アダルトチルドレンの5タイプと情緒的ネグレクトの関係
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「自分はアダルトチルドレンかもしれない」
「でも、どのタイプに当てはまるんだろう?」
「情緒的ネグレクトと、どう関係しているの?」
こんな風に悩まれる方も少なくないかも、ですよね。
アダルトチルドレンには、5つのタイプがある、と言われています。
そして、それぞれのタイプは「情緒的ネグレクト」と深く関係しているのです。
この記事では、アダルトチルドレンの5つのタイプ別の情緒的ネグレクトとの関係について詳しく解説します。
あなたがどのタイプに当てはまるか、確認しながら読み進めてみてください。
ヒーロー(優等生)と情緒的ネグレクト
ヒーロータイプの特徴
ヒーロー(別名:スーパーチャイルド)は、「頑張って成果を出すこと」で、親から認められようとするタイプです。
機能不全家族の中ではとても有り難い存在。
親や周囲から感謝されたり、実際に家庭内に勃発する問題を解決してみせたりするため、
「これでいいんだ」
と思ってリーダーシップや取りまとめ役を進んで背負います。
しかし、それとトレードオフの関係で、「自分の感情をそっちのけにする」という悲しい特性も背負ってしまうのです。
例えば、学校では優等生。
家では親の手伝いをして、「いい子」と言われる。
でも、心の中では「疲れた…」と思っている。
でも、自分が「疲れた」と言ってしまうと家庭が守れない。
だから「頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう。
倒すべき敵がいる限り、
ウルトラマンもスーパーマンもアベンジャーズも休む訳にはいかない。
これが、ヒーロータイプの特徴です。
情緒的ネグレクトとの関係 – 「結果で愛される」パターン
ヒーロータイプの人は、情緒的ネグレクトの環境で育ったことが多いのです。
なぜなら、親は「結果」だけを褒め、「過程」や「気持ち」には関心を持たなかったから。
「100点取れてすごいね」とは言われても、「頑張ったね」とは言われなかった。
「優秀だね」「家族を救ってくれてありがとう」と言われることに自分の存在意義を感じる。
だから、結果的に「結果を出さないと自分には価値がない」と思い込むようになったのです。
これが、情緒的ネグレクトで育ったヒーロータイプの典型的なパターンです。
大人になってからの生きづらさ
情緒的ネグレクトが未解決なまま大人になったヒーロータイプは、こんな生きづらさを抱えます。
- 仕事で成果を出し続けないと不安
- 休むことが罪悪感になる
- 無理がたたって、燃え尽きる
ウチのカウンセリングに来られたCさんは、常に成果を出し続けないと不安で、休日も仕事のことを考えていました。
そして、ある日突然、燃え尽きて動けなくなり、医師やカウンセラーから
「ワーカホリック(仕事依存症)気味ですね」
と言われて超絶混乱してしまったのです。
これが、情緒的ネグレクトで育ったヒーロータイプの典型的なパターンです。
ヒーロータイプについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
▶︎ ヒーロー(スーパーチャイルド)型のアダルトチルドレンについて
ケアテイカー(世話役)と情緒的ネグレクト
ケアテイカータイプの特徴
ケアテイカー(別名:リトルナース)は、「誰かの世話をすること」で、自分の価値を感じるタイプ。
人の世話をするためには、自分の
「嫌」「やりたくない」
という感情を後回しにしなければ務まりません。
つまり、自分の心(情緒)をそっちのけ(ネグレクト)にすることで、自分の役割を全うしようとするのです。
例えば、家族の中で「お母さんの相談相手」にならなければいけない環境で育った人は、
友達の悩みを聞くのは得意だけど、自分の悩みは誰にも言えない。
恋愛では、相手に尽くしすぎて、自分を見失う。
こうなってしまいがちなのが、ケアテイカータイプの特徴です。
情緒的ネグレクトとの関係 – 「与えることでしか価値を感じない」パターン
ケアテイカータイプの人は、情緒的ネグレクトの環境で育ったことが多いもの。
なぜなら、親が感情的に不安定で、子どもが親を支えていたから。
(私は「親子逆転」とか「母子逆転」と呼んでいます)
そういう家庭では
「あなたがいてくれて助かる」
と言われることが存在価値だった、ということになります。
だから、「誰かのために尽くさないと、愛されない」と思い込むようになったのです。
お母さんを助けなければならなかったAさん
ある女性Aさんは、子ども時代、母親がいつも悲しそうにしていました。
Aさんは、母親を元気にしたくて、いつも明るく振る舞い、母親の話を聞いていました。
母親は「あなたがいてくれて助かるわ」と言ってくれた。
小さい頃のAさんには、その言葉が嬉しかった。
でも同時に、「私がいなくなったら、お母さんはどうなるんだろう」という不安も抱えていたのです。
これが情緒的ネグレクトで育ったケアテイカータイプの典型的なパターンです。
ケアテイカーが大人になってから生きづらくなる理由
