心療内科とカウンセリングは併用した方がいい?
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実際にAC克服カウンセリングに来られている方の中で
一部の方がご相談くださるのが
「心療内科(または精神科)に行くか(AC克服)カウンセリングを受けるかで悩んでた」
「現在心療内科(精神科)に通院中で、カウンセリングと併用してもいいのか気になってた」
「精神科のドクターに(カウンセリングを受けていること・受けようとしていることを)相談してもいいでしょうか」
というもの。
「心理カウンセリングを受けると言ったら(ドクターを信用していないみたいで)気分を悪くされないでしょうか?」
という質問を受けたことも過去に何度かありました。
結論から言います。
是非、精神科での治療と心理カウンセリングを同時に受けてください
私自身多くの方をカウンセリングしてきて
(精神科や心療内科への通院が必要とされている方は)
心理カウンセリングを併用することで、大きな改善をされる方が多いのです。
それにははっきりした理由があるので、今日は
「なぜ精神科や心療内科の受診と心理カウンセリングを併用すれば効果が上がるのか」
「心療内科受診と心理カウンセリング併用の注意点」
「心療内科が推薦する(もしくは同病院内に所属している)心理カウンセラーとAC克服カウンセリングの違い」
についてお伝えします。
この記事を読めば、
- 心理カウンセリングと病院とをうまく併用する方法が理解でき
- どういう風にドクターに伝えれば良いか
がわかるはず。
そして何よりも、この記事を読むことで
「あなたが今直面している問題がより早期に解決する可能性が高まる」
ということになります。
では進めていきましょう。
精神科と心療内科の違いって?
その前に。あなたは「精神科」と「心療内科」の違いをご存知でしたでしょうか?
私は「心療内科」よりも「精神科」の受診をお勧めしています。
その理由についてまずは説明していきます。
「精神科」と「心療内科」の違い
「精神科と心療内科って違うの?」
「精神科って何か本当にハードな状態の人が行くと思ってたから敷居が高くて」
と言われることが多いのですが、結論からいうと
「精神科を受けることをお勧めします」
それはどうしてか?を説明していきます。
精神科と心療内科の違いは
「精神問題のプロ」と「内科的な心のプロ」の違い
精神科と心療内科の違いは「精神問題のプロ」と「内科的な心のプロ」の違いです。
もう少し詳しくいうと
精神科…精神に関する病を扱えるお医者さん。
もちろん心療内科的なアプローチも可能で「○○精神科・心療内科」と併記して看板を出しているところもある
心療内科…心のストレスが原因と思われる「内科的な不調」を扱う。
内科や小児科、循環器科のお医者さんが「心療内科」の看板を揚げることが可能で、心の専門医ではない場合が多い
という違いです。
精神科の方がオススメな理由=「よりメンタルに詳しいから」
精神科のお医者さんの方が、メンタル全般に精通しています。
なので
「ん〜(こういう傾向だと思うからとりあえず)お薬出しておきますね」
的な対応は少なくなる可能性が高いです。
心療内科の場合、もともとは「内科」が診れるお医者さんが看板を掲げている場合があります。
看板を揚げた理由はそれぞれ違いますが、
「昨今心療内科の治療を求めて患者さんが急増している」
という背景や
「少子化で小児科だけでは苦しい」
などの背景もあるのかも知れません。
決して心療内科を悪くいうつもりはないのですが、
もしも「より適切な診察・診断」を求め、
治療計画をしっかり立ててもらいたいならば、
まずは「精神科(兼心療内科なら可)」を探されることをお勧めしたいです。
こういう話はなかなかオープンにされないことではありますが、実際カウンセリングを受けにこられて
「ドクターが目も合わせてくれなかった」
「前回出した薬が効いたかどうかしか聞かれなかった」
というご相談を受けるのは、どちらの「科」の方が多いかというと…。(あとはお察しください)
で本題。
カウンセリングと精神科の通院は同時にして大丈夫か?
