【注意】「解除ハラスメント」に巻き込まれるな!
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【注意】「解除ハラスメント」に巻き込まれるな!
「緊急事態宣言も『解除』になったんだからいいじゃん」
「気にし過ぎだよ〜。そんなんじゃ何もできないよ」
「大げさだなぁ…」
「どっちにしたって人はいつか死ぬんだからさ」
「日本人はかかりにくい、って言うから大丈夫だって」
もし。あなたの周囲(ご家庭や職場、学校等)で
このような発言をしたり、あからさまに上記の
ような態度を取ったりされてる方がいたら。
この時期、本気で反省してほしいです。
(カウンセリングの現場に立つ者としてのお願いです)
アダルトチルドレン(AC)や
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)に
悩まれている方は、特にこの時期、
とてもナーバスになっておられる方が多いのです。
そういう方に上記のような言葉を掛けるだけでも
十分な「ハラスメント行為」となります。
これから先、緊急事態宣言の解除がどんどん進むと
それに伴い「解除になったんだから」という
【解除ハラスメント】が横行する危険性があります。
今日は
- 『解除ハラスメント』とは何か
- どういう言葉や態度が『解除ハラスメント』につながるのか
- 『解除ハラスメント』に対する実際の相談事例
- 『解除ハラスメント』に対する向き合い方
についてお伝えしていきます。
【関連記事】
『解除ハラスメント』とは何か
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『解除ハラスメント』とは何か
今、とても神経質になられている方が多い時期。
それをバカにするような軽々しい発言をする人が
出てくる可能性があります。
(実際すでにカウンセリングの現場では
少なくない数のご相談や愚痴まじりの嘆きを
耳にする機会が増えています)
それが上司だったり先輩だったりすると大変。
まるで「気にしてる方が悪い」かのような扱いを
受けてしまいかねません。
こういう
「解除されたんだから」を枕詞(まくらことば)に使って
そのあとに
- 気にするな
- 働け
- 努力しろ・頑張れ
- 今まで通り(昔と同じように)しろ
- 付き合え・交流しろ・断るな
このような態度を取る人がいたら、それはもう
言い逃れができないレベルの
「解除ハラスメント」と考えていいと思っています。
どういう言葉や態度が『解除ハラスメント』につながるのか
![どういう言葉や態度が『解除ハラスメント』につながるのか](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/4129456_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
どういう言葉や態度が『解除ハラスメント』につながるのか
どういう言葉や態度が
『解除ハラスメント』につながるのか?
一例を挙げてみますと
- テーブルや備品を拭いている社員に「気にしすぎだよ」と言う
- 「備品のアルコールが残り少ないからあまり使いすぎないでね」と言われた
- 未だに紙ベースでの仕事のやり方を改善しようとしない
- 今まで通り、受話器やペンを普通に渡してくる
- 今まで通りボディタッチをしてきたり、私物に触れてきたりする
- 「気にするのもいいけど、それくらい売上も気にしてくれたらなぁ(笑)」
- 「今急いで帰ったってさぁ、かえって満員電車で大変だよ(だから残業して)」
- 「せっかく解除されたんだしさぁ。いつ飲みに行く?」
- 「日本人はコロナになった人少ないって言うから」「BCG打ってりゃ大丈夫って聞いたよ」と、エビデンスが確証されていないことを「だから大丈夫」であるかのように言い出す
- 「気にするのはわかるけど」と前置きしつつも最終的には「気にするな」と言ってくる
- 席を立つ度に「また手洗い?」
- 「それだけ手を洗ってたら荒れたりしない?」
- 「○○さんの部屋って、キレイに磨き上げてピッカピカなんだろうな〜(笑)」
- 「潔癖症みたい」
- 「職場で2m離れてたって、彼(彼女)とはもっと近づいてるんでしょ?」
