生きづらさが抜けない人の共通点5選|頑張っているのになぜか楽になれない理由
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生きづらさが抜けない人の共通点5選|頑張っているのになぜか楽になれない理由
「なんとなく、ずっと生きにくい」
特別に何かひどいことがあったわけでもない。
仕事もして、人間関係も一応ある。
でも、どこかいつも疲れている。
楽しいはずの場面でも、どこかに緊張がある。
「みんなが普通にできていることが、なぜ自分にはこんなに難しいんだろう」と感じることが、ずっと続いている。
そういう感覚を持ちながら、長年やり過ごしてきた方が、当カウンセリングに来られます。
くわしくお話をお伺いした上で
「あなたは何も悪くないんですよ」とお伝えしても
「自分がおかしいのかと思っていた」と言う方が多いのです。
今回は、生きづらさがなかなか抜けない方に共通するパターンを5つ、紹介したいと思います。
もしあなたが以下の生きづらい生き方のパターンに1つでも該当するなら、決してそのままにせず、そこから抜け出す工夫を一緒にはじめましょう。
① いつも「すみません」から始まる

① いつも「すみません」から始まる
生きづらさが抜けない生き方の1つめは
「いつも謝罪から入ってしまう」パターンです。
何かが起きると、内容を考える前に「すみません」が出てしまう。
自分に非があるかどうかに関係なく、とにかく先に謝ろうとしたり、
相手が不機嫌そうに見えると、原因が何であれまず自分のせいにしてしまう。
「すみません」が口癖になっていて、言っていることにも(周囲から指摘されるまで)ほとんど気づいていない、という方もいます。
このタイプの方はもちろん「生まれつき謝り癖がある人」ではありません。
育った環境が「謝罪することが唯一の「脱出口」だった」ことを意味しているのです。
つい謝罪から入る人は、謝ることで場を収める、謝ることで相手の怒りが向いてこないようにする—。
そういう環境の中で、長い時間をかけて適応させられてきたパターンなのです。
謝ることが自分や周囲の身を守る最善策だった、とも言えます。
さらに言うと、本気で悪いとは思っていなくても、上手に謝罪できてしまうので、だからこそ
- 自分は嘘つき(偽善者)だ
- 自分は裏表のある人間だ
などと考えて、必要以上に自分責めしてしまう方もおられます。
カウンセリングで「なぜ謝ったのか」を改めて振り返ってもらうと、「(自分が悪いと思ったからではなく)謝らないと何が起きるかわからなかったから」という答えが出てくることがよくあります。
② 自分が何を感じているか、わからない

② 自分が何を感じているか、わからない
「今、何を感じていますか?」と聞かれると、困る。
楽しいはずなのに何も感じない。悲しいことがあったはずなのに涙が出ない。
逆に、特に何かあったわけでもないのに突然感情があふれてきて、自分でも驚く。
感情がわからない、という方の中には、感情がないのではなく、感情と自分の間に厚い壁ができているような状態の方が多くいます。
この状態を「感情鈍麻(どんま)」などと言います。
なぜ感情鈍麻になってしまったかというと、感情を感じていると危ない環境で育ったからです。
泣けば怒られた。感情を出すと場が荒れた。怖いと感じても怖いと言えなかった。
そういう状況が長く続くと、心は「感じないようにする」という戦略をとります。感じなければ、傷つかなくて済む。
でも、感情はなくなったわけではありません。
フタをされたまま、自分でも気付かないような奥深くに隠してしまっている。
だから突然あふれることもある。
「感情がわからない」と「感情がない」は、全然違うことです。
③ 人の顔色を読みすぎて、会話のあとに疲れ果てる

③ 人の顔色を読みすぎて、会話のあとに疲れ果てる
話しながら、相手の表情・声のトーン・目線をずっと観察している。
「今、怒っていないかな」
「この返し方、ひどいと思われなかったかな」
「さっきの沈黙は何だったんだろう」
と、会話が終わったあとも頭の中で”ひとり反省会”が続く。
「気を遣いすぎ」と言われる。でも、意識してやっているわけではない。気づいたらそうなっている。
神経過敏な自分のことが気になって「HSP」に行き着いて
「これは自分の性格なんだ」
「自分の性格や特性なんだからうまく付き合うしかないんだ」
と、余計に自分責めをして混乱してしまう方も少なくありません。
自分が繊細過ぎていきづらさを感じている人も、今まで書いてきたことと同じように
「繊細な人」というわけではなく、読み続けなければならない環境でそだった可能性が高いのです。
相手の機嫌を先読みして動くことで、何かが起きる前に回避してきた。
それが長年続くと、人といるだけで緊張がとれなくなる。
「一人のほうが楽」「人間関係が苦手」というのは、こういう疲れの蓄積からきていることが多いです。
④ 怒れない。あるいは、怒ったあとに激しく後悔する

