カウンセラーがオススメしたい本【悪しき習慣を書き換えよう】~7つの習慣④~
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7つの習慣:その4(最終回)です。
成功法則本の基本、7つの習慣を、心理カウンセラーの目線で語るシリーズ。
7つの習慣は今回が最終回です。
【オススメ本】7つの習慣:スティーブン・R・コヴィー著
この本は
- 第一の習慣:主体性を発揮する
- 第二の習慣:目的を持って始める
- 第三の習慣:重要事項を優先する
- 第四の習慣:Win-Winを考える
- 第五の習慣:理解してから理解される
- 第六の習慣:相乗効果を発揮する(シナジーを創り出す)
- 第七の習慣:刃を研ぐ
という章立てで構成されています。
今回は第四・第五の習慣について、説明していきます。
第六の習慣:相乗効果を発揮する(シナジーを創り出す)
この画像の本(↓)は実は『新板』です。
(「完訳」とあるのが新版。コヴィー博士が亡くなって1年後に新たに発売されたのが↓の本です)
新版の第六の習慣には「シナジーを創り出す」とあるのですが、これがどうやら「イマイチわかりにくい」という評価もあるようですので、私は(手元にある)旧版にあった
「相乗効果を発揮する」
という言葉で説明していきたいと思っています。
相乗効果を発揮するとは?→「みんな違ってみんないい」
旧版の出だしにはいきなりこんな言葉が書かれています。
2人の人が同じ意見を持っているとすれば、そのうちの1人は余分である。
この章で書かれていることは
「相違点」を尊ぶ
ということ。
AC(アダルトチルドレン)に悩まれている方の多くが
親、または周辺の養育者によって
- オマエの考えはおかしい(間違ってる)
- 相違点があるヤツは笑われる(嫌われる)
- みんなと同じになれ
- そして親(養育者)のことを『見本』だと思え(もしくは『見本』にはするな)
と教え込まれます。
(ときどき「そんな風には言ってない」「言われた記憶はない」と言われますが、実際にそういう言葉を使ったかどうか、ではないのです。
養育者が繰り返し、上記と思わせるような態度を取り続けるだけで「言ったも同じ」か「それ以上」の効果を発揮してしまうのです)
社会に出てからも(特に日本人は)
- 他と同じこと
- 他と違わないこと
を求められます。
良い点は「上意下達」がカンタンで、TOPが命令したら、表面上はあまり文句も言わずに黙々と作業し、そこそこの結果を出すし、
悪い点は「はみ子を恐れる」「他との違いを極度に恐れる」「異物を排除しようとする」「変化を受け入れることを嫌う」などの点が現れると思っています。
ACは、この「他との違い」に過剰反応した人が、深く思い悩んでしまう傾向があります。
AC克服カウンセリングでは
- 違いを必要以上に恐れないこと
- むしろ違いを楽しむこと(みんな違ってみんないい)
ことを繰り返しお伝えします。
最初は受け入れることに抵抗感を示される方もおられますが、やがて
「自分は自分、人は人」
「もしそこで互いが認めあえたらそれは素晴らしいこと」
「もし認めあえなくても、それはそれで仕方のないこと」
という感覚を身に着けていかれます。
この辺は「ゲシュタルトの祈り」についての記事にも書きましたが、
自分と他者との違いを認め合い、
その違いを「掛け算」してよりよい人生を楽しむ
という感覚こそが大事なのです。
第七の習慣:刃を研ぐ
第七の習慣は『刃を研ぐ』です。
この章で言いたいことは
- 第一~第六までの習慣を繰り返せ
- 肉体的・精神的・知性的・社会&情緒の4つの面を意識的に伸ばし続けよ
というところだと思っています。
例えば、誰かが6つの習慣を上手く使いこなして、ある種の成功を手に入れたとしましょう。
でもそれが
- 肉体的な観点から「健康」や「食事」「運動」などでも成功してると言えるか
- 精神的なもの「メンタル面の管理」「幸せへの貢献」を実感できているか
- 知性的なもの「学び」や「知識」を深め続け、常にブラッシュアップしているか
- 社会的&情緒的なもの「社会に対する理解を深め」「自分が社会的にどう振る舞うか」が理解できているか
そして、
- 上記の4点すべてが「いつでも再現性があり」「いつ、誰に対しても同じように振る舞えるか」
のすべてが行えないなら、それは「習慣化できた」とは言えず、さらなる成長が必要なのだということ。
カウンセリングの現場においては、カウンセラー自身はもちろんのこと、
ご相談者にも
「いつ、同じような出来事が起こっても、常に上手く処理できるように」
「再現性を意識して」
「幸せの流れに乗り続けることができるよう」
意識し続けています。
まだの方は改めて読んで欲しい
7つの習慣は、もしまだの方がいらっしゃれば、一度は読んで欲しい名著と言えます。
本を読んだだけでは
「カウンセリングと何の関係があるの?」
と思われる方もいるかも知れません。
ですが、カウンセラー目線から4回に渡りお伝えしてきたように、
「カウンセリングの源泉ともなるべき考え方や習慣化のエッセンス」
が、とてつもなく詰まった本だと言えます。
もしまだ未入手な方は是非読んでいただければと思うし、
過去に読んだことがある方も、改めて読み返していただければ、と思っています。
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