- 「彼(彼女)と外食してるなら、飲み会だっておんなじじゃん」
こんな言動をとった瞬間、『解除ハラスメント』が
立派に成立してるということを忘れてはなりません。
あまりにもエチケットがなっていない人も
また、一部では
「あまりにもエチケットの感覚が欠如している社員」や
「一緒にいて気持ち悪くなる人」の存在がいることを
不快に感じ、相談してこられる方もおられます。
例えばこんな感じです。
- 息苦しいからか「鼻マスク」「あごマスク」が常態化している人がいる
- 手洗いをしている様子がない人がいる
- マスクの有無に関わらず、平気で距離を詰めて話してくる
- 咳やくしゃみが(連続的に)出てしまうとき、席を立とうとしない
- 咳やくしゃみを手のひらで受けて、そのままペンや書類、PCやスマホ等を操作している人がいる
- 服が毎日同じ。洗濯している様子がない
- 鼻をかんだティッシュをそのままゴミ箱に捨てる(今はナイロン袋に入れて口を縛るべき)
- その人が使ったあとのキーボードやマウスが油(皮脂)まみれ
- 咳や微熱があっても「あ、自分は大丈夫です」と根拠のない主張をしてくる
こういう人が1人でもいると、職場環境は途端に
雰囲気の悪いものになります。
特にACやHSPに悩んでおられる方は今、
今まで以上にセンシティブになっておられます。
今こそ「そういう態度はもう今の時代に合わない」と
しっかり伝えられるTOP(リーダー)の存在が不可欠
なのだと考えています。
『解除ハラスメント』に対する実際の相談事例
中には(営業マンのクライアントさんから聞いた話ですが)
「今はまだ自宅に人がいる可能性が高い。
こういうときこそどんどん訪問して、
バンバンちらし撒いてこい!」
と上司に毎日言われて参ってしまってる、というご相談や、
「お客さまが望まれたので、テレワークでの商談を
してたら、上司が「そんなの営業とは言わない」
「それで本当に契約が取れるのかねぇ」と
いやみったらしく言われた」
という愚痴も聴きます。
(その方はしっかりとテレワークで受注をいただけたそうです)
『解除ハラスメント』に対する向き合い方
![『解除ハラスメント』に対する向き合い方](https://i0.wp.com/ac-counseling-osaka.net/site/wp-content/uploads/2020/05/4054659_s.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
『解除ハラスメント』に対する向き合い方
今まで、緊急事態宣言に対応し、出社等を控えていた方が
今回の緊急事態宣言解除に伴い、出社することになった場合、
きっとそれだけで体調が良くない感じがする方もおられると思います。
まだ身体も心も本調子にならず、かつ
新型コロナウイルスに対する不安が完全には消えていない現状に、
まるで
【地雷原を全力疾走で駆け抜けさせられてる恐怖感】
のようなものを感じている方も少なくないはず。
こういうときこそ、企業や学校は
この状況下で集ってくれる人たちに対して、十分な
メンタルケアをする必要があると感じています。
全員で声をあげられる環境を
一部の心無い上司などによって
「気にしすぎだ」「気にするヒマがあったら」
的な発言が繰り返される可能性があります。
今、この状況において、このような発言は
「解除ハラスメント」であると、全員が認識し、
会社へ訴えていく必要があると考えています。
会社側も社員へのメンタルケアを
また、会社側も社員に
- 今出社してくれていることへの感謝
- 気になることは飲み込まずに言ってもらえるよう促す
- 場合によっては一時的な配置転換等の配慮
- 意見を出しても昇進等には影響がないことを明言
- 会社としてのメンタルケアの支援
これらを行っていく必要もあるのではないかと考えています。
「そんな余裕はない」とおっしゃる経営者の方も
おられるかも知れませんが、
大切な社員が減ってしまったり、
仕事のパフォーマンスが落ちてしまったりする
リスクを考えれば、そうは言っていられないと思っています。
- 社員に対するメンタルケアの実施
- 社内での徹底した除菌化
- 安全管理措置の再度の見直し
に含め
- 解除ハラスメントを許さない姿勢
を、しっかりと社内に徹底していただけるよう
ご尽力いただきたい、と考えています。