「ありがとう」と「おいしい」

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「ありがとう」と「おいしい」。

 

最近、夫婦カウンセリングや親子カウンセリングを行うことが多いです。

 

(あ、ちなみに

「夫婦でもカウンセリング受けられるんですか?」

「え?料金も1人分で大丈夫だったの(×人数分じゃなかったの)?」

「守秘義務を守って欲しい相談事は守ってくれるんだ…」

とよく言われます。

宣伝不足というか圧倒的に説明が足りないのを痛感しています。。。m(_ _)m)

 

で。今日はお詫びの記事じゃなくて。。。

 

夫婦や親子がこじれてるときのご家庭が「失ってしまっているもの」のお話です。

 

夫婦や親子がこじれてるときに「なくなってるもの」とは→【感謝】と【あいさつ】

 

関係性がこじれてるときに、失ってしまっているもの。

これはずばり。感謝と挨拶です。

 

「ありがとう」

って言葉。

 

いつぐらいから言えていませんか?

 

「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」「おいしいね」「ごちそうさま」

 

はどうでしょう?

 

もし言えてるなら。

 

一日に何回くらい言えてますか?

相手の顔や目を見て言えてますか?

 

それももし言えてるとしたら。

 

あなたが積極的にしているあいさつを。

相手にも返すよう期待している空気は出ていないでしょうか?

 

 

これらの質問をしたときに、多くの方が目を逸らされます。

 

あいさつを言わなくなったのはいつからだろう…

 

あいさつを言わなくなったのはいつからでしょう?

そして。

あいさつを言わなくなったのはどうしてでしょう?

 

ご夫婦。親子それぞれに、さまざまな背景や事情があるとは思います。

 

「自分がやってあげたことにいちいち不満げな態度を取り続けた」

「こちらは感謝してるのに、一切返してくれない」

「私がするのは当たり前。向こうがちょっとやっただけで恩着せがましい態度」

 

こういう雰囲気が何度か積み重なっていくうちに

「いつの間にかお互いがあいさつを言わなくなってしまった」

という状況に陥ってしまっているご家庭が意外と多いのです。

 

(中には、相手があまりにも過干渉すぎて、挨拶の言葉の向こうに「詮索」や「罪悪感コントロール」的な雰囲気を感じ、干渉を拒否してるうちに挨拶がなくなった、というご夫婦もおられます)

 

 

挨拶や感謝は「相手を変えるためのもの」ではない

夫婦カウンセリングや親子カウンセリングをしていると、よく感じるのが

「相手に変わってほしい」

という思いが捨てきれず、なかなか脱却できない方が多いこと。

 

いつの間にか挨拶や感謝が、なにか別のものに変わってしまって、夫婦仲や親子関係が悪化することが多いのです。

 

ここで、挨拶や感謝というものに対して、誤った考え方をしてないか、いくつか例を挙げてみます。

 

【良くない挨拶や感謝の例】

  1. 相手に返報を要求する
  2. 相手の反応で自分の幸せを推し量る
  3. 相手からするもので、自分からするものではない
  4. ○○をするのは当たり前で、挨拶や感謝などする必要はない
  5. 自分は○○をしてるのだから、それで伝わってるはず

 

こういうのがあまりよくない挨拶や感謝の解釈だと思っています。

カンタンに説明していきますね。

 

相手に返報を要求する

挨拶や感謝は、自発的に行うものです。

 

相手の反応がなければ

「?聞こえなかったのかな?」と思ってもう一度くらい言い直すのはいいとして

 

返事があるまでやっきになって言ったり、

怒鳴りつけるように相手の返事を要求するのは、

自発的に行うものだということと照らし合わせると、変な行動ですよね。

 

もちろん、なぜ返事がないのかについて、一切話し合うな、我慢しろというのは違います。

でも、相手がなぜ返事できなくなったのか、ということについては、

焦らず、騒がず。少し落ち着いて考えてみるのも大切。

 

相手にだって何か理由があるのかもしれません。

 

