HSPとアダルトチルドレンの違い
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![HSPとアダルトチルドレンの違い](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/3244412_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
HSPとアダルトチルドレンの違い
AC克服カウンセリングをしていると、
とても多くの方(とくに女性が多い)が
「HSPじゃないかと悩んでいます」
とおっしゃる方が多いです。
以前「HSPを疑う前に」という記事を書いて以来、
「HSPじゃないかと悩んでいます」
とおっしゃる方が増えました。
![](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/04/b344a1fbb0be48136cf66867b5562ee1_s.jpg?fit=640%2C427&ssl=1)
今日はHSPとACの違いについてお話ししたいと思います。
HSPとACの違い
「HSPを疑う前に」にも書きましたが
HSP(Highly Sensiteve Person)と
AC(Adult Children)はとても似ています。
ですので、AC克服カウンセリングの手法が
HSPで悩まれている方にも成果が出やすい
と考えています。
ただ、どちらかというと、HSPよりも
AC(アダルトチルドレン)の方がより
悩みの幅が広めで、さらに大きな範囲での
問題克服のレパートリーが必要だと感じます。
イメージ的にはこんな感じ。
ほんの一部の例外を除いて、ACの中にHSPがすっぽり入ってしまっている感じ、なのです。
ACではあるが、HSPではない部分
アダルトチルドレンではあるけれど、HSP的な気質とは
少し異なるかな、という点があるとすれば
- ヒーロー的体質のAC
- 感情をほとんど感じないタイプのAC
ぐらいです。
ヒーロー的体質のACは
![ヒーロー的体質のACは](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/4036309_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
ヒーロー的体質のACは
- 自分が家族を支えるんだ
- 自分がいないとうまくいかない
- まわりはアテにならない。自分が全部解決してやらないと
という風に考えるタイプ、とも言えます。
あまり周囲の音や刺激にいちいち反応していられず、
感受性を感じるよりも、ちゃっちゃと行動して
問題解決していかないと、家が大変なことになる、
という経験を多く積んだ「ヒーロータイプ」は
あまり刺激に対して感じることが少なく、
感受性も(HSP体質の人と比べて)高くない、と言えます。
感情をほとんど感じないタイプのACは
![感情をほとんど感じないタイプのACは](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/450274_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
感情をほとんど感じないタイプのACは
また、養育者による過干渉な状態や、
干渉がほとんどない(ネグレクトのような)状態で
育った人は、あまり感情を感じることが人よりも
少ないことが多く、こういった場合はHSP的な気質を
持っている人は少ないと言えます。
つまり、生まれ育ってきた環境(背景)が
周囲に敏感でないと生きることが難しい状態だと
HSP(Highly Sensiteve Person)やACになりやすく、
周囲に敏感であることを他者が代行してくれたり
敏感でいることなどが許されない状況だと
HSPの特徴を持たないACになりやすい
という風に考えられるのです。
ここから言える3つのこと
この点から、
- HSPは先天的なものと環境による後天的なものがある
- 後天的なHSPは幼少期に「安心・安全が満たされにくい状態だった」
- HSPもACも「今の環境はもう安心・安全である」と納得することができれば、問題は徐々に克服できる
と考えていくことができます。
ご自身が
「HSPかも知れない」と悩まれていて、しかも
「安心・安全が満たされにくい環境だった」という点に
少しでも心当たりがあるようでしたら、
カウンセリングによって
「今はもう安心・安全だ」
「安心・安全は今や自分自身で確保することができる」
と考えられるようになれれば、HSP的な問題は
少しずつ落ち着いて行く可能性が高まります。
幼少期の「安心・安全が満たされにくい環境」とは
幼少期の「安心・安全が満たされにくい環境」ってどういうこと?
ウチは決して仲は良くないかも知れないけど、フツーの家庭だと思うんだけど…
と思われるかも、ですよね。
ここでは実際にカウンセリングでお話を伺った中で
いくつかの共通のパターンがありましたのでその中から
「幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン」
「大人になって出てくる感覚や嗜好性」
を紹介していきます。
幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン
![幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/594590_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
幼少期に安心・安全が確保されにくかったパターン
- 親が仲が悪い(または嫁姑問題があった、等)
- 常に家族の誰かに気を遣って生きてきた
- 場合によっては虐待等があった
- 暴力は無かったが、常に困った顔をした家族がそばにいた
- 親を悲しませないよう、泣かせないよう頑張った時期があった
- いじめにあったことがある
- いじめられないか、次は自分がハブられないか等、ずっと注意していた
- 他人と合わせていないと危険だと思っていた
- コミュニケーション=他人と合わせること
- 自分の意見を言う=わがまま、他人に迷惑をかける、人としてダメな証拠
大人になって出てくる感覚や嗜好性
![大人になって出てくる感覚や嗜好性](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/1689463_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
大人になって出てくる感覚や嗜好性
- 周囲の人が自分を「どう思っているか」が異様に気になる
- 音が気になる。外から入ってくる音を(できる限り)遮断したい
- 多少高額であっても「ノイズキャンセリングヘッドホン」等は自分には必要だと感じる
- 普通に暮らしていても「安心できる場所」は少ないと感じる
- 多数の人が話していたり、様々な感情がぶつかり合っているような環境は苦手
- 集中できない(むしろなにかに集中し、没頭していることが危険だと感じる)
- 誰かの咳払いや鼻をすする音などが異様に気になる
- 抑うつ傾向(意欲が湧かず、動くのがイヤな傾向)がある
- 強い興味や情熱を感じにくい。感じたとしても続かない
- 昨今の新型コロナウイルスへの問題が異様に怖い。感染する恐怖を常に感じている
このような状況がいくつか重なることで
(後天的な)HSPになっていく可能性が
非常に高まってきます。
HSPとうまく付き合っていくカウンセリング
HSP(Highly Sensiteve Person)を憎み、嫌がっている限りは
問題が軽減していくことはありません。
HSP特有の強み、例えば
- 人の気持ち(機微)を読み取りやすい
- 小さな変化に気づきやすい、見落としにくい
- 勤勉・真面目な傾向
- ひとりでコツコツやる作業(在宅ワーク等)も苦ではない
- 小さな改善工夫をあきらめずにこなす力がある
これらの強みや特徴をうまく活かすことで
その力を求められる場所で活躍していくことが
できていくのです。
私たちAC克服カウンセラーは、HSPのお悩みを
しっかりと受け止め、ひとりぼっちで抱えておられる
悲しみを少しでも開放できるよう、常に努力と改善を
行っています。
この記事を書いているタイミング(5月13日)では
まもなく規制が解除となり、再び通勤スタイルが
復活していくような感じになってきています。
むしろHSPを自認・自覚されている方にとっては
むしろ「また社会に戻っていく方が億劫」な
環境になる場合も少なくないはず。
いわば、子どものころに経験していた
「夏休みが終わってまた学校に行かなければならない焦り」
のようなものを感じておられるかも知れません。
そういう不安を抱えておられる方がいたら
今のタイミングでカウンセリングを検討するのも
いいかも知れません。
HSP特有の悩みを、
あなた独自の強みに変えるために。
あなたの力にならせてくださいね。