昔は、ヒステリーが起こる女性の

性器(小陰唇)を外科手術で切り取ってしまったり、

(書きながら「痛い!イタタタた!」ってなってます)

 

女性器を満足させることで、女性のヒステリーは収まると

本気で考えられていたのです。

 

 

バイブレーターは治療器具として、医師によって開発された?!

 

■女性のヒステリーを治療するためには

子宮を落ち着かせる必要があるー。

 

そう(本気で、真剣に)考えられていた時代。

 

19世紀の医師たちによって、バイブレーターが

開発されたのです。

 

その話は映画にもなっています。

 

ヒステリア
https://www.youtube.com/watch?v=FyzCSHnr_Vw

 

バイブレーターって治療器具だったんですね(^^)

 

■この映画。日本でも上映されたのですが、

東京の3つの映画館だけで上映されてそのまま終わったため

私は当時観に行くことができなかったのです。

 

今となっては(心理学の勉強のためにも)ぜひDVDを

入手して観てみたいのですが、

 

でもなんかちょっと(購入するのに)抵抗を感じてたりします(笑)

 

https://amzn.to/3cYePOm

 

 

■まぁ、こういう話も、

フロイトさんという心理学者さんが現れて以降、

 

「ちがうよ。心理的なものなんだよ」

 

ということで、治療が(バイブレーターではなく)

心理的な療法によって解決されていくようになります。

 

 

女性はそれだけストレス過多な生き方を強いられてたんだよ、と

 

■これは個人的な意見ではありますけれど。

 

やっぱり女性って、ストレスが多い生き方を

強いられて生きてきたんじゃないかな、と。

 

そしてそれは、昔の話だけでなく。

 

今の時代も

  • 子育てしながら家事や仕事の負担が多くて
  • 旦那さんはいつまでも子どもみたいで
  • 社会でも何かと負担させられることが多くて
  • やっぱり旧態依然とした雇用機会の不均等が存在して
  • 未だに「オンナは黙ってろ」的な勘違い世代のおじさんたちが跋扈(ばっこ)していて

 

なかなか女性がストレス少ない世界が現実化するのはまだ遠いのかも知れません。

 

 

ただね。女性は偉大だと思うんですよ。私は。

 

■私の個人的な意見を言うと。

女性のほうが

  • 悩みを他人に相談するのが上手くて
  • 初見の相手にも相談することができて
  • 感情開放や問題解決に対して開けている

という感じがします。

 

逆に男性の多くが

  • 自分の悩みを他人に相談できなくて
  • 初見の相手に心を開くのも難しくて
  • 感情開放や「今までの自分のやり方を変える」のが苦手

なんだと思います。

 

(だから男性の方が自死率が高い(女性の約3倍)のかな、と)

 

■女性は感情開放に長けている。

私はそう感じています。

 

ウチにカウンセリングを受けに来られる方の8割以上は女性ですし

問題克服のスピードが早いのも女性が多いと感じます。

 

男性は、一旦思い込んだことを書き換えることが

とても苦手で、

「今まで自分が信じてたことを変えてしまうくらいならこのままでいい」

「自分のプライドを否定されるくらいなら死んだ方がマシだ」

みたいな部分が少なからずあります。

 

もしこれが19世紀なら。

「あ、そうか!男性にあって女性にないものは男性器だ。

だから男性器を切り取ってしまえば…」

 

「男性の変なこだわりやプライドを解消するには

男性器を満足させてしまえば…」

 

と思って、そういう器具を開発される…というような

逆に考えれば全く変な話、ですが、

 

でも、こうやって心理学というのは発展してきたのです。

 

 

間違いを乗り越えて発展していく

 

■今日は心理学の発展について、

とんでもない仮説と検証から、ものすごい遠回りがたくさん

行われてきた、というお話をしました。

 

ただそれは、心理学だけでなく、別の学問や国でもこういった

迷信や都市伝説的な思い違いや勘違いで多くの失敗が繰り返されて

きたのだ、と思っています。

 

■もしかしたら。今。

私たちが行っていることも、100年後200年後の世界では

「超ナンセンス」と言われることもあるかも知れません。

 

だから。今。正しいと思われていることも

「絶対的な正解だ」と思わないでいいことだって

あるのかも、と考えています。

 

今。子育てや部下育てをされている方にとっても、

「これは親世代からずっと続いてるやり方なんだから

これが正しい(に決まってる)」

と思われていることも、すでにもう時代遅れに

なっていることだって多いのかも知れないのです。

 

「これは間違いだ!そんなことするな!」

 

と言ってしまって、

自分の意見だけに「万能感」を持ってしまうのではなく。

 

「私の時代はこうだったけど、今は違うのかも知れないね」

 

という仮説を立てて、

新しい考え方を柔軟に取り入れていく感覚も必要なのかも知れません。

 

 

■今日は、間違った心理学の発展の話から

「でも間違いを繰り返して進化するんだよ」というお話と

「これからも新しいことが出てくるんだから、それを受け入れる柔軟な思考を持とうよ」

というお話をしました。

 

かくいう私も。

新しいものをどんどん取り入れながらも。

今までとは違う考えや新しい方法を取り入れていこうと思っています。

 

 

 

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