【いい子症候群】とは?大人になってからしんどくなる理由

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「言いたいことがあるのに、言えない」
「自分の意見を言うと、誰かが困るんじゃないか」
「人に合わせることが、いつのまにか当たり前になってしまった」

こういう感覚を持ちながら、毎日を過ごしているとしたら…。
もしかしたら、あなたには【いい子症候群】の傾向があるかも知れません。

【いい子症候群】とは何か?

いい子症候群は医学的な病名ではありません。(アダルトチルドレンなどと同じく、心理学の分野で使われる概念です)

いい子症候群とは、
親や周囲の期待に応えようとするあまり、自分の気持ちや意見を押し殺し、従順に振る舞い続ける心理状態のこと。
AC克服カウンセリングに訪れる方の多くが、この傾向を抱えています。

いい子症候群の人は、しばしば「性格がいい人」「気配りができる人」と周囲から評価されます。

ですが、その評価を受けている本人は全然嬉しくない(むしろ嫌悪感を感じている場合も)。
なぜなら、周囲から受けるそのプラス評価は、本人にとっては「本心を隠した表面上の仮面」に対する評価だと思っているからです。

実は【いい子症候群】に該当する人は、育った環境で「仮面をかぶり」「本心を隠す必要」があったから、そうならざるを得なかったのです。

 

アダプテッドチャイルド――「適応させられた子ども」とは

いい子でいなければ家庭が崩壊する。
いい子でいればお父さんとお母さんはこれ以上喧嘩しない。
いい子でいることでなんとか家庭が保てる。

そう感じながら育った子どもが、環境に合わせるために自分を抑圧し続けた結果が「いい子症候群」です。
生まれつきの性格ではなく、環境によって形作られた行動パターンなのです。

交流分析心理学では、このような状態を

アダプテッドチャイルド(適応させられた子ども)」

と呼びます。

電化製品をつなぐ器具を「アダプター」と呼ぶように、相手の形がどうであれ、なんとか合わせて接続しようとしてしまう。
それを子どもの頃から訓練させられた子が「アダプテッド」な「チャイルド」なのです。

この記事をお読みのあなたが、無意識に相手の感情や期待に合わせてしまうのは、この仕組みで育ったからなのです。

 

 

いい子症候群の人に共通する特徴

【いい子症候群】と言われがちな人の特徴は下記のようなものです。

  • 自分の意見を言うことで誰かが困ってしまうのではないか、という恐怖から本音を心に閉じ込めがち
  • よく気が利く(相手の言いたいことを汲み取り、先回りして動く)
  • 気が利かない自分を激しく責め、罪悪感を感じがち
  • 親から家族の愚痴を何度も聞かされ「不正解」を学んだ経験がある
  • 「自分がいい子でいることで、周囲を支えなければ」と無意識に決断する
  • 自分が本心を言えないことを「ウソつき」「八方美人」と断罪し、自分責め
  • 自分のことを「優しい」と評価してくれることを申し訳なく感じる

このような特徴があります。
あなたにはいくつ当てはまったでしょうか?

いい子症候群と言われてもピンと来ない、でも当たっているという人は

実際のカウンセリングでは、自分は「いい子症候群なんかじゃない」と否定される方がいます。
でも人に本心が言えない。自分は八方美人でウソつきだ。こんな自分は「いい子」などであるはずがない、と。
(中身はその通りなのに「いい子」というネーミングには承服しかねる、ということのようです)

そこで試しに
もしあなたが育った環境で、1回でも本心を言ってしまったら、その家はどうなったと思いますか?
と仮説的に問いかけると、涙を流しながら「家が壊れてしまいます」と訴えられる。

そこでやっと「自分はいい子症候群だったのかもしれない」と気付かれる方が多いのです。
それはその方の性格に問題があるのではなく、その家庭で生き抜くための生存戦略だったのです。

 

 

いい子症候群は、なぜ大人になると生きづらくなるのか?

