親はどうやって子どもをACにしていくか【まとめ】
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「アダルトチルドレン(AC)の親は、子どもをどうやってAC化していくか」シリーズのまとめ記事です。
『密室状態』と言える家庭の中で
子どもがどのような扱いを受け、
考え方のクセを染み込まされて
AC化していくか、について、
今まで書いた記事をまとめました。
「ひょっとして自分はACなんじゃないか」
と悩む方は、
ご自身が過去、このような環境で育って
きていなかったかどうかチェックしてみてください。
ACの親は子どもに「罪悪感」を感じさせる
AC(アダルトチルドレン)に悩みを感じる方の多くが
「ちょっとしたことですぐ【罪悪感】を感じる傾向」
が強いです。
それはなぜかというと、
育ってきた環境において、常に
「自分が悪い」
と思い込まされてきたから。
そして、この「自分が悪い」と
思い込まされた【時期】によって、
子どもの生きづらさの影響度が
大きく違ってくるのです。
「自分が悪い」といつから思い込まされたかによって人生が変わる
- 0歳~3歳=悪いと思わないと「死ぬかもしれない」レベル
- 3歳~6歳=悪いと思わないと「危険を感じる」レベル
- 6歳~9歳=悪いと思わないと「イヤな思いをする」レベル
詳細は
に書きましたが、自責の念を背負わされた時期が
早ければ早いほど、人生は生きづらさを増しがちになります。
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ACの親は子どもを使って幸せになろうとする
子どもは、意識的にも無意識的にも
「親が笑顔でいてくれるために尽くそう」
とします。
子どもは親が喜んでくれるから、と
- 親が叶えられなかった夢を叶えるために生きようとする
- 親のコンプレックス解消のために生きようとする
- 親を「養う」ために生きようとする
- 親を「笑顔にする」ために生きようとする
のです。
でも。これは間違っています。
本来、人生は本人のためにあるのです。
そして、こういうことに気付いた親は
- 親の望みを叶えるために生きさせることを手放し
- 自分自身のための人生を生きてもらうことを決意し
- 親が勝手に望んだ「使命」や「宿命」から開放すべき
なのです。
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ACの親は「感情は恥だ」と思い込ませる
「感情や欲求を表現することはみっともない」
「欲しがることはカッコ悪いこと」
と教え込む親はとても多いもの。
特に日本には
「恥」の文化
というものが存在していて、
それがときには
「おしとやかで控えめで美しい」
と思われることも確かにありますが
「自分が感情を感じるなんてみっともない」
「欲しいとか思ってしまう自分はダメな子だ」
とまで感じさせられてしまうのは
もはや行き過ぎです。
この記事では、
- どのようにして「感情は恥だ」と教え込まれるのか
- 「恥ずかしい」と思うクセの脱却方法
について語っています。
【関連記事】
ACの親は「長所」を「短所だ」と教え込む
ACを育てあげてしまう親は
子どもの「長所」を否定しがち。
- 笑顔が可愛い子なのに→「へらへらしてる」「バカっぽい」
- 理論的に考える子なのに→「理屈っぽい」「めんどくさい子」
のように、
せっかく身につけてきたその子の良さを
否定してしまいがち。
それは、下記にも出てくる
「他の子と比べて気にする」
「他人に嫌われないかを気にする」
親の「自信のなさ」ゆえの発言であることが多いのです。
子どもは
長所を正しく伸ばし続けてこそ
能力を開花させていきます。
長所なのに短所だと言ったり
短所ばかり指摘して変えさせようとしたら
子どもはまっすぐ育てなくなるのです。
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ACの親は比較する
ACを作り上げてしまう親は
「あの子と比べてあなたはダメ」
「あの子よりはまだマシ」
「ここはいいけどあそこはあの子がうまい」
「上には上がいる。それぐらいで喜ぶな」
「そんなことで調子に乗ってたらすぐに追い抜かれるぞ」
などと繰り返して
【他者と比較すること】
を埋め込み続けます。
そのように育てられた子は
- 常に他者との比較を恐れ
- 自分の落ち度を他者との比較から探し