④ 怒れない。あるいは、怒ったあとに激しく後悔する
「怒り」という感情を持つことに、罪悪感がある。
怒っている自分は嫌な人間だと思う。
怒りを感じた瞬間に「こんなことで怒るなんて大人げない」と自分を責める。
だから怒りを溜め込んで、溜め込んで、ある日突然爆発して、またそんな自分を激しく責める—。
というループを繰り返している方も多くいます。
怒りは本来、自分の大切なものや自分自身を守るための感情です。
このタイプの方は、大きくわけて2つの養育環境のパターンがあります。
1つは
- 親(養育者。祖父祖母含む)がすぐ怒鳴る人で「自分はああなるまい」と思った人
もう1つは
- 家族の誰も感情を出さずに、感情を出す人を「困った人」扱いする環境だった人
に分けられます。
「怒る」ことを許されなかった、「怒る」と余計なことになった、という体験の中では、怒りにフタをすることが安全だったはず。
でも大人になってからもそれが続くと、自分の境界線を主張できなくなる。
無遠慮に入り込んでくる人もいるし、自分のタブーをやすやすと破り、踏み越えてくる人に混乱し、
例えば子育てなどで、自分が子どもの頃にずっと抑えていた感情を、実の我が子からストレートにぶつけられてしまい、混乱の極みになって、気づいたら…というご相談も少なくありません。
「言いたいことが言えない」「断れない」という悩みも、多くの場合、この「怒れない」とつながっています。
⑤ 何でも一人で抱え込む。頼ることが、どうしてもできない

⑤ 何でも一人で抱え込む。頼ることが、どうしてもできない
困っても、人に頼ることへの抵抗感が強い。
「迷惑をかけたくない」
「弱いと思われたくない」
「どうせ助けてもらえない」
「頼むと相手に負担をかける」。
色々な言葉でそれを説明するけれど、根っこにあるのは「頼っても大丈夫、という実感が薄い」ということが多いです。
こういった「”助けて”が言えないタイプの人」は、
- そもそも(親も大変そうで)自分から「助けて」と言えない環境だった
- 実際に勇気を振り絞って1度だけ頼んだらきっぱり断られた。
- 頼んだら余計、面倒なことになった。
- 悩んでる自分に誰も気づいてくれなかった。
こういう思いを積み重ねた方が多いです。
感情を抑圧する体験が積み重なると、「自分のことは自分でどうにかするしかない」という信念が体に染み込みます。
それは、その家庭を生き抜くには正しい判断だったかもしれません。
でも大人になってからも同じ生き方を続けると、すべてを一人で抱えてしまい、どんどん疲弊していく。
周囲からは「なんでもできる人」「しっかりしている人」に見られながら、内側では限界に近い…。
そういう方は少なくありません。
生きづらさのパターンは、書き換え可能です。

生きづらさのパターンは、書き換え可能です。
5つのパターン、いくつか当てはまるものがありましたでしょうか。
もし当てはまるものがあったとしても、それはあなたに生まれつき何か問題があるということではありません。
意志の力が足りなかったわけでも、努力が足りなかったわけでもありません。
子どもは、育ってきた環境の中に適応しながら成長していきます。
親の顔色が読めないと安心できない環境では、人の感情を常に読もうとすることが「身を守る術」だったはず。
感情を出すと場が荒れた家では、感じないようにすることが最善の選択でした。
謝ることで怒りが収まるとわかれば、とにかく先に謝ることが「安全を保つ方法」だったのではなかったでしょうか?
あなたは何も悪くない。生きづらい思考習慣を書き換えましょう
今日ご紹介した5つのパターンは、あなたが育ってきた環境の中で懸命に適応してきた結果として形成されてきたもの。
言い換えれば、それだけ必死に、その環境の中を生き抜いてこられた証拠でもあるのかもしれません。
ただ、子どもの頃に有効だった適応の仕方も、大人になってもそのまま続いているとき、それが「なんとなく生きにくい」という感覚として現れてくることがあります。
環境はもうとっくに変わっているのに、体と心はまだ当時のまま動いてしまっている…。
そういうことが起きているのかもしれません。
幼い頃から繰り返し身につけさせられた習慣を
「自分がダメなんだ」
「意志の力でどうにかしよう」
と頑張るだけでは、なかなか変わっていきません。
方向性を間違えて、ただ自分を責めてしまうと、ますます生きづらいパターンが続いてしまいます。
パターンを変えるためには、そのパターンが形成された根っこ、つまり幼少期にどのような環境で何に適応してきたかという部分に、丁寧に触れていく作業が必要になってきます。
「これは自分のことだ」と思った方へ。
「一人で抱え込まなくていい」。あなたはすでに充分頑張ってきた人なのだから。
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