【引きこもり相談】子が暴れて困っている場合:2
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■今までは
「引きこもり(不登校)になったのは
自分が弱くてダメな人間だからなんだ」
「あのいじめのせいで私は学校へ行けなくなったんだ」
と思い込んでいた人が
■ネット等の情報で
「実はあなたが悪かった訳ではない」
「あなたは自分が好きではないことにも、ずっと耐えて対応しようとしてきた人」
「抑圧的でコントロールが強かったご家庭に育つと引きこもりのリスクが高まる」
ことを知ると
■場合によっては
- 親に対して攻撃的になる
- 親に謝らせようと迫る
- 親の責任を追求し始める
ということも起こりがちです。
■親御さんにとっては
「これでいいと信じてきた」
「自分も同じようにされてきた」と
何の疑問も持たずにやってきたことを
- 責められ
- 謝らせられ
- 責任を取らされる
などという
「理解し難い状況」に追い込まれて
混乱されている親御さんもおられるかも
知れません。
■今回は
お子さんが攻撃的になってきて
一体どうすればいいかわからないという
親御さんのために。
少しでもお役に立てる情報を、と思っています。
【関連記事】
子どもが暴れているときのカウンセリング② ←今ココ
子どもが暴れているとき、親が受けるカウンセリングとは
■お子さんが暴れている。
あんなに優しくて従順で、おとなしかった
あの子がなぜ…?
このようなご相談をよく伺います。
■なぜお子さんが優しく従順だったのか?
それはほとんどの場合が
- 親がそう望んだから
ということになります。
■「あの子は子どもの頃は従順でおとなしかった」
と言われる場合、その多くは
「従順を望む親の希望に適応させられた」
という背景があるのではないか、と感じます。
■「子どもの頃は従順だった」という
お子さんから話を聴くと、
親御さんの多くが
- 子どもの失敗を嫌がり
- 自分の目の届かない範囲に行くのを嫌がり
- 自分が想定していないチャレンジを嫌がり
- 親が知らないことに興味を持つのを嫌がり
- 汚す・壊す・散らかす等の修復に手間がかかることを嫌がり
- 問題行動を起こせば「悪い子」そうじゃなければ「良い子」と言い過ぎた
という風に育てた、という状況のようです。
■それの何が問題なのか?と思われる方も
おられるかも、ですが、
親の想定範囲内におとなしく従い続けた子は
自分の判断でチャレンジすることが難しくなっていき
自己判断を強いられる青年期〜大人になっていくと
どんどんつらさが増していく場合もあるのです。
■今まで従順に従って生きてきた。
それでうまくいかなかったのに、さらに
親からのコントロールを感じてしまうと
子はときに「暴れる」ことでしか
気持ちの表現ができなくなっていきます。
■今まで何度も書いて来ていますが
問題なのは「暴れてる子ども」…ではありません。
■本当の問題は、
「無意識的に子にコントロールしてきた」親のあり方
なのです。
■なので私は、お子さんが暴れてしまうような
状況になったときには、(お子さんにではなく)
敢えて親御さんにカウンセリングをお受けいただきたいと
考えているのです。
家の中をコントロールのない世界にする
■引きこもりや不登校を生み出して
しまったご家庭の親御さんは
(意図せず無意識に)
子どもをコントロールしはじめる
場合があります。
■それは
- 不安だから
- 失敗させたくないから
- 遠回りさせたくないから
- 無駄な経験をさせたくないから
- 最短距離で成功して欲しいから
- 他人に笑われないために
- 恥をかかないために
などの理由があるからです。
■お気持ちはすごくわかるのですが
本来これらのことは
「子どものうちに敢えて体験」
しておかないと、
「大人になってからはできない経験」
も多く含まれる訳です。
■でも親はそれでも
- 不安だから
- 失敗させたくないから
- 遠回りさせたくないから
- 無駄な経験をさせたくないから
- 最短距離で成功して欲しいから
- 他人に笑われないために
- 恥をかかないために
と、子どもを無意識にコントロール
してしまいます。
■でもその想いがときとして
「失敗が怖い」
「失敗ができない」
「世の中は自分のことを攻撃するとしか感じられない」
という(そうなっては欲しくなかった)結末へと
真っ直ぐに突き進んでしまうのです。
コントロールする親は表現が大袈裟になる
■コントロールする親は表現が
「おおげさ」になります。
ですが本人やそのご家族は
その「大袈裟さ」に気づかずに
大概スルーされます。
■ただ。
その(大人だったらある程度は
値引いて聞き流すことができる)
「大袈裟な表現」を。
子どもは真に受けてしまうことが多いのです。
「大げさな表現」って?