情緒的ネグレクトが未解決なまま大人になったケアテイカータイプは、こんな生きづらさを抱えます。
- 恋愛面で尽くしすぎて、共依存に陥る。
- 自分の気持ちを無視して、他人を優先する。
- そして、「No」と言えない。
このような状態に陥ったAさんは、大人になっても、恋人に尽くしすぎてしまいます。
彼氏のために何でもしてあげるのに、彼氏は感謝するどころか、当たり前だと思っている。
でも、Aさんは「私が頑張らないと、捨てられる」と思って、さらに尽くしてしまう。
いつの間にか彼は他に女性を作ってAさんを家政婦のように扱い出す。。。
それでも「私がいないと彼はダメになるから」と言って別れられないAさんに
ケアテイカー化している事実と、情緒的ネグレクトが影響していることを何度もお伝えしました。
Aさんの場合は、そこから半年以上かかったのですが、最終的には自ら彼に連絡をしてお別れすることになりました。
これが、共依存の状態です。
ケアテイカータイプについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もオススメです。
▶︎ ケアテイカー(世話役・リトルナース)とは
スケープゴート(問題児)と情緒的ネグレクト
スケープゴートタイプの特徴
スケープゴート(別名:いけにえ、身代り役)は、家族の中で「ワルモノ」にさせられることで、やっと家庭が継続する経験をするタイプです。
心当たりがないことでも
「お前のせいだ」「いつもいつも」
と言われて怒られてしまうため、感情を感じることができない(感じたらつらすぎる)体験を重ねがち。
また、一部のスケープゴートは、青年期以降に「問題行動」を起こすことで、注目を集めようとする場合もあります。
問題行動を起こさない限り、注目すらしてもらえない場合にこのような状態になります。
情緒的ネグレクトとの関係 – 「悲しみの処理ができない」パターン
スケープゴートタイプの人は、情緒的ネグレクトの環境で育ったことが多いのです。
なぜなら、親から無視されたり悪者にされ続け、存在を認めてもらえなかったから。
怒りや悲しみを表現する場がなかった。
だから、問題行動を起こすことで、「自分はここにいる」と主張するようになったのです。
ある男性Dさんは、子ども時代、何か問題が起こると、いつも自分のせいにされました。
兄弟喧嘩が起きても、「お前が悪い」。
母親の機嫌が悪いのも、「お前がいるからだ」。
Dさんは、次第に「どうせ何をやっても怒られるんだ」と思うようになりました。
そして、本当に問題行動を起こすようになったのです。
これが、情緒的ネグレクトで育ったスケープゴートタイプに起こりがちなパターンです。
大人になってからの生きづらさ
情緒的ネグレクトが未解決なまま大人になったスケープゴートタイプは、こんな生きづらさを抱えます。
- 感情のコントロールが難しい
- 自己破壊的な行動を取ってしまう
- そして結果的になんらかの依存症になりやすい。
Dさんは、大人になっても、上司に理不尽なことを言われると、表面上の感情を消し去ってしまいます。
顔の表情が突然、能面のようになってしまい、余計に上司の怒りを買ってしまうこともあった、と言います。
こういうことを繰り返した結果
「あいつは反省してない」「何もわかってない」「上司を舐めている」
と判断され、最終的に職場で孤立し、転職を繰り返すのです。
実はこういう方は、表面上は全然感情を感じていないように見えても、
心の中はとんでもない怒りや悲しみが蓄積されていることが多いもの。
スケープゴート的な環境で育ち、情緒的ネグレクト状態だったDさんのカウンセリングは
「まず感情を取り戻す」ところから始まりました。
時間はかかりましたが
「自分の感情を感じることへの許可」
が出せるようになり、次の転職先でうまくいっている、というご連絡をいただきました。
スケープゴートタイプについての関連記事はこちら
▶︎ スケープゴート(身代り役)のアダルトチルドレンについて
ロストワン(いない子)と情緒的ネグレクト
ロストワンタイプの特徴
ロストワン(別名:迷子役)は、「目立たないこと」で、家族の中での安全を確保するタイプです。
見つかったら面倒くさい思い(ケチをつけられたり、イライラのはけ口にされる)をしたり、親自体が子どもの方を見ない(興味を示さない)状況もあります。
「親に愛あふれるふれあい」を求めること自体があり得ない状態なため、当然のごとく、感情を隠すようになってしまいます。
情緒的ネグレクトとの関係 – 「感情を殺して生き延びた」パターン
ロストワンタイプの人は、情緒的ネグレクトの環境で育ったことが多いのです。
なぜなら、親に感情を受け止めてもらえず、「いないこと」「見つからないこと」が一番安全だと学んだから。
自分の存在を消すことで、問題が悪化しないことを経験すると、
ロストワンの環境で育った子は
「自分は必要とされていない」と考えることが普通になってしまいがち。
ご相談者の男性(Bさん)は、子ども時代、両親がいつも喧嘩していました。
Bさんが止めに入りたくても、両親は聞いてくれない。
話題を変えようとしても「今それどころじゃない」と言われる。