- 自分がダメな理由を他者との比較で判断しようとする
傾向が強化されがち。
比較は「昨日までの自分」に対してするもの
本来比較は
「昨日までの自分」とするもの
なのです。
- 去年までの自分と比べてこれができるようになった
- 昨日の自分と比べて今日は「感謝の心」が足りなかったかも
- 学び始めた頃の自分より、今の自分って人生楽しめてるな…
こんな感覚で、自分を少しずつ
成長させていくために
「比較」をうまく使いこなしていくのが本当の姿なのです。
【関連記事】
ACの親は他人の目を気にする
上記の「比較」の延長なのですが
アダルトチルドレンを育て上げてしまう親は
「異様なまでに「他人の目」を気にする」
と言えます。
- どう思われるか
- どう見られるか
ばかりを気にし、子どもにも
「そんなことしてたらみんなから笑われるよ」
「みんなにバカにされたらどうするの?!」
「そんなんだから嫌われるのよ」
と伝え続けてAC化を促進させます。
この記事では
- どうしてACの親は外見・外聞を気にするのか
- 外見・外聞なんて気にしなくていい2つの理由
についてお伝えしています。
他人の目が気になって
「どう思われるか」ばかり
考えてしまう方は
是非一度お読みください。
【関連記事】
ACの親は「お金がない」を連発する
ACを育て上げた親はとかく
「お金がない」を連発します。
それは
「お金がない」と言っておけば
ワガママを言わなくて助かる
という、親にとってのメリットが
あるワケで、本当にお金がないか
どうかはわからないのです。
親が「お金がない」と言ったことが理由で
夢ややりたいことを諦める必要はありません。
【関連記事】
ACの親は人を疑うことを教える
ACの親は
「他人を信じるな」
と教え込もうとします。
理由はさまざまで
- 親自身が過去、他人を疑って痛い目にあった経験がある
- 親と他人が矛盾した意見を言ったときに「親を信じろ」と言いたいため
- そもそも親自身が他人を信じられず、子どもを「守ろう」と思いすぎてるため
いろいろ理由はあるでしょうが、
「他人を信じるな」と教わった子は
- 心を開いて交流することに抵抗を感じ
- 人を信じる、ということが苦手になり
- ものごとを斜に構えて見がちになり
- 称賛の言葉を受け取れなくなる
という世界観の中を生き抜くことに
なってしまうのです。
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ACの親は子どもにパラサイトする
アダルトチルドレンの親は
「将来は面倒を見てくれ」
と子どもに強要しがち。
でもこれはおかしいのです。
さらに。
親は子にいろいろとアドバイスをするのですが、
そのときの基準が
- 考えが偏りすぎていたり
- 何十年も前の古い価値観だったり
- イメージだけで、良く調べてもいない意見だったり
することが多いのです。
「将来はこういう仕事に就くと安心だ」
とか、ずれた古い価値観を押し付けておいて
「わしらの将来もよろしく」
などと期待してしまうのは、とんでもない考え方だと言えます。
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【まとめ】親の価値観を鵜呑みにせず、自分の生き方を共に探しましょう
いかがでしたでしょうか。
このようにACの親は子どもに
- 「罪悪感」を感じさせ
- 子どもを使って幸せになろうとし
- 「感情は恥だ」と思い込ませ
- 「長所」を「短所だ」と教え込み
- 比較し
- 他人の目を気にして
- 「お金がない」を連発し
- 人を疑うことを教え
- パラサイトしようとする
ことで、どんどん子どもが生きづらく
なっていくことに気が付かないことがあります。
何気ない言動が、子どもをアダルトチルドレン化させる可能性があります。
これは、
「1度や2度の言動で子どもがAC化する!」
と脅しているワケではありません。
日々何気なく「我が家の常識」として
伝わり続けていることが問題なのです。
今後もこのシリーズを追加していく予定です。
ひとつでも該当するようなことがあったり
お子さんが生きづらさを訴えることがあれば
まずはAC克服カウンセリングにご相談ください。
まずは一度カウンセラーとお話してみませんか?
・親との関わりで悩んでいる
・ACの問題で悩んでいて辛い
・ACを克服したいけれどどうしたらいいかわからない
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