【引きこもり相談】子が暴れて困っている場合
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■基本、AC克服カウンセリングでは
「お子さん側に問題はない(悪くない)」と
ずっとお話してきました。
■ただ。
「お子さんが暴れだした」
「お子さんが親に暴力を振るう」
「家の中のものを壊してむちゃくちゃにする」
という場合、
■「ただ暴力にずっと耐えながら
謝罪し続けなければならないのか?」
「こんなひどいことをしてるのに
「子どもは悪くない」と言うの?」
「ただただ子の主張を何時間も
何十時間も何日も何ヶ月も何年も
聴き続けなければならないのか」
と思われる親御さんもおられると思います。
■当カウンセリングにも
- 親御さんを怪我させてしまった
- 警察沙汰になって、親に会えないようになってしまった
- 親が怯えてPTSD様の症状が出てしまった
というご相談をお受けする場合もあります。
■今回は
【引きこもりのお子さんが暴れてしまっている】
【何度も謝罪を要求され、どうしたらいいか困っている】
という場合について、書いていきたいと思っています。
【関連記事】
引きこもりの子が暴れている。どうしたらいい?
■このような相談が多数寄せられています。
- 数年間引きこもっていた子が、ちょっとしたやり取りで凶暴になり親に対して暴力を振るいだした
- 「謝罪しろ」「矛盾しているじゃないか」と親に迫り続け、何時間話し合っても解決しない
- 家の中の物を破壊し、壁に穴を開けたり、不満を壁一面に書きはじめている
- 「親を殺して自分も死ぬ」と言い出し、何をしでかすか分からない状況
- 警察が介入することになり、親は入院、子は親との接触を禁止する決定が下された
- 親が避難。仮住まいを始めたが、いつ訪ねてくるかと思うと夜も眠れない
(たくさんのご家族から寄せられたご相談を一部紹介させていただいています)
■これらの問題は正直なところ、
とても難しいフェーズに入った
ということを意味しています。
■「こうすれば一挙解決」などという
絶対的な答え(絶対解)は存在せず、
長い時間を掛けながら、それぞれの
ご家族にとっての「最適解」を探す
という作業が待っています。
■カウンセラーによっても
「謝った方がいい」「いや謝っちゃダメ」と
正反対のアドバイスが返ってくることもあり、
「どっちを信じたらいいのでしょうか」
と(私に)相談された例もあります。
子どもが凶暴にならざるを得なかった理由とは
■この記事でも書いた通り
凶暴化するまでのお子さんの多くが
「とても優しくて」
「怒った姿など見たことがない」
という場合が多いもの。
■そんなお子さんが今暴れている。
それは何故か?
■理由は様々だとは思いますが、
ほぼ共通しているのは
- もうこれ以上(この親たちに)何を言っても変わってはくれない、と諦めた
という感情だろうと考えています。
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いくらわかって欲しいと思ってもわかろうとしない親
■お子さんにとって、自分が引きこもって
しまったことが、どれだけ辛くて
どれだけ大変なことなのかを
どうにかわかってもらいたい
という気持ちを(最初は)持たれています。
■しかし、肝心の親は
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教しに来たり、を繰り返すだけ。
「話せばわかる」
と言ってその結果、
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教に変わったり、
「あなたの気持ちを聴かせて」
と言ってその結果、
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教に変わったり、
「とにかく顔だけ出して」
と言ってその結果、
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教に変わったり、
「あなたのためを思って言ってるのよ」
と言ってその結果、
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教に変わったり、
「わかるわかる」と言いながらも
結局は「で。どうするつもりだ?」
と言ってその結果、
怒ったり、泣いたり、オロオロしたり
説教に変わったり、
と。
■どのような態度であろうと結局は
「問題は引きこもっているオマエだ」
「オマエが社会復帰さえすれば
この問題は解決するんだ」
「早く復帰して私たちを安心させろ」
という意味合いでは一貫しているため、
■子どもは最後
- 自ら命を断つか
- 暴れるか
くらいしか選択肢が無くなってしまうのです。
子どものバリケードを破る親
■以前、参加した講演会で、ある先生が
こんな事例を紹介しておられました。
■あまりにも話が平行線になり
子どもはさらに部屋に引きこもるように。
■親が部屋のドアを叩き、
しつこく話を求めて来ることが嫌で
ドアに鍵を取り付け、
机やベッドなどで塞いで
バリケードを作った
■業を煮やした親が
「今日こそはきちんと話をしましょう!」
と、電動工具を持ってきてドアを破壊
■子どもは結果、マンションの窓から
飛び降りるしかなかった
■大変残念ながら、このお子さんは
亡くなられてしまったそうです。
「きちんと話」とは? 結果「説教」でしかないのでは?
■私たちはこういう事例から
しっかり学んでいかなければなりません。
■「きちんと話」とは。
「あなたのためを思って」とは。
結果的に
「自分たちの意見優先で」
「自分たちのためになるように」
諭そうとしているだけなのかも。
ということに。
もう一度目を向けて欲しいのです。
他の選択肢を一緒に探しましょう
■今暴れているお子さんには
- 暴れるか
- 死んでしまうか
くらいの選択肢しか残されて
いないような気持ちになって
おられることが多いのです。
■でも。私は敢えて
【別の選択肢】をご家族と一緒に
考えていきたいのです。
■別の選択肢とは。
親御さんに対して
- 親御さんが(今まで無意識に)行っていたコントロールに気づき
- コントロールしていた状況を止め、
- 新たな考え方で家族を再構築しようと決意し
- お子さんを迎え入れる準備をする
という親側の姿勢の書き換えと、
■と同時に
お子さんに対しては
- 感じていた不満や、想いが通じなかった悔しさをカウンセラーが受け止め
- 心の傷が癒えるまで寄り添い、
- 親御さんとお子さんの間の代弁者となり
- まずはご家庭が「安全な場所(安全基地)」となるよう(親御さんへの話を通じて)支援する
という流れを作っていきます。
■もしお子さん自身がメンタル的な
悩みを持っておられるのであれば、
必要に応じてカウンセリング等も行いますが
■ここでしっかりわかっておいて
いただきたいのは、
「問題は子ども側にあって」
「子どもがカウンセリングを受けたら解決する」
などというのは 全くの逆(正反対)だ
ということです。
■向き合う必要があるのはむしろ親御さんの方です。
(だからといって親が悪いと言いたい訳ではありませんが)
親御さんとしっかり話し合いを進めることで、
- 無意識下の親のコントロールに気づき
- コントロールを止め
- そこから謝罪すべきは謝罪し
- お互いの意見を対等に話し合える関係を再構築する
という流れを作っていくしかありません。
■この問題を解決するためには
正直なところ数ヶ月〜数年が必要
となります。
■ただし。
親御さん側のコントロールが無くなれば
劇的に解決に向かう場合もあります。
ただ、
■コントロールと言っても「無意識に」
「知らずしらずに」「当たり前のように」
日々してきたことなので、それを
無くすことには正直時間がかかることの方が
やっぱりとても多いです。
■だからといって諦めないでください。
■お子さんに2つだけの選択肢を与えて
しまった過去のやり方を変えるために
まずは親御さんから、積極的に
カウンセリングを受けて欲しいのです。
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