Bさんは、次第に「自分がいても、いなくても同じなんだ」と思うようになりました。
そして、自分の部屋にこもって、一人で過ごすようになったのです。
これが、情緒的ネグレクトで育ったロストワンタイプの典型的なパターンです。
大人になってからの生きづらさ
情緒的ネグレクトが未解決なまま大人になったロストワンタイプは、こんな生きづらさを抱えます。
- 自己主張ができない。
- 人間関係を避ける。
- そして、引きこもりやすい。
見捨てられ不安化しやすい
Bさんは、大人になっても、恋人ができると
「どうせいつか離れていくに決まってる」
と思って、自分から距離を置いてしまいます。
Bさんなりの選択で「深入りしないようにしている」ことが、彼女には「愛されてない」と受け取られてしまい、
「どうしてあなたはいつもそうなの?」
と喧嘩になってしまう。
そして、結局一人になる。
これが、見捨てられ不安にありがちなパターンです。
ロストワンタイプの関連記事はこちら。
▶︎ ロストワン(迷子役)のアダルトチルドレンについて
ピエロ(マスコット)と情緒的ネグレクト
ピエロタイプの特徴
ピエロ(別名:マスコット、道化師)は、「明るく振る舞うこと」で、家族の緊張を和らげるタイプです。
家族の雰囲気が重いとき、
子どもが明るく振る舞うことで場を和ませた経験が多いのがピエロの特徴。
「あなたがいると楽しい」と言われることで、存在価値を感じるのです。
情緒的ネグレクトとの関係 – 「明るく振る舞って安全を確保した」パターン
ピエロタイプの人もやはり、情緒的ネグレクトの環境で育ちがち。
家族の雰囲気が重く、子どもが明るく振る舞って場を和ませないといけない環境だと、子どもはピエロ化しやすいもの。
良く言えば「子はかすがい」。悪く言えば「道化役」。
「あなたがいると楽しい」
「あなたが明るくいてくれたから助かった」
と言われることで、存在価値を感じる。
だから、「明るくしていないと、愛されない」と思い込むようになったのです。
ピエロ役を背負ったEさん
ある女性Eさんは、子ども時代、両親の仲が悪く、家の中がいつも重い雰囲気でした。
Eさんは、その空気を変えたくて、いつも明るく振る舞い、笑わせようとしました。
両親が笑ってくれると、Eさんは嬉しかった。
でも同時に、「私が明るくしないと、この家は壊れてしまう」という不安も抱えていたのです。
これが、情緒的ネグレクトで育ったピエロタイプの典型的なパターンです。
大人になってからの生きづらさ
Eさんは当カウンセリングに来られたとき
悲しい話なのに笑いながら話すような、どこかいびつさを感じる状態でした。
情緒的ネグレクトが未解決なまま大人になったピエロタイプは、こんな生きづらさを抱えます。
- 本音を隠して、常に明るく振る舞う。
- 一人になると、急に落ち込む。
- 人前で負の感情を出すことが怖い。
Eさんは、大人になっても、職場ではいつも明るく振る舞います。
でも、家に帰ると、急に落ち込んでしまう。
「本当は疲れた…」と思っても、誰にも言えない。
メイクするのは「涙の跡を隠すため」という気持ちになってしまう。
Eさんは今まで隠していた負の感情をゆっくり解放していくことで
「明るくなくても愛される自分」を体感しはじめることに成功していきました。
ピエロタイプについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
▶︎ マスコット(ピエロ役)のアダルトチルドレンについて
【まとめ】あなたはどのタイプに当てはまりましたか?
ここまで読んで、あなたはどのタイプに当てはまったでしょうか?
もしかしたら、複数のタイプに当てはまると感じた方もいるかもしれません。
それは珍しいことではありません。
アダルトチルドレンのタイプは、状況によって変化することもあるし、
複合的に身についてしまう場合もあるのです。
大切なのは、「自分がどのタイプか」を1つに断定することではありません。
「なぜ自分がこんなに生きづらいのか」という理由を理解することです。
情緒的ネグレクトで育ったアダルトチルドレンが、どんな生きづらさを抱えるのかを知って、一緒に乗り越えていくヒントになれば幸いです。
次のステップとして、以下の記事も読んでみてください。
▶︎ 情緒的ネグレクトで育ったアダルトチルドレンの生きづらさとは?
恋愛・職場・子育ての3つの領域で、どんな問題が起こるのかを具体的に解説しています。
また、情緒的ネグレクトとアダルトチルドレンの関係性について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
そして、「ひとりでは限界かも…」と感じた方へ。
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「話しても大丈夫だった」
「受け取ってもらえた」
この体験を積み重ねることで、少しずつ心が満たされていきます。
あなたの気持ちを、ちゃんと受け取る準備ができています。
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