HSPとアダルトチルドレンの違い

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HSPとアダルトチルドレンの違い

HSPとアダルトチルドレンの違い

 

AC克服カウンセリングをしていると、

とても多くの方(とくに女性が多い)が

「HSPじゃないかと悩んでいます」

とおっしゃる方が多いです。

 

以前「HSPを疑う前に」という記事を書いて以来、

「HSPじゃないかと悩んでいます」

とおっしゃる方が増えました。

 

HSPカウンセリングを探す前に|AC大阪
  アダルトチルドレン克服カウンセリング大阪の吉野です。 最近ご相談をされる方の中に 「自分は◯◯じゃないか?」と ネット上で出てきた言葉に反応されてご相談される方が結構たくさんいらっしゃいます。   […]

 

今日はHSPとACの違いについてお話ししたいと思います。

 

 

 

HSPとACの違い

 

HSPを疑う前に」にも書きましたが

HSP(Highly Sensiteve Person)と

AC(Adult Children)はとても似ています。

 

ですので、AC克服カウンセリングの手法が

HSPで悩まれている方にも成果が出やすい

と考えています。

 

ただ、どちらかというと、HSPよりも

AC(アダルトチルドレン)の方がより

悩みの幅が広めで、さらに大きな範囲での

問題克服のレパートリーが必要だと感じます。

 

イメージ的にはこんな感じ。

 

ほんの一部の例外を除いて、ACの中にHSPがすっぽり入ってしまっている感じ、なのです。

 

 

ACではあるが、HSPではない部分

 

アダルトチルドレンではあるけれど、HSP的な気質とは

少し異なるかな、という点があるとすれば

 

  • ヒーロー的体質のAC
  • 感情をほとんど感じないタイプのAC

 

ぐらいです。

 

ヒーロー的体質のACは

ヒーロー的体質のACは

ヒーロー的体質のACは

 

  • 自分が家族を支えるんだ
  • 自分がいないとうまくいかない
  • まわりはアテにならない。自分が全部解決してやらないと

という風に考えるタイプ、とも言えます。

 

あまり周囲の音や刺激にいちいち反応していられず、

感受性を感じるよりも、ちゃっちゃと行動して

問題解決していかないと、家が大変なことになる、

という経験を多く積んだ「ヒーロータイプ」は

あまり刺激に対して感じることが少なく、

感受性も(HSP体質の人と比べて)高くない、と言えます。

 

 

感情をほとんど感じないタイプのACは

感情をほとんど感じないタイプのACは

感情をほとんど感じないタイプのACは

また、養育者による過干渉な状態や、

干渉がほとんどない(ネグレクトのような)状態で

育った人は、あまり感情を感じることが人よりも

少ないことが多く、こういった場合はHSP的な気質を

持っている人は少ないと言えます。

 

つまり、生まれ育ってきた環境(背景)が

周囲に敏感でないと生きることが難しい状態だと

HSP(Highly Sensiteve Person)やACになりやすく、

 

周囲に敏感であることを他者が代行してくれたり

敏感でいることなどが許されない状況だと

HSPの特徴を持たないACになりやすい

 

という風に考えられるのです。

 

 

ここから言える3つのこと

 

この点から、

  1. HSPは先天的なものと環境による後天的なものがある
  2. 後天的なHSPは幼少期に「安心・安全が満たされにくい状態だった」
  3. HSPもACも「今の環境はもう安心・安全である」と納得することができれば、問題は徐々に克服できる

と考えていくことができます。

 

ご自身が

「HSPかも知れない」と悩まれていて、しかも

「安心・安全が満たされにくい環境だった」という点に

少しでも心当たりがあるようでしたら、

 

カウンセリングによって

「今はもう安心・安全だ」

「安心・安全は今や自分自身で確保することができる」

と考えられるようになれれば、HSP的な問題は

少しずつ落ち着いて行く可能性が高まります。

 

 

幼少期の「安心・安全が満たされにくい環境」とは

 

幼少期の「安心・安全が満たされにくい環境」ってどういうこと?

