ACの親は「愛」と「不安」の区別がつかない
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結果的に子をアダルトチルドレン化してしまう養育者は
子どもの「興味」を、自分の「不安」で潰してしまいがち。
「これやりたい」→「ダメダメ。危ないでしょ」
「これ面白そう」→「失敗したらどうするの?」
「だってみんなやってるよ」→「みんなとウチは違うの。ダメったらダメ」
「将来はYoutuberになりたい」→「お願いだからもっと真面目に考えて」
「じゃぁ…将来はお医者さんになりたいです」→「そうよ!それでいいの!頑張ってね」
あなたのご家庭では、このような会話が繰り返されてなかったでしょうか?
子どもの「夢」が「想定外」なら潰そうとする親
子どもがやりたがることが
親の想定外だった場合。
あれこれ理由をつけて、結局子どもにさせないでおこうとする親は意外と多いもの。
- そんなの危ないからダメ
- 成功するのは一握りだからダメ
- ものすごくお金がかかるからウチでは無理
- あなたに向いてないと思うからダメ
- ダメったらダメ。とにかくダメ
逆に、子どもの望んだことが「親の希望と合致するもの」だった場合、
親は手放しで喜び、ひたすらそれを継続させようとしがちです。
- まぁ!それは良いわね。頑張りましょう!
- ママもパパもあなたが〇〇になるのが夢だったの。楽しみ〜♪
でも子どもが途中で壁にぶつかったり、興味を失おうものなら
- 〇〇の夢はどうなったの?あなた「なりたい」って言ったでしょ?
- ここまでどれだけお金が掛かったと思ってるの?ホントわがままね
- あなたは本当に続かない子。がっかり。
- 今度あなたが何かを言ってきても(ダメな子には)叶えてあげないから
のような「仕打ち」を与えてしまいます。
親の興味のない(または知らないだけの)ことには「やめておけ」
親の夢を叶えることには「頑張れ!」と積極的になるけれど
子どもが途中で挫折していると、その上から追い打ちをかけてしまう…。
そのうち、子どもは「夢を語る」ことを諦めてしまうのです。
ではなぜこんなことが起こるのでしょう?
親は自分の「不安」と「愛」との区別がつかない
意識的か無意識的かに関わらず、子どもをAC化してしまう親御さんの多くが
「自分の不安を「愛」だと勘違いしている」
という傾向があると私は考えています。
本当は自分が不安だから、自信がないから子どもにトライさせなかったことを
「これもあの子を愛すればこそ」
と理由付けして、安心している場合が少なくないのです。
- 英会話教室には通わせるけれど、海外留学やホームステイには反対する
- バレエや器械体操には積極的だけど、HIPHOPには良い顔をしない
- 新しい横文字の仕事(自分のよく知らないもの)に理解を示さない(Youtuber、ティックトッカー、プログラマー、インフルエンサー等)
- 失敗する確率がありそうなものは、最初から大反対する
- 小さな失敗で大騒ぎする
これらのことは、ただ単に
- 親が自分の不安を制御できないだけであり
- 過度に失敗を恐れる自分の恐怖感や不安感を制御できないだけであり
- 親自身が「チャレンジする」という姿勢を失っているに過ぎない
ということなのです。
でも、こうやって、子どものチャレンジや失敗を奪った親は
- あなたのためを思って
- あなたを愛しているから
と思い込み、そしてそれを伝えて正当化してしまいがち。
でもこれは、間違っています。
子のチャレンジを見守るために
子のチャレンジを見守るために、親がまずやることは
「仮に失敗しても「その失敗経験こそが学びになる」と信じる」ことと
「自分の不安感は自分で克服すべきもので、子どもにかぶせない」と決めること
がとても大切です。
「そんなことを言って、子どもが怪我しちゃったらどうするんですか?!」
と極端に恐れてしまう親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、
むしろ
- 幼い頃からのチャレンジを奪っておいて
- 何か失敗する度に「あなたは続かない」「根性がない」「無駄になった」と言っておきながら
- 大人になってから急に「もう〇〇歳になったんだからあとは自己責任でやりなさい」とか
- 「もういい歳なのにそれぐらいできなくてどうする!」と、やらせてないのに叱りつける
という方が危険なのです。
お子さんがかわいいのは100も承知です。
失敗させたくない、というのは親として当然の感情でしょう。
ですが、それを「愛してるから」と、理由をすり替えて
自分の不安に基づいた行動を続けさせてしまうと、
やがて子どもはAC化していってしまうのです。
子育て中の親御さんに自覚してほしいこと
子育て中の親御さんに自問自答してほしいことは
- 今の気持ち、そして判断は「愛」なのか「不安」なのか?
- もしそれが「愛」だと思うなら、その愛は「先回りして失敗を摘み取った愛」か、それとも「失敗経験をたくさん積むことでチャレンジすることに抵抗感が無くなっていくための愛」なのか?
(ちなみに「先回りして失敗を摘み取った」ことを「愛」だと思っているなら、それは「愛」と「不安」を混同している証拠です) - 親が知らないことを子が知っていたとき、無意識に「つまらんこと」「意味がないこと」「危険なこと」「知らなくても生きていける余計なこと」などと判断したり、なぜかイライラしたりしていないか?
- 子どもの夢を否定したとき「お前はまだ幼い」だとか「おとなになればわかる」「現実を見ろ」などと言っていないか?
これらのことを自問自答するようにすれば、今までどれくらい子どもの可能性を無意識に摘んできたかに気づく人がいるかも知れません。
最初の「これは「愛」か「不安」か?」を問うだけでもいろいろと変化が始まるはず。
是非試してみてくださいね。
◇ ◇ ◇
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