その場で声を荒げたり、すぐに問題にするのではなく、一呼吸置いてから改めて話し合うようにしましょう。

 

相手の反応で自分の幸せを推し量る

 

相手が返事するかどうかは「相手の領域」である。

というのが心理学的な見解になります。

 

つまり、相手に返事を期待する、というのは「相手の領域」に入り込んでいるということになるので、本来はあまり良くない行為ということになります。

 

ましてやそこで、自分の幸せを推し量ろうというのは筋違いな対応です。

 

カウンセリングをしていても、この「他人の領域」という考えはなかなか受け入れられにくい考えではありますが、

相手の反応は相手のものである

ということを理解することで、

相手の反応次第で自分の幸せが上がったり下がったりする

という状況から離れることが可能になります。

 

相手からするもので、自分からするものではない

 

ここまで読んで

「ほらな~。オマエの対応はいちいちしつこいんだよ」

なんて、勝ち気になってらっしゃる方もおられるかもしれませんが…(*^^*)

 

でも、もしかしたらそういう方は

「挨拶は向こう(相手)からするものだ」
「自分がわざわざ先に言うなどおかしい」
「自分からすべきものではない」

などと思ってらっしゃるかも、ですね。

 

でも、そういう感覚も少し違うのでは?と思うのです。

 

本来感謝は、自発的に(自らが発する)行うことであり、

向こうが先だ、こっちは後だ

という感覚で考えるものではありません。

 

○○をするのは当たり前で、挨拶や感謝などする必要はない

 

「家事や育児は妻の仕事。そんなのは当たり前だ。なぜいちいち感謝しなきゃならんのだ」

「自分の家では父が母に対して感謝してる姿など見たことはない。自分にそんなことをする気はない」

 

と言われる方も少なからずおられます(本当なんです)。

 

そのくせ、自分が仕事から帰ってくると、

仕事を頑張ってくれたこと、お給料をもって帰ってくれたこと、家族を想ってくれていることに感謝しろ、とばかりな態度を取っておられる方もおられるようです。

 

そういう方は、このご家庭の中で「まず挨拶や感謝を途絶えさせたのは誰か」を、何度も問い直して見る必要があるかもしれません。

 

自分は○○をしてるのだから、それで伝わってるはず

 

「自分はこれをしてやってるんだから(いちいち感謝などしなくても)伝わってるはず」

と思い込んでいる方もおられます。

 

あくまで(血のつながりがある、ないに関わらず)、自分以外の存在と一つの場所で暮らしているということは

「言葉にして伝えないと伝わらない」

ということを深く理解して欲しいのです。

 

 

冷めきった夫婦仲や親子関係を修復する方法

 

冷めきった夫婦仲や親子関係を修復するのに、もっともカンタンで、効果的で、しかも無料でできるのは、

 

「ありがとう」

「いただきます」

「おいしいね」

「ごちそうさま」

「おやすみ」

「おはよう」

「ただいま」

「いってらっしゃい」

「おかえり」

 

を、しっかり自分から伝えること。

 

挨拶と感謝を、

自発的

相手の反応に左右されずに

伝え始めることです。

 

やったからって、すぐに変わるワケではありません

やったからって、すぐに変化が起こるワケでもありません。

でも、やらなければ、今までと何も変わらない。それだけは確実です。

 

もちろん、とんでもないDVやパワハラ、モラハラに苦しみながら、自発的に感謝しましょうなどと言ってるワケではありません。

どうしようもないときは、すぐにその場から離れて、信用おけるカウンセラーに相談してください。

 

 

1回やって変わるワケはない。100回やって変わらないワケもない

 

コレを書いている吉野自身。

夫婦仲がうまくいかず、家族とも口をきかない時期がありました。

 

「なんであんな冷たい態度を取ってる相手にオレから挨拶しなきゃならないんだ」

「オレはこんなに頑張ってる。なのに一切認めずにあんな態度を取るのはおかしいだろう!」

 

ずっとこう思ってました。

 

でもね。

よくよく考えてみたら。

 

【自分も自発的に挨拶や感謝をしなくなっていた毎日を過ごしてた】のです。

 

心理やってる自分がこのままでどうする!

