子どもにイライラしてしまうお母さんへ
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子どもにイライラしてしまうお母さんへ
アダルトチルドレン克服カウンセリングでは、
子どもにイライラするママさんからのご相談をよく伺います。
「つい子どもを叱ってしまう」
「気づいたら子どもがおびえてしまう程、怒りが収まらなくて」
「このままだと手を上げてしまいそうで…」
そういうご相談がとても多いのです。
また、
「子どもが引きこもってしまった」
というご相談を受けたときに親御さんのお話をよく伺うと
「(今はそんなことないが)子どもの頃はよく叱ってしまった」
「周囲からも「そんなヒステリックにならないで」と言われた」
とおっしゃる方の割合が多いのです。
今回、この記事では
- なぜ母親はヒステリックに叱ってしまうのか?
- 叱っているのではなく〇〇なだけ
- つい叱ってしまうママさんへの効果的な対処法
- 克服された方の声
について紹介していきます。
つい感情的になってしまうママさんや、彼やご主人へのイライラが止まらない悩みをお持ちの方は是非最後までお読みください。
なぜ母親はヒステリックに叱ってしまうのか?

なぜ母親はヒステリックに叱ってしまうのか?
なぜママさんは、子育て中にイライラして子どもを叱ってしまうのか?
それはズバリ
「不安だから」です。
「は?意味わからん。読んで損した」などと思わずにもう少し読み進めていただければ嬉しいです。
「イライラしてつい怒ってしまうのは「不安だから」」
どういうことか説明していきますね。
叱っているのではなく「不安」なだけ
心理学的に感情の仕組みというのはある程度解明されています。
感情の仕組みとは↓
アンパンの断面図のように
- 内側の柔らかいあんこ(ホンモノの感情=不安感)がこぼれないように
- 外側のパン生地(ウソの感情=怒り)で包み込んで
- 内側のあんこ(不安感)が出ない(バレない)ようにする
という仕組みになっているのです。
こんなことが不安じゃないでしょうか?
ここまで読まれたママさんは、本当はこんなことが不安になってないでしょうか?
- 自分の子がちゃんと育たなかったらどうしよう…?
- 周りの子と比べて劣っていたらどうしよう…?
- 笑われたりバカにされたらどうしよう…?
- 「オマエの育て方が悪い」と言われたらどうしよう…?
- ダンナが私を見限って、捨てたりしないだろうか…?
- 「あそこの奥さんダメね」とウワサされたりしないだろうか…?
こういう
「どう思われるか?」「どう見られるか?」「責められたり笑われたりしないか?」
という不安感が根っこにあって、その不安感を無意識に隠してしまい、
怒りという形で子や家族にぶつけていないか?
そこに意識を向けることが大切なのです。
子育て中のママが子どもにイライラするのも
自分を大切にしないダンナにブチ切れてしまうのも
奥にあるホンモノの感情(この場合は不安感)を
自分でうまく処理しきれないまま
子どもに外側の感情(怒り)をぶつけてしまう
これが問題なのです。
さらに問題を悪化させがちなのが
本当は自分の不安感から発生した怒りの感情を【正当化】して
- これはあなたを愛しているからこそなのよ!
- あなたのことを思っているからここまで怒るのよ!
- あなたが悪いことをしたから怒ってるんだ!
というふうに
「愛」「しつけ」「オマエが悪い」
と正当化の言葉をひっつけてしまうことで、問題はどんどん複雑化していくのです。
つい叱ってしまうママさんへの効果的な対処法

つい叱ってしまうママさんへの効果的な対処法
ついお子さんや家族に対して怒りをぶつけてしまうママさんは
- この怒りは「正当なもの」なのか?
- 他人から笑われたりバカにされたりすることの不安感や恐怖感ではないのか?
これを(怒りをぶちまけたあとでも良いので)
都度自問自答することが大切です。
それさえ意識すれば今後一切怒らなくなる!…などとは言いません。
ですが、正当化して怒り続けていた自分に「内観」の時間を与えることで
少しずつ無意味な怒りをぶちまけることは減っていくのです。
克服された方の声
ここで「子どもをつい叱ってしまう」お悩みを抱えた方のカウンセリング後に
いただいたお便りを紹介します。
「奥にはあなたの不安がありませんか?」と言われたとき、最初は瞬間的に
「そんなものはない!あるはずがない!」と感じてしまったのですが、カウンセリング後にもう一度考え直したときに、確かに私には大きな不安があったことに気づきました。
私の親も私に対して「そんなことをしたら笑われる」「周りの人にどう思われるか」「恥ずかしい」「みっともない」という言葉をいっぱい浴びせてきたことを思い出し、それと同じ思いを子にぶつけていたんだなと思うと怖くなりました。
今日も有難うございました。
「不安の話」を教えてもらったとき、本当にそのとおりだと思いました。吉野さんが「本当は怖かったんだよね」と言ってくれたとき
自分でもびっくりするくらい涙が出たのが驚きでした。これからは子どもに怒りをぶつけそうになったときは
「これは自分の不安。この子には関係ない」
と言い続けようと思います。
今までのことを子どもに謝りたいです。
自分の不安や恐れを子にぶつけていたんですね。
でもそう言われてみれば本当にその通りだと納得するしかありませんでした。今は子どもと話すことも難しく、何かを言っても聞いてもらえない状況ですが、いつか落ち着いたら、改めて謝ってみようと思います。
これからもよろしくお願いします。
まとめ:怒りの感情を処理できるようになろう
つい怒ってしまう人。あなたの周りにもいらっしゃるかも知れません。
今回の話は「ヒステリックに怒り出すママさん」だけに向けた話ではありません。
他にも
- すぐ部下や後輩に怒鳴り散らす上司
- 奥さんにすぐキレるご主人
- すぐにクレームを言って店員を困らせる客
これらはすべて、
【怒ってる人は本当は不安である】
という公式が当てはまると考えて良いでしょう。
怒鳴り散らす上司は
「自分のマネジメント力不足が上層部にバレないかを恐れている」
だけの弱い人ですし、
奥さんにキレるダンナは
「自分の思い通りにならない状態が続くと、自分の今の状況が保てなくなるんじゃないか」
「いつか愛想を尽かされて、ひとりぼっちにさせられるのではないか」
に恐れているだけ。
クレームを繰り返す客は
「自分のことをないがしろにされたような気になった恐怖感」
が処理できなかっただけ
ということになります。
最初は理解できないかも知れませんが
奥にあるホンモノの感情にアクセスし、
受け止めていく気持ちを育てていきましょう。
AC克服カウンセリングでは問題解決に役立つ情報をお伝えし続けています。
もし
「子どもを叱り飛ばしてしまう」
「会社に嫌な上司がいて困ってる」
「横暴なダンナに困り果ててます」
という方は是非ご相談くださいね。
あなたからのご連絡をお待ちしています。
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