それ、教育虐待では?【引きこもり問題】
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それ、教育虐待では?【引きこもり問題】
■教育虐待という言葉をご存知でしょうか?
■厚生労働省の虐待の定義には
ない言葉なのですが、
■お子さんに対して
- 良い成績を取れ
- 良い学校や会社に合格しろ
- 無能であるな
という逆らえない命令を出し続け
生きづらい状況に追い込んでしまう
というのが、教育虐待です。
■教育虐待を受けた子は、親の望む
学校や就職先に合格できたとしても
その環境に打ち解けることができず
結果、どうしようもなくなってしまいます。
■引きこもりや不登校の問題の
(ひょっとしたら)大部分を占める
可能性が高い
【教育虐待】について、
今日は考えてみたいと思っています。
※今回シリーズとしてかなり長くなっていますが
- 引きこもりや不登校で困っている親御さんや
- お子さんから「毒親だ」と言われた親御さんは
一度すべての記事に目を通されることをお勧めします。
【関連記事】
引きこもりの原因は教育虐待? ←今ココ
教育虐待とは

教育虐待とは
■教育虐待とは。
- 親が子どもに教育を強いること
- 習い事や塾など、本人が希望しないものに通わせること
- 習い事や塾を嫌がっても辞めさせない
- 満点なら「当たり前」、1点でも足りないと「数時間の説教」や「正座」などの罰を与える
- 点数が悪いとペナルティを課す(お小遣いやお年玉の没収、食事を与えない、暴力を振るう、教科書や参考書を捨てたり破いたりする等)
- 親があらかじめ進学する学校を指定し「国公立以外は許さん」「関関同立以外は大学じゃない」などと言う
- 「国公立以外は学費を出さない」などと言う
- 子ども部屋のドアを閉めさせない(常に監視できる状態)
などの状態が、長期間繰り返される状態を指します。
■虐待の定義を行っている厚生労働省では
採用されている言葉ではありません(※)が
■実際のカウンセリング現場では、
教育虐待としか思えないような行為が
繰り返されている実情があります。
※【虐待について】厚労省の定義
- 身体的虐待
- 心理的虐待
- 性的虐待
- ネグレクト
の4種類、と定義されています。
また、高齢者への虐待(老人虐待)として
- 経済的虐待
も挙げられていて、これを含めると
虐待は5つに分類される、と考えられています。
教育虐待は子どもの意欲と個性を奪う行為

教育虐待は子どもの意欲と個性を奪う行為
■教育虐待は、子どもの意欲と個性を
奪ってしまう行為である、と言えます。
■そもそも勉強は、
わからなかったことがわかっていく過程で
「楽しい」と感じ「興味が湧く」ことで
向学心が育っていく、というもの。
■これを親がサポートしながら
【学習に対する意欲と楽しさ】を
育んでいくものであるはず。
■なのにそこに
- 叱りつけ、怒鳴りつけ
- ペナルティを与え
- 嫌がること、休むことを許さず
- 感情を奪い去っていく
ような扱い方をしてしまう、
などということが許される訳はありません。
■教育虐待を受け、学びに対する
意欲や個性を失ってしまった子は
なにかひとつでも心が折れる経験があると
取り返しがつかないほど落ち込んでしまう
(つまり引きこもってしまう)確立が高まります。
■一体親は子に何をしたいのでしょうか?
感情を失ってでも、結果を出し続ける
マシーンを作り上げたいのでしょうか?
教育虐待する親の特徴
■カウンセリングをしていくうちに
教育虐待をする親の特徴がいくつか見えて
きました。
■教育虐待をする親の特徴とは
- 他者の評価が気になる
- 自分の尺度が少ない(無い)
- 子どものことを誰よりも「愛している」と自負
- 子どもの気持ちを誰よりも「知っている」と自負
- でも子どもの評価は他者任せ
- 権威(偉い人・先生・ジャッジする人)に従う
- 子どもの感情は2の次
- 自分の怖れからくる行動を正当化する
- 譲らない
- 子どもに罪悪感を感じさせ、コントロールする
これらの特徴があります。
■ひどい親御さんになると
- 子どもの主張は一切聞き入れず
- 文系が得意なのに理数系に進ませ
- 趣味や楽しみを一切否定し
- 受験に失敗したら「今までの学費を返せ」と迫り
- その後の就職先まで指定し
- 家から通える場所しか選ばせない
という「とんでもない親」もいます。
親との関係を断絶するケースも
■AC克服カウンセリングに来た方で
最終的に
「親との縁を切った」
という方がおられました。
■子どものことを思えばこそ、と
思ってらっしゃるかも知れません。
上記の「親との縁を切った」方も
親からはずっと
「あなたのためを思って」
と言われてきた、とおっしゃっておられました。
■でも、その
「あなたのためを思って」が
「自分(親自身)のためを思って」だった
とわかったとき。
転職を期に、親との通信を絶ち
親の想像もつかない場所に引っ越して
その後、警察や役所に、公的証明書の
閲覧制限を依頼されました。
■そういうご相談の例は、私のところだけで
月に1〜2件は寄せられています。
■それほどまでに、親からの
教育虐待に疲れ果てているお子さんが
いらっしゃるのです。
■親御さんが子どもの『成果』に
夢中になるあまり、
結果的に子どもがあなたとの縁を
断ち切ろうとするケースにまで
発展することがあります。
■「あなたは決してそんなことは
しないわよねぇ?」などと言っても
無駄です。
そんなに心配ならば、教育虐待と
思われる「あり方」を。
一刻も早く辞めていくべきでしょう。
ひょっとして教育虐待?と思ったら

ひょっとして教育虐待?と思ったら
■もしもこのページにたどり着いた
あなたが、親御さんの立場で。
「毒親だ」とか
「教育虐待だ」とか言われたのだとしたら。
今すぐカウンセリングをお受けください。
■あなたの行為を止められるのは。
あなたの行為と。
あなたの想いを。
ちゃんと理解し、受け止めてくれる存在だけ、です。
■厳しいことを書いてはいますが、
あなたの想いと苦悩を理解し。
あなたに寄り添い。
でも。正すべきは正す、という姿勢を持った
【親の立場を理解したカウンセラー】に
ご相談いただくことが大切だと感じています。
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