最初にも書いた通り、是非同時に併用して欲しいと思っています。
理由は
- 精神科のお医者さんは現状にあった投薬治療や病状の詳しい検査をしてくれる
- カウンセリングでは心理療法を行い、問題点の発見と解決、支援が可能
この2つが一緒になる(タッグを組む)ことで、問題克服のスピードが加速する可能性が高まるからです。
投薬治療のみでは
- 生きてきた背景
- どのような思い込みが出来上がってしまったか
等について解決することは難しいかも知れませんし、また、1人の患者さん(クライアント)に90分も時間を割くことも不可能であることが多いです。
また、
心理カウンセリングのみでは
- ドーパミンやセロトニンの増加を促すことは難しく
- 病名をつけたりすることもできず、的確な(医学的・薬学的)治療ができない
という、双方ができることできないことをしっかり補完しあって、問題解決を行って行く必要があると考えます。
心療内科が推薦する心理カウンセラーとAC克服カウンセリングの違い
心療内科が推薦する(もしくは同病院内に所属している)心理カウンセラーと、AC克服カウンセリングの違いは何か?
それは
「踏み込んだワークをするかしないか」
の違いです。
最近はかなり改善されてきたとはいえ、
病院に所属している臨床心理士や心療内科医による
カウンセリングは、実のところ
あまり踏み入ったところまでは介入しません。
これは未だに、日本のカウンセリングは
「ロジャース法」というものに縛られていて
「カウンセラーはただクライアントの話を聞くのみ」
「今ここで起こっている問題や、相談された内容のみにフォーカスし、認知のゆがみに本人が気づくまで待つ」
という方法以外をやることが(暗黙のルールとして)禁じられていることが多いからです。
AC克服カウンセリングが行っているような
- ご相談者の背景に潜む問題の根っこにアクセスし
- ご相談者は何も悪くなかったことを客観的に説明しながら
- 問題を克服していくための多くのワークを使い分けていき
- 問題克服まで取り組んでいく
という、奥深くまでの介入は基本行われないと思った方が間違いありません。
(心療内科が勧めるカウンセラーに話を聞いてもらった後でAC克服カウンセリングに来られた方の多くが上記のようなことを異口同音におっしゃられていることから、恐らくほとんどが上記のような状態のようです。もちろんそうでないところもあるとは思いますが、ごく少数だと思われます)
もちろん、話を聞いてもらっただけで
問題解決される方もおられると思います。
ですが、精神科でしっかり投薬治療を行いながら
問題の根っこを書きかえるカウンセリングを
ご希望になる場合は、アダルトチルドレン克服に特化した
カウンセリングをご利用になることも考えてみることをお勧めします。
【今日のまとめ】
心療内科・精神科とカウンセリングを併用した方がいい理由は
お医者さんは薬を出し、その薬の効果で
- 脳内に不足している物質(セロトニンやドーパミンなど)を多くさせたり
- もともとあるセロトニンやドーパミンを効率的に受け取れるようにしたり
- 良く眠れるようにして、オーバーヒートしそうになっている脳を鎮めたり
という成果を狙います。
カウンセラーはお薬を処方することはできませんが、
ご相談者に「言葉」を使ってじっくり対話していくことで
- 脳内を支配している否定的な思考を無効化していく言葉を伝えたり
- もともとある良い点を引き出してさらに効率的に伸ばすようにしたり
- 自分は悪くなかったんだ」と気づくことで安心感が高まったり
という成果が狙えるのです。
「カウンセリングが先か精神科が先か」と悩まれている場合は
「迷わず両方に行きましょう」というのが正解になります。
ただ、
「いきなり病院に行くのは敷居が高い」
「できれば病名はつけられたくない」
「薬などは極力飲まずに直したい」
という場合は、まず心理カウンセリングをお受けになることをお勧めします。
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