ウチは決して仲は良くないかも知れないけど、フツーの家庭だと思うんだけど…

 

と思われるかも、ですよね。

 

ここでは実際にカウンセリングでお話を伺った中で

いくつかの共通のパターンがありましたのでその中から

「幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン」

「大人になって出てくる感覚や嗜好性」

を紹介していきます。

 

 

幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン

幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン

幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン

 

  • 親が仲が悪い(または嫁姑問題があった、等)
  • 常に家族の誰かに気を遣って生きてきた
  • 場合によっては虐待等があった
  • 暴力は無かったが、常に困った顔をした家族がそばにいた
  • 親を悲しませないよう、泣かせないよう頑張った時期があった
  • いじめにあったことがある
  • いじめられないか、次は自分がハブられないか等、ずっと注意していた
  • 他人と合わせていないと危険だと思っていた
  • コミュニケーション=他人と合わせること
  • 自分の意見を言う=わがまま、他人に迷惑をかける、人としてダメな証拠

 

大人になって出てくる感覚や嗜好性

大人になって出てくる感覚や嗜好性

大人になって出てくる感覚や嗜好性

 

  • 周囲の人が自分を「どう思っているか」が異様に気になる
  • 音が気になる。外から入ってくる音を(できる限り)遮断したい
  • 多少高額であっても「ノイズキャンセリングヘッドホン」等は自分には必要だと感じる
  • 普通に暮らしていても「安心できる場所」は少ないと感じる
  • 多数の人が話していたり、様々な感情がぶつかり合っているような環境は苦手
  • 集中できない(むしろなにかに集中し、没頭していることが危険だと感じる)
  • 誰かの咳払いや鼻をすする音などが異様に気になる
  • 抑うつ傾向(意欲が湧かず、動くのがイヤな傾向)がある
  • 強い興味や情熱を感じにくい。感じたとしても続かない
  • 昨今の新型コロナウイルスへの問題が異様に怖い。感染する恐怖を常に感じている

 

このような状況がいくつか重なることで

(後天的な)HSPになっていく可能性が

非常に高まってきます。

 

 

HSPとうまく付き合っていくカウンセリング

 

HSP(Highly Sensiteve Person)を憎み、嫌がっている限りは

問題が軽減していくことはありません。

 

HSP特有の強み、例えば

  • 人の気持ち(機微)を読み取りやすい
  • 小さな変化に気づきやすい、見落としにくい
  • 勤勉・真面目な傾向
  • ひとりでコツコツやる作業(在宅ワーク等)も苦ではない
  • 小さな改善工夫をあきらめずにこなす力がある

これらの強みや特徴をうまく活かすことで

その力を求められる場所で活躍していくことが

できていくのです。

 

私たちAC克服カウンセラーは、HSPのお悩みを

しっかりと受け止め、ひとりぼっちで抱えておられる

悲しみを少しでも開放できるよう、常に努力と改善を

行っています。

 

この記事を書いているタイミング(5月13日)では

まもなく規制が解除となり、再び通勤スタイルが

復活していくような感じになってきています。

 

むしろHSPを自認・自覚されている方にとっては

むしろ「また社会に戻っていく方が億劫」な

環境になる場合も少なくないはず。

 

いわば、子どものころに経験していた

「夏休みが終わってまた学校に行かなければならない焦り」

のようなものを感じておられるかも知れません。

 

そういう不安を抱えておられる方がいたら

今のタイミングでカウンセリングを検討するのも

いいかも知れません。

 

HSP特有の悩みを、

あなた独自の強みに変えるために。

 

あなたの力にならせてくださいね。

 

 

【HSP克服のために知っておきたいこと】

■HSPを知ろう
● HSP克服カウンセリングTOP
● HSPとは?HSPを正しく知って克服しよう
● HSPは克服可能なのか?
● HSPになってしまった背景
HSPとACの関連について

■HSPにはタイプがある
●HSPとHSS型HSPの違い
●先天性と後天性

■HSPが社会でうまくやっていくために
●HSPが家族に理解される方法
●HSPが社会で理解されるために

■カウンセラーがHSP関連本を10冊読んでレビューしてみた

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