アダルトチルドレンはとっさに嘘をつくクセがある?

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カウンセリングをお受けしていると、よく

「なんでもないときに、嘘をついてしまうんです」

「本当は休みなのに、彼に「仕事」と言ってしまったのがバレて喧嘩に…」

「小さな嘘の重なりがバレて信用を失ったことがあって」

という声が聞こえてくることがあります。

 

今回は、

アダルトチルドレン(AC)の特徴のひとつとも言える

「とっさに(つかなくてもいい)嘘をついてしまう」

ということについて触れてみたいと思っています。

 

 

これをお読みいただいた方が

 

  • 小さな嘘をついてしまう理由がわかり
  • 嘘をつかなくても大丈夫だと理解でき
  • 小さな嘘をついてしまった自分を許し
  • 少しずつ前に進んでいけるよう

 

お話したいと考えています。

 

ACが小さな嘘をついてしまう理由

 

アダルトチルドレン克服カウンセリングにお越しくださる方の中に

一定数、

「ついつい小さなウソをついてしまうんです」

「気づいたらとっさに嘘をついてしまっていて、あとで後悔します」

「ウソがバレてあとで怒られたことも」

「ウソが原因で別れたこともあります」

とおっしゃる方がおられます。

 

確かに「ウソはいけないことだ」とよく言われます。

でもこれにはアダルトチルドレン特有の「背景」というものがあるのです。

 

ウソで何かが丸く収まった過去

 

アダルトチルドレン(AC)の背景に

  • 幼少期、一生懸命親に尽くしたのに裏切られた経験
  • 正直に言ったために余計に面倒なことになった経験
  • 「こういうときはウソをつきなさい」と意識的・無意識的に教えられた経験
  • とっさについたウソが功を奏した(怒られなかった・悲しまれなかった・喜ばれた等)経験
  • 本当のことを伝えるよりも、とにかくその場を丸く収めることが大事だった過去

を多く経験した、という事実があります。

 

 

AC克服カウンセリングを受けられた方(Aさん)の事例

 

「つい小さなウソをつくんです」

とご相談いただいたAさん(20代女性)のお話を詳しく伺うと

 

私が小さな頃から両親の喧嘩が絶えず、毎晩のように

怒鳴り声や、ものが壊れる音、壁や柱の傷が増えていった。

 

ある日、私が風邪をひいて高熱を出して寝込んでいたら、

その日だけはお父さんもお母さんもすごく優しくて

 

二人で

「Aの様子はどうだ?」

「ええ。もう熱も下がったみたい」

と話しているのが聞こえた。

 

その後、何かトラブルが起こるたびに、とっさに

自分が不調を訴えると、みんなが注目してくれて

トラブルが解決したり先送りになった

(Aさんのお話から抜粋)

 

こういうことを何度となく経験すると

「病気をすると両親が仲良くしてくれる(喧嘩しないでいてくれる)」

「私に注目してもらえると、家族が壊れないで済む」

と無意識下で解釈してしまうことがあります。

 

こうなると、本当に病気がちになったり

とっさに学校や会社を休んでしまったり、

ということにつながる場合もあるのです。

 

 

あなたは何も悪くない

 

AC克服カウンセリングでは、

「つい小さなウソをついてしまうんです」

という方に対しても

 

「あなたは何も悪くない」

とお伝えしています。

 

もちろん、誰かを意図的に騙そうとか

金品を騙し取ろうという意図があるようなウソは

黙認はできませんけれど、でも、

 

ACで苦しんで来られた方の一部は

嘘をつかざるを得ない背景があったため

今も苦しい状態が続いているんだということを

私たちカウンセラーは深く理解してお話を

伺い続けているのです。

 

もう嘘をつかなくても大丈夫(War is over)

 

AC克服カウンセリングでは、このようなご相談を受けた場合

幼少期からの愛着面に問題がないか確認していきつつ

愛着障害克服のためのカウンセリングを重点的に行っていきます。

 

嘘をつかざるを得なかった過去を許し

あなたのせいじゃないことをゆっくり時間をかけて理解し

少しずつ許していくことで、

 

とっさに小さなウソをついてしまった自分を許せるよう

自分を書き換えていくのです。

 

もうあのときのことは終わったんです。

もう幼少期の争い事は二度と起こりません(War is over)。

だから本当のことを思い切って伝えたって誰も傷ついたりしないから大丈夫ですよ、と

 

何度も何度も伝えていくことが大事なのです。

 

小さな嘘をついてしまった自分を許そう

 

前出のAさんにも愛着障害克服のカウンセリングを行いました。

 

幼少期の経験に身を置きながら

そのときの自分自身に

「あなたは悪くなかったんだよ」

「あなたなりに精一杯頑張ったんだよ」

「本当は辛かったんだよね。我慢して偉かったね」

「もうあのときの過去は終わったんだよ。もう大丈夫だからね」

とご本人から伝えていただきました。

 

最初のカウンセリングでは

「はい。おかげでとてもスッキリしました」

と言われていましたが、

 

実はこれも

「カウンセラーに嫌な思いをさせたくない」

「効果を感じない、などと言って怒らせたらどうしよう」

という想いがはたらいてのご発言だったようです。

 

(これも十分わかっているので、過度に喜ぶこともしなければ

変な指摘をしたり、もちろん怒ったりなどもせずにそのままに

していました)

 

何回かカウンセリングを受けられたあとで

「本当のことを言っても大丈夫ですか?」

と意を決したように言われ、

 

「やっぱり昔の自分が許せない」

「今もまだ小さなウソをついてしまう。そんな自分も嫌い」

 

と言って泣かれました。

 

私はただ笑顔で

「そうですか。よく思い切って言ってくださいましたね」

「そうやって言えたことが大事なんですよ。勇気がいったでしょう」

とお伝えしました。

 

その正直な訴えが、ひとつの転機になったのかも知れません。

 

「本当のことを言っても許される」

「むしろ一緒に泣いて受け入れてくれる人がいる」

「本当のことを言えたあと、なにか今までに無かった爽快感のようなものを感じた」

 

と言ってくれました。

そこからAさんの変化が始まったのです。

 

今ではAさんもカウンセリングを卒業され

「まだまだとっさにウソをついてしまいそうになるけれど

それも自分の一部なんだ、と思えるようになりました。

このカウンセリングがなかったら、私は自分のことを

いつまでも責め続けていたかも知れません。

 

自分を許せる、という感覚をはじめてここで知って

これからは安心して前に進めそうです」

 

と言ってくださいました。

 

 

アダルトチルドレンの小さな嘘は周囲の理解が大切

 

アダルトチルドレン状態にある人は、ついとっさに

つかなくてもいいウソをついてしまう場合があります。

 

そこを1つずつ指摘して、責めるような態度を取ってしまうと

さらにウソを重ねてしまう、ということにもなりかねません。

 

なぜ小さなウソをつかなければならなかったのか

なぜそうでもしないと生きてこれなかったのかに

思いを馳せ、

 

少しずつでも理解し、受け入れていく姿勢が

アダルトチルドレンに悩まれている方の早期解決をもたらします。

 

今、これをお読みのあなたがもし、

その場を繕(つくろ)うためにとっさに

小さなウソをついてしまうなら。

 

それはあなたのせいではありません。

 

じっくりカウンセリングを行うことでやがて

素直に生きても大丈夫だと理解できる日が来ます。

 

その応援をさせていただければ私はとても嬉しいです。

 

強く自分を責めてしまう前に。

一度お話をお聴かせくださいね。

 

 

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