さて。このいい子症候群。
大人になるにつれ「どんどん生きづらさが増す傾向」があるので注意が必要です。

「周囲と調和できる大人なんだから、生きやすくなるのでは?」
と思われがちなのですが、実はその逆が多い。

なぜか?それは、

「主張する周囲に翻弄され」
「主張できない自分を責める」

というダブルパンチが襲ってくるから、です。

 

「いい子」でいることに求められた子が大人になると

いい子症候群の人は、子どもの頃は、この「いい子戦略」は完全に機能していました。
親に感謝され、褒められ、「あなたがいてくれるおかげで助かった」と言ってもらえる。
その言葉が、「あなたの存在理由の柱」になっていたのです。

ところが、大人になるにつれ、少しずつ様子が違ってきます。

進学。就職。人間関係。。。

周囲は次々とあなたに問いかけ始めます。

「あなたの長所は?」「自分の強みを一言で言うと?」「この件、あなたはどう思いますか?」
「君はどうしたい?」「ねぇねぇ次、どこ行くー?」「言わなきゃわかんないじゃ〜んw」

いい子症候群のまま大人になったあなたは、自分の意見を言う訓練をしたことがありません
何が好きで、何が嫌か。自分の意見を言ってもいいのか?それとも何かのワナなのか?
そもそもそれを考えることすらないまま大人になってしまったのです。

無意識に相手に合わせる自分には存在価値がない。
意見を言える相手が羨ましい。でも嫌い。あんな風には…やっぱりなれない。
なのにいつも笑ってる。そんな自分なんて。。。ダメな存在だ。

こんな風に考えてしまっても仕方ないのかもしれません。

 

子育て中のママさん。ひとりで抱えないで

あと、すごく心配なのは、
「いい子症候群の傾向」のある「子育て中のママさん」です。

自分は感情を出した記憶も経験もない。
なのに赤ちゃんや小さな子どもは、自分の感情全開で(親であるあなたに)ぶつかってくる

本当は正しいはずなのに。
本当は可愛いはずなのに。

感情をぶつけてくる我が子に対してどう振る舞えばいいかわからない

こういう状況に陥っている「いい子症候群の子育てママさん」は少なくありません。

この記事に気づいたら、ぜひ、すぐに手を打ってほしいのです。
あなたは何も悪くない。あなたのことを理解してくれる場所があるのです。
ひとりにならないでくださいね。

 

いい子症候群の治し方・克服ステップ

いい子症候群をどうやって治すのか?
ここまで読まれたあなたはきっとその答えが欲しいと思います。

いい子症候群の人に対しては、一般的には
「言いたいことを言う訓練をしましょう」
と言われます。

ですが、それができたら苦労しません(よね?)。

泳げない人に「さぁ顔をつけてみましょう」と言っているようなものです。

多くの方がスタートする前に挫折してしまいがち。

だから、いい子症候群をはじめ、たくさんのお悩みと向き合ってきたAC克服カウンセリングでは、いい子症候群でお悩みの方に向けての5つのステップを編み出し、たくさんの克服事例を挙げてきました。

以下に5ステップの概要を紹介します。

 

いい子症候群と向き合う正しいステップ(5つ)

いい子症候群に向き合うためには

  • 正しい順番で
  • 少しずつ
  • ある程度の時間を掛けて

ゆっくり訓練していく必要があります。

期待された方には申し訳ありませんが、
「1度でたちどころにいい子症候群が直る」ということはありません(時間が掛かることは覚悟してください)。

 

ステップ1:育った背景を理解する

いい子症候群を克服するために、一番大事なのは
「いい子症候群にならざるを得なかった理由をご本人が深く理解すること」です。

泳げない人には「一度も水を見たことがない」とか「過去に溺れた経験がある」などの何らかの「背景」があるはず。
いい子症候群の人にも「そうならざるを得なかった背景」があるはずなのです。
これを理解した上で、自分を責めずに受け止めることが一番最初のステップです

親から受けた無言の命令。
「自分の意見を言うな」「相手に従え」という圧力を、どの場面で受けてきたのか。
その環境下で、あなたはどうせざるを得なかったのか。

あなたが育った背景を十分に理解する時間が必要です。

あなたが「いい子」なのは、性格ではなく、環境に適応するためのやむを得ない手段だったのです。
別の誰かが同じ環境で生まれていたら、その子も同じようにいい子になっていたはずです。

このステップに、意外と長い時間が掛かります。
「頭ではわかるけど。。。でも。。。」という期間が長く続く人もおられます。

頭で理解することと、心で腑に落とすことは違います。だからここに時間をかけます。
(だから、セルフでなんとかしよう、とする人のほとんどがここで挫折して、また自分責めモードに戻りがちです)

本当にこの仕組みが理解できて、腑に落ちてから、やっと次のステップに進めるのです。

 

ステップ2:「そういう生き方をもうしなくていい」と宣言する

背景を充分に理解した後、次のステップに進めます。
「私は人に合わせた生き方をもうしなくていいんだ」という事実を、心の底から理解するステップです。

「いい子ちゃんなんかじゃなくていい」
と宣言できるようになることはもちろん、
「いい子ちゃんでいなくてもいい理由」(なぜなら私は〇〇だから)がいっぱい、自然に言えるようになるステップです。

(これが言えて終わり、ではありません。まだ2/5です。この先もカウンセラーとの共同作業は続きます)

 

ステップ3:グラデーションリストを作る

その上で、「グラデーションリスト」を一緒に作っていきます。
これまで親や周囲の人に従ってきたすべてのシーンを段階で整理するのです。

過去の振り返りリストや、未来に起きそうな想定リストを作りながら

「ここからはいい子でいる必要はない」
「こんなことされたら『嫌だ』と感じていい」
「こっちの方が好きだから変えてください」と言ってもいい
「嫌だと感じた自分を嫌わなくていい」

そういったリストを、カウンセラーと一緒に作っていきます。

 

ステップ4:訓練する(系統的脱感作法)

カウンセリング期間中に作ったグラデーションリストの順に、セルフでできることにチャレンジしていきます。
小さなことから順番に、少しずつチャレンジの度合いや回数を増やしていく。

こういう訓練法を認知行動療法の世界で「系統的脱感作(けいとうてきだっかんさ)」と言い、
訓練を積み上げることで自分の中で「いい子ちゃんを出しそうになるのに耐える訓練」を積み重ねます。

最初は、うまくいかない時期が必ず来ます。何をやってもうまくいかない。それは失敗ではなく、プロセスです。
このステップをカウンセラーと乗り越えていくうちに、少しずつご自身でも変化を感じ始めます。

「嫌なものは嫌だ」と言えるようになり、やがて、自分の意見がはっきり言えるようになっていくのです。

 

ステップ5:実践する

訓練と実践は違います。でも、訓練を積んだあなたなら、実践にもスムーズに着手できます。
このステップは、実際にカウンセリングは終了(卒業)に近づいていることでしょう。

実社会や現場において、自分の感情を出しても嫌われない、むしろ心地よい経験を積むことで、やっと本当の自分になれる経験ができるようになれます。

 

 

いい子症候群から抜け出すまでにかかる時間

いい子症候群を克服するのに、どのくらい時間がかかるのか。
答えは「人によって異なる」です。ただし、上記をお読みいただいてわかって頂けたかと思いますが、1日や2日では変われるとは思わないで欲しいのです。

長年かけて身につけた「いい子キャリア」は、簡単には外れるものではありません
最初の段階で「自分は悪くなかった」という理解に到達するだけで、1ヶ月、2ヶ月かかる人もいます。
(激しく抑えつけられた人はステップ1で半年〜1年掛かる場合もあります)

その後、半年、1年かけてやっと「自分の意見が言えるようになった」と感じる人もいます。中には、数年かかる人もいます。

それでも、正しい道のりに沿って、順番に続けていけば、きっと変われます

AC克服カウンセリングに訪れたクライアントの中で、このプロセスを歩んだ多くの人たちが実際に変化しています。

当初「自分はいい子症候群ではない」と否定していた人も、
背景を理解した瞬間に「いい子でいなきゃ家が壊れてしまったかも知れなかった」ことに気づく。

その後、正しいステップを踏み、カウンセラーとともに進むことで

今では自分の気持ちを相手に伝えられるようになった

と言えるようになるのです。
もしかしたら、次は、あなたの番なのかも知れません。

 

いい子症候群から卒業するために。今すぐできる小さな1歩

AC克服カウンセリング大阪には、毎日、いい子症候群を含むさまざまな生きづらさを抱えた方が訪れます。
見捨てられ不安、愛着障害、共依存。形は違えど、根底にあるのは「環境に適応させられた自分」という問題です。

そして、その多くの方が、カウンセリングを通じて変わっています。
なので、今すぐカウンセリングをお勧めしたいところではありますが、

いい子症候群の方は「誰かをワルモノにしたくない」と迷われ、ここで立ち止まってしまう方がとても多いのです。

今すぐ決められない方は

今すぐ決められない方は、まずはここからLINE登録してください。

そこで受け取れる特典に触れてみて
「この人は本気で「あなたは何も悪くない」って言ってるんだ」
と感じてください。

いい子症候群やアダルトチルドレンの克服は、早ければ早いほど、その分早く進みます。
ここまで読まれたあなたには、ぜひもう1歩だけ進んでみて欲しいのです。

今が、その一歩を踏み出すタイミングです。

 

 

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アダルトチルドレン特有の悩みや恐怖心の克服には
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今まで本を読んだりセミナーに出ても、なかなか胸のあたりのモヤモヤが取れなかったあなたに。

生きづらさから開放された生き方を手に入れるためのステップを紹介しています。

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