 

自分こそ、自発的に感謝も挨拶もしてこなかったことに気づいたときから。

 

挨拶や感謝を。

言うようにしたのです。

 

そしたら。

びっくりしました。

 

いきなり家族の反応が変わった… なんてことは起こるワケはないけれど。

 

もっと他のことにびっくりしたのです。

 

あいさつも感謝もできなくなってしまっていた自分

挨拶しよう、感謝の言葉を言おう…。

言おう言おうと思いながら、言葉が出てこない。。。

 

そんな事態になってた自分自身に気づきます。

ある日ー。 何度もトライして、やっと

 

「これ、おいしいね」

と言ったら。

 

「それはお惣菜屋で買ってきたやつ。 ご・め・ん・ね! それ以外おいしくなくて!」

と言われる始末。

 

やってもやっても空回りの日々でした。

 

少しずつ変化が。

 

それでも。今まで自分が言ってこなかった日々を埋めるつもりで

 

「ありがとう」

「いただきます」

「おいしいね」

「ごちそうさま」

「おやすみ」

「おはよう」

「ただいま」

「いってらっしゃい」

「おかえり」

 

を毎日言い続けました。

 

そしたら。

2ヶ月も経たないうちに。

 

普通に話す夫婦関係に戻っていたのです。

 

「ありがとう」の反対語は?

夫婦カウンセリングや親子カウンセリングに来られた方に

「ありがとうの反対語ってご存知ですか?」

とよくお伺いすることがあります。

 

ありがとう、は「有難う」と書きます。

つまり、有ることが難しい。つまり「奇跡」を意味してるのです。

 

海外の方は、日本語の「ありがとう」の意味が「奇跡に感謝している」ということを知り

「日本の「ありがとう」は世界で一番美しい言葉だ」

と言ってくださる、とのことだそうです。

 

私たちは、身近な家族に対して、この「奇跡に感謝する姿勢」を失ってしまいがち。

 

交際を承諾してくれたとき。

初めての経験を二人で過ごしたとき。

結婚の約束ができたとき。

赤ちゃんがこの世に現れてきてくれた日の朝。

 

あなたはきっと空を見上げて、自らの身に起こった奇跡に感謝したはずなのです。

 

それが、いつの間にか

 

オマエがコレをするのは当たり前

あなたがコレをしてくれるのが当然なのにおかしい

子どもは勉強するのが当たり前

いい大学へ行っていい就職先に入るのが当然

 

となってしまっているー。

 

つまり。

ありがとうが奇跡でもなんでもなくなって

当たり前(当然)となってしまった日から。

 

感謝のココロも言葉も湧かなくなってしまったのではないでしょうか?

 

「ありがとう」の反対語は「当たり前(当然)」

 

「ありがとう」の反対語は「当たり前(当然)」という言葉です。

今あなたは、相手に対して「ありがとう」で接していますか?それともー。

 

あなたが変われば世界が変わります

あなたが変われば、世界も変わります。

よく「鏡の法則って言いますもんね」と言われます。

その通りなんです。

 

でも。多くの方が、わかっていてもできない。

そういうものだと、私もよく承知しています。

 

だからこそのカウンセリングなのです。

夫婦問題や親子問題。

不登校や家庭不和の問題など。

どこかに何かの引き金(トリガー)が隠れているのです。

 

当事者同士ではどうにもならなくなった問題をやさしく解きほぐして、問題解決に導くためのカウンセリングを、ご検討いただくのも大切な選択肢の一つだとお考えくだい。

 

双方の立場に立って、客観的な視点から、問題解決を共に行っていきます。

 

【参考ページ】:株式会社ジャンプアップの京都のサイトへ飛びます

夫婦カウンセリング(京都・大阪)

 

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