■今までカウンセリングしてきた中で
「ああ。大げさだな」と感じた
表現をいくつか書いてみます。
- これに失敗すると「大変なことになる」
- そんなことしてると「みんなに笑われる」
- そんなバカな考えをしてるのは「世界中でお前だけ」だ
- あなたと一緒にいると「気が狂いそう」だ
- オマエがくだらないことを言うから「病気になりそう」だ
- オマエと一緒にいたら「命がいくつあっても足りない」
- オマエの考えは「社会では一切通用しない」
- そのままでいると「人生の落伍者になる」ぞ
- もうダメだ。「何もかも終わり」だ
- ◯◯なんかに行ったら「ぐちゃぐちゃにされる」
(◯◯=心療内科・カウンセリング等) - 薬を飲んでしまったら「もう終わり」だ
- みんながオマエの一挙手一投足を「ずっと見てる」んだぞ
- 「人生はつらいことばかり」なんだ
- 「みんなつらいのを必死に耐えてなんとか生きてる」んだ
- コンビニやファストフードの食べ物は「毒」だ
■↑こういうことをずっとず〜っと
幼い頃から微に入り細に入り言われ続けた子は、
社会そのものを恐れるようになってしまいます。
■失敗させないように、道を誤らないようにと
無意識に「大げさ」な表現を使って
コントロールし続けてきた結果が、
- 引きこもり
- 不登校
を誘発してしまい、果ては
- 8050(はちまるごまる)問題
へと発展してしまうのですから
皮肉だとしか言いようがありません。
ウチはそんな「大げさ」な表現なんかしていない
■「いやぁ。先生。
ウチはそんな大げさな言い方なんて
「ただの一度だって」
言ったことはありませんよ」
と、
ご本人が何を言っているのかに
気付こうともされない親御さんも
いらっしゃいます。
■「昔のように家族みんなで
一緒にご飯を食べる関係に戻りたい」
とご主人が言ったその横で、奥さんが
「あなたいつも1人で食べるじゃないの。
家族と一緒にご飯食べようとしたこと
なんてなかったじゃない」
と指摘されて、やっと私も
「そういう状況だったんですね」
と気づく、ということもあります。
無意識のコントロールが発生していた親御さんへのカウンセリング
■無意識のコントロールが発生している
親御さんには
- コントロールにはどんな種類があるのか
- 何がコントロールになっていたのか
- 具体的に家でどんなことが起こっていたのか
- コントロールに気づく方法
- コントロールを止めていく方法
- 開き直ったり言い訳する深層心理を理解
- 安心・安全な家庭の再構築
これらのことを
じっくり、時間をかけて、辛抱強く
お伝えし続けて行く必要があります。
■決して親御さんを否定したい訳ではありません。
親御さんのお話を詳しく伺っていくうちに
その親御さんご自身も、幼少期に
ハードな思いをされてきたことも多く
「誰かをコントロールしていないと危険」
という環境下で生きてきた、という
背景が見えてくることもあるからです。
■誰が正しくて、誰が間違っているかを
論じるような場ではありません。
ただ。
ご家族をもう一度やり直すために。
前に進むための効果的な手段の1つとして
カウンセリングを受けられることもお勧めしたいのです。
■多くの方が
「いつまでも悩んでないで早く来れば良かった」
とおっしゃいます。
■引きこもりや不登校の問題に悩まれる
ご家族が少しでも減っていくことを心